VOAの2001年7月19日の報道−中国政府が法輪功を弾圧して2周年の際に、世界各地の法輪功メンバーがアメリカの首都ワシントンにどっと集まって、大規模な平和な行進を行って、記者会見を開いた。アメリカ国会両院の多くの議員が記者会見に参加して、法輪功学習者の行動を応援した。
木曜日の朝10時半頃、2000名以上の法輪功学習者と法輪功支持者がワシントンの記念碑から出発して、アメリカ国会に向かって行進した。今回のワシントン地区活動の組織者である聶森は、今度の活動は「720」(七月二十日のこと)中国が法輪功を弾圧してから2周年になったことを記念するためで、目的はアメリカ政府と社会の各界に、法輪功に対する関心を引き起こすことにあると言った。聶森はまた、「先週の数字では255名の法輪功同修が虐待されて死に至った。1000名以上の共に法輪功を修煉する仲間が健康であるにも関わらず精神病院に閉じ込められて精神病患者扱いされていて、また、5000人以上の人が強制労働矯正所に監禁されて、3年前後の懲役判決を受けた。かつて拘禁されたことのある人数はすでに5,6万人を上回った。」と語った。
法輪功の行進行列は非常に静かで、多くの学習者は白衣を着て、胸の前に白い花をつけている。先頭を歩く2人の学習者が巨大な「念」という字を書いてある花輪を持ち上げながら行進している。続いて数十人の学習者がそれぞれ死者の生前の写真をささげ持っていた。残りの学習者がスローガンを挙げて、上には「真善忍」「緊急に中国で迫害を受けている法輪功学習者に救援の手を」などを書いてある。
アメリカの数名の議員が法輪功を支持する
木曜日の集会に参加する人は世界の各地からやって来ている。影響力を拡大するために、アメリカ国内の一部分の学習者はまた長い旅の苦労をして、ある人はニューヨーク、ボストンから歩いてきて、ある人はフロリダ州から自転車に乗ってワシントンにやってきた。73歳の陳奥さんはニューヨークから歩いてワシントンに到着した。陳奥さんは「私達は道中7つの州を歩いた。ニューヨークからワシントンまで250マイルで、道中普及にアメリカの大衆に向って真相を説明した。私達は多くの資料を配り、また多くのメディアと会見した。これは全て自分でやろうと思ったことであって、誰かの指示でこのようにしているのではなく、自費でやっている。旅の途中、学習者の家が近くに有るときには、そこで1晩休ませてもらい、ないときには旅館で泊まった。」
記者会見はアメリカ国会ビル西の芝生の上で開かれた。発言したのは、民主、共和両党の数名の議員、今度の活動を主催する自由の家などの機関の責任者、また何人かの自らあるいは身内に迫害を受けた者がいる法輪功学習者である。もとは広州で働いた李明さんは法輪功を修錬するために、拘禁されただけではなく、その上自分の幸せな家庭を失った。彼女は言う。「私はもともと幸せな家庭を持って、子供の母で、人の妻で、服装デザイナーという立派な職業があった。99年江沢民が法輪功を弾圧してからこれら全てを失った。私が信条を堅持ので、彼らは何度も私を拘禁して、毎日私に15から16時間までの苦役労働を強制した。マクドナルドのおもちゃと韓国に輸出する祝日の電球などを作らされた。もししなければ、警官は拘禁中の犯人を指図して私を殴させた。たとえ私を打ち殺しても自殺として処理するのである。彼らは何度も私を洗脳クラスに誘拐して、精神的な虐待を行った。その中では私に寝かせずに、法輪功と決別する保証書を書くように強いた。彼らは毎日毎晩私に寝かさず強いていた。だから私は絶食して請願した。」李明さんは言う、彼女の夫は法輪功をやっておらず、その上中国共産党の党員なので、上級の指導者と公安部門の圧力を受けて、ついに夫と会社のリーダーは、李明さんに家庭と法輪功のどちらかを選ばせた。李明さんが両方も放棄したくないと表明した後に、裁判所は彼女が欠席した情況の下で離婚を判定し、子供と家は夫に与える判決を下した。李明さんは最後に善意の人の助けによって、やっとアメリカに来られた。
法輪功学習者が迫害を受けた経歴を訴える
別の一人の法輪功学習者である陳纓さんが1988年にアメリカへ来て、両親と弟の影響の下で法輪功を修錬し始めた。彼女は、法輪功が国内で弾圧されてから、彼の弟陳剛さんはいつも理由がなくて拘禁され、また集団訓練クラスへ送り込まれたと言った。「去年6月25日、夜中の1時に、突然17、18人の警官が私達の家に来て、少しの前触れもなく私の弟とお母さんを逮捕した。初めは召喚して審問すると言ったが、しかしお母さんは30日間拘留された。弟は後から北京近郊地区の団河強制労動矯正所に送り込まれた。そこでは手紙を書くこと、電話をかけることを許されなかった。後から他の人から聞いたのだが、洗脳を拒絶する全ての人は、絶えず苦しめられ続けたのだそうだ。私の弟はかつて連続10何日間寝かされなかった。それから今年4月に、彼は7,8人にめった打ちされた。まずしっかりと彼を縛って、頭と足を一緒に縛って、二つ折りにしてから殴ったり蹴ったりされ、最後にベッドの下に放り投げられた」
記者会見で、フロリダ州選出のロス・レティネン下院議員はこう言った。「法輪功の唯一の罪状は彼らの信条に追随することを望んで、抑圧を受けない、脅しを受けないことにある。私は昨晩すでに正式に188号提案を提出しており、下院30数名の議員は一致して中国政府が法輪功に対しての迫害を停止するように求めている。」
イリノイ州選出のダービン上院議員は去年かつて上院で議案を出して、中国政府が法輪功に対しての弾圧を厳しく非難した。彼は「中国政府は貿易の領域内で他国と対等にふるまうことを求めて、平等に競争することを求めて、オリンピックを主催すると主張した。中国が他国と対等にふるまいたいのならば、まず中国人は制限を受けずに宗教の自由を行使する権利があることを証明しなければならない。」と言った。また、彼はすでに共和党のブラウンバック上院議員の支持を得て、上院で両党が共に支持する決議案を提出することを用意して、再度中国政府が法輪功への弾圧を厳しく非難すると言った。
今度の活動の組織者は、明日はさらに多くの人がやってきて、アメリカのホワイトハウスから中国の駐米公使館に向かって行進して行き、土曜日にはまた煉功交流会を開くと記者に伝えた。しかし妨害する人がいるかもしれないので、現在まだ会議の場所を公表していない。
(English: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2001/7/24/12499.html) 更新日付:2011年9月30日