【明慧日本2020年10月25日】(オーストラリア=明慧記者)「大法は洪く伝わり、聞いた人はこれを尋ね、得た人はこれを喜び、修める人は日をもって多くなり、その数は計ることができません」。これは法輪大法の創始者・李洪志師父の著作・『精進要旨』「師を拝む」の冒頭の言葉です。法輪大法が世界各地に広まり、オーストラリアの地で「真・善・忍」の福音が人々に恩恵をもたらしました。二十数年来、時期は違えど、メルボルンで、法輪大法の道を歩み始め、師父の教えから人生の真諦を悟った大法弟子は、年齢に関係なく、心身ともに浄化され、善良に回帰し、新しい人生を切り開いています。更に、大法弟子の家族も法輪大法の素晴らしさを目の当たりにしています。
ここで、オーストラリアにいる3人の華人大法弟子の修煉物語を紹介します。
大法を修煉し一家全員が恩恵を受ける
北京から移住してきた李さんは二十年来、妻・ジェニーさんとメルボルンで小さな商売をしてきました。李さんには娘と息子がいます。子供たちは優秀で相次いでメルボルンの有名大学に進学しました。娘は法律を専攻し、修士を卒業してからやりたい仕事を見つけました。李さんは「これらのことはすべて、2007年に『轉法輪』を読んだおかげです」と話しました。
2018年元旦、天国楽団で香港の法輪大法新年祝賀活動に参加した李さん親子 |
李さんと妻は1989年6月4日の学生運動を経験しました。運動の1日目のデモから最後の中国共産党(以下、中共)政権によって武力弾圧された日までの全過程を目の当たりにしました。その日、北京で響く銃撃の音で李さん夫婦は目が覚めました。その2年後に李さん夫婦はメルボルンに移住し、1999年から、李さん夫婦は小さなファストフードのレストラン経営を始めました。
しかし、李さんは子供の頃、くる病になったことがあり、腰を損傷しやすい状態でした。ある日、仕事中に腰を捻挫した李さんは、その場で立つことができず、横になることしかできなかったのです。その後、耐えられない痛みのため、直立して立つことができず、体を歪めて歩いていました。李さんは「マッサージ、鍼灸、ギプス、カッピングなどの治療を漢方病院で3カ月続けましたが、効果はあまりなかったのです。仕方なく、腰を治すため、理学療法や整骨マッサージなど、西洋医学を試し始めました。確かに効果はありましたが、良くなったり悪くなったりの繰り返しでした」と話しました。しかし、店の仕事は、荷物の搬送、油の交換など、ほとんど肉体労働です。それは男性がやるべき仕事ですが、腰痛の李さんはできず、妻のジェニーさんがやるしかなかったのです。そのため、生活上の重荷からジェニーさんは心身ともに疲れ果てました。
「当時、娘がまだ幼くて、妻は妊娠していました。私は、悲しみに満ちた妻の目を見るたびに人生に深く絶望し、無力さを感じました。ある日、整骨師が私に、今日から5キロ以上のものを持ち上げてはいけないと言いました。簡単な一言でしたが、私にとっては大きな精神的圧力になりました。これから、どうやって生きて行けば良いのでしょうか?」
「それに、私は頻繁に起こる頭痛に悩まされていました。頭痛がどれほどひどいかというと、普通の人は、鎮痛剤のパナドールを飲めばいいのですが、私はパナデイン(パナドールより強い鎮痛剤)を飲まなければならず、しかも、普通の人が1錠飲むのに対し、私は2錠飲まなければ効果がなく、自宅や店に常に置いていました。とても苦しんでいた私はいつも、喫煙して苦痛をやわらげていました」
辛い日々を耐え続けて2007年になり、生活の重圧と病気で、1日1箱のタバコを吸わなければならなくなった李さんは不眠症になってしまいました。李さんは「以前、腰痛や頭痛のとき、薬を飲んで耐え、夜に横になればぐっすり寝ることができましたが、不眠症になってからは、もう我慢の限界になってしまったのです」と話しました。
そのとき、李さんに運命の機縁が訪れました。李さんは『轉法輪』を見つけたのです。
「本の1ページから読み始め、一晩中寝ずに一気に読み終えました。翌日、『大紀元時報』に載っていた煉功点の連絡先に電話をしました。それから、煉功点に行き、功法を学び始めました」
「学び始めてから3日目、夜に第二功法を煉っているとき、腰のところを2回突かれたのを感じ、2回とも前に一歩出ました。それ以来、腰に問題が二度と起こらなくなりました。数日後には頭痛も消えていたのです! まっすぐに立つことができ、軽やかになりました。それから、一日中仕事をしていても疲れを感じないし、芋を50キロ入れた袋を肩に担ぐことができました」
「本当に奇跡です! 私は生まれ変わったような気持ちで希望に満ち溢れました。私たち家族は師父と大法に言葉では表現できないほど感謝しています」
李さんはいつも、「真・善・忍」の原則で自分を要求し、ますます優しくなり、修煉者であるべき行動をし、家族から尊敬を得ました。そして、2014年にはジェニーさんも大法修煉の道に入ったのです!
