世界日報:五輪招致の結果に対し、民衆の反応はまちまち
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   世界日報メキシコの7月13日の報道によると、中国が初めてオリンピックの主催権を勝ち取ったことに対し、さまざまな話題がでた。北京五輪招致の支持者達がこの朗報を知った後の喜びは言うまでもなく、そのほかの民衆の反応はまちまちであるという。 

   北京招致の結果は華人だけではなく、全世界の関心を集めている。メキシコの主なメディアは13日午前10時ごろ、北京がオリンピックの主催権を勝ち取ったことを直ちに報道した。多くのテレビ番組は午前中このことを話題にし、人権問題の議論を展開した。中国がオリンピックを主催することは中国の人権問題を改善する方向へ促進できると言う意見もあれば、反対する意見もある。ある観衆は「中国大陸はこれで変わると思う人がいますが、それは中国のことをあまりにも理解していません」と公言した。中国大陸の五輪の支出によって中米間の貿易の赤字が拡大するのでは、と心配している人もいる。 

   台湾からの華人も五輪招致の結果に注意を払っている。黄偉悌さんは「北京五輪招致の結果は、中国、米国、台湾に受益させたと思う。中国はもちろん、オリンピックのおかげで巨大な商機、国際地位の上昇をもたらすに違いない。台湾もこれから7年間の間は安心できるでしょう。なぜならば、中国は主催権を取り消される可能性を冒すまで台湾へ軍事方面の進撃はしないからです。また米国の方では、「ダラスの2012年オリンピック主催権の取得率は高くなった」と発言した。 

   一方、台湾の戴洪竈さんは「北京政権を判断するには、普通の考え方ではできない。江沢民はニュースの自由、言論の自由などを開放することに承諾したが、オリンピックはあらゆる問題を解決できる万能薬ではないし、強制する力も持ってない。北京当局は言ったことを必ず実行してほしい」と述べ、「歴史を見れば、中国大陸が約束を守らない時は多いが、オリンピックを計画し始める中国は、台湾に武装攻撃をする可能性は低くなるだろう」と言った。 

   近頃常に外界が中国大陸の人権状況を攻撃する時に使われる法輪功は、13日午後、メキシコの学習者が領事館の前で「緊急に迫害されている学習者を救援しよう」というタイトルの記者会見を開く予定だったが、領事館内で開かれた五輪招致の勝利祝賀会にぶつかった。立場の違う双方は口論が発生し、最後には警察が出て解決した。法輪功は「北京五輪招致の議題に対し立場はないので、北京が指摘した「すべてを破壊する」ことまではなおさらしないと発言した。北京が7年後のオリンピック主催権を勝ち取ったことに対し、法輪功学習者は江沢民が人権改善の承諾を実現し、法輪功の学習者への迫害を停止することを望み、全世界の人権団体、善良な民衆が中国の人権状況を一緒に監視できるよう呼びかけている。 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2001/7/15/13435.html)     更新日付:2011年10月3日
 
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