李さんとジェニーさんのお手本の下、「真・善・忍」は子供たちの心に深く根付きました。子供たちは勉強に励み、ゲームなどの悪い習慣に染められませんでした。娘は大学卒業後、9万豪ドルの全額奨学金を得て、メルボルン大学で法律を学ぶ修士課程に進み、優秀な成績で卒業しました。息子も優秀な成績でメルボルン大学に進学しました。
李さんと息子は余暇に、天国楽団のリハーサルに参加し、可能な限り、オーストラリアや世界各地の法輪大法の集会とパレードに参加し、世界に法輪大法の福音を伝えています。
幸せで円満な李さん一家は友人や親戚、取引先の人からよく羨ましがられています。
両親に一番心配をかけた末っ子が頼もしくなった
黎さんは、小さいころに家族と一緒にオーストラリアに移民した東ティモールの華人で、十数人の兄弟がいる大家族の末っ子です。
二十歳の頃、黎さんはギャンブルに溺れたため、多額の借金を背負ってしまいました。「金を借りられることを恐れて、友人や家族はみんな私を避けていました。ギャンブル依存症になってしまった私はどんな方法でもギャンブルを止められなかったため、人生に希望が持てず、タバコと酒で自分を麻痺させた日々を送っていました。若くしてこのままでは自分をダメにしてしまうと、私のことを見ていた友人は、私に法輪大法を紹介してくれました。 当時、本当に絶望していたので、試しにやってみようと思ったのが1996年のことでした」
「しかし、思いもよらず、功法を学び始めた途端、ギャンブルのことをきっぱり忘れ、ギャンブルをあっさり手放しました。その後、タバコや酒もやめ、少しずつ悪い習慣を全部捨てました」
それから、黎さんは法輪大法の「真・善・忍」を基準に自分を律し、家族の中でも良い人だと認められたのです。「多くの兄弟の中で、両親は一番私のことを心配していましたが、法輪大法を学んでから、私のことは一番安心して信頼できる子供になったと言っていました」
「その後、妻と知り合い、美しく優しい妻は6人の息子を産んでくれました。現在、私たち夫婦は『真・善・忍』を原則として子供達を育て、学校へ通う子供達は皆、成績優秀です」
黎さん一家 |
『轉法輪』を読む黎さんの息子たち |
黎さんは「私たち兄弟は11人いて、両親は私との同居が一番好きでした。ですから、父が亡くなった後、母は亡くなるまでずっと私達と一緒に暮らしていました。私が法輪大法を修煉するようになってからは、自分の悪い習慣を断ち切りました。甥に法輪大法を紹介し、甥も法輪大法の修煉に入りました。戦時中に東ティモールで育ち、幼い頃に学校に行けなかった私は、中国語はもちろん話せず、字も読めなかったのです。しかし、法輪大法を学んだ後、最初は、中国語の『轉法輪』を読むのは難しかったのですが、なんと暫くして読めるようになり、だんだんと中国語も話せるようになったのです! このことが家族に大法の素晴らしさを実感させたのです」
黎さんは家族経営の会社で仕事をしていて、家のことは全部妻がやっています。大変なのは言うまでもありませんが、心の中に大法があり、一家は幸せに暮らしています。
40代の黎さんは最後に、「法輪大法を修煉しなければ、今の私があるのは不可能であり、当然、この幸せで楽しい家族を持つことも不可能であることは、明らかです。 私はすべての人が、中共の嘘や一方的な話を聞くだけでなく、法輪大法の素晴らしさを聞いてほしいのです」と話しました。
「大法は私だけでなく、我が家を救った」
2014年に家族と団欒するため、オーストラリアにやってきた中国出身の程さん(女性)は、「娘の家族を全面的に応援し、自分の幸せな老後を過ごそう」と計画していました。しかし、2015年9月、当時53歳だった程さんは、急に関節痛や倦怠感で体調を崩してしまいました。すぐに自宅近くの漢方病院に駆け付けましたが、2カ月漢方薬を飲んでも改善が見られなかったのです。そのため、メルボルンのチャイナタウンにある有名な漢方医を訪ね、治療を依頼したところ、全身性エリテマトーデス(播種性紅斑性狼瘡)にかかっていることが判明しました。
「病名を聞いた途端、茫然自失のように感じたのを覚えています。その漢方医から、この病気は治すのはとても難しく、もう仕事を辞め、家に帰って休みなさいと言われました。それを聞いて本当に倒れそうになりました。突然の不幸で、家族たちが普通の生活、仕事をすることができない窮地に立たされました。私は絶望しながら、諦めきれなかったのです。その後、とりあえず中国に帰って、漢方治療を受けてみようと家族たちと話し合って決めました」
夫に付き添われて、程さんは北京の有名な専門病院に入院し、治療を受けました。病院で処方された伝統的な漢方薬をオーストラリアに持って行くことが許されなかったため、治療のために1年近く中国に滞在することになりました。病状はコントロールされていたものの、家の貯金をすべて使い果たしてしまい、医師からは「根治はできない。今の状態でコントロールするしかない」と言われました。
2016年末、程さんはオーストラリアに戻って、自分の病気に関する情報や民間療法など、いろいろ探しました。幸いなことに、法輪大法のことを目にして、法輪大法が病気治療に素晴らしい効果があり、法輪大法を学んでから奇跡的に病気が全治したという記事を読みました。しかも、その記事に本当の名前が載っています。中国の有名な歌手・関貴敏さんと、元ハーバード大学の学者で医者として25年間務めた王志遠さんも、いずれも法輪大法を学んだ後、病院では治療できなかった難病が完治できたという例もありました。
それを読んで励まされた程さんは2017年8月末に法輪大法の修煉を始めました。
「約2カ月修煉したところ、私の体に奇跡が現れました。顔のむくみやカサカサだった肌がきれいに治り、全身に力も出てきたと感じ、何でも食べられるようになりました。家で料理したり家事をしたり孫の世話をしたりして、朝から晩まで休憩がなくても、疲れを感じなかったのです。法輪大法を学んでからは、花粉の季節には必ずひどい喘息になる症状もなくなりました。以前、喘息の発作があったとき呼吸困難になって、とても辛かったのです」
「このように、一銭も使わずに、私は奇跡的にすべての病気が治り、完全に回復し、健康になり、仕事にも復帰しました。家族は『法輪大法は素晴らしい』と感激し、喜びました。法輪大法は私と私の家族を救ってくれました!」
「法輪大法を修煉してから、私は『真・善・忍』の基準で物事を行なうべきだとわかりました。以前、家族と喧嘩するのは、普通のことだと思っていましたが、法輪大法を修煉して私は変わりました。家でも仕事場でも、文句を言わずに自分の義務を果たし、問題があればまず自分のよくないところを探すようになりました。同僚に嫌な顔をされても、同じように嫌な顔をせず、一笑に付して、いつも通り親しく接することにしています。同僚たちは私のことを高く評価しているようです」
「以前、中国にいたとき、法輪大法の話を聞いたことがあります。中共の嘘と欺瞞や、法輪功への残酷な迫害を、私は真剣に深く考えず、多くの機縁を逃しました。大法を修煉してから、法輪大法が病気を治し、健康を増進させる奇跡的な効果があること、大法が人の思想と体を浄化する力があること、大法が人々の心を善に向かわせ、道徳を向上させる力があることを目の当たりにして以来、中共の邪悪さがよくわかりました。中国人にはもっと法輪大法の素晴らしさを知ってもらい、中共の嘘に騙されないようにしてほしいのです。法輪大法の修煉はこの世の正しい道です」