自分を傷つけた人を救う
■ 印刷版
 

文/黒竜江省の大法弟子

 【明慧日本2025年1月16日】法輪功学習者の李明さん(仮名)は黒竜江省の中学校教師です。ある同僚に法輪功が迫害されている実態を伝えたため、彼は同僚に通報され、中国共産党(以下、中共)から不当な労働教養を強いられました。労働収容所では法輪功への信念を堅持し、「転向」を拒み続けた彼は、罵りや体罰、殴打、睡眠と食事を奪われ、真冬に裸にされ冷水をかけられるなど、看守と囚人からさまざまな虐待を受けました。たった数カ月で、李さんは生きるか死ぬかの瀬戸際に追い込まれました。労働収容所は彼が所内で死ぬことを恐れて、車で彼を家まで送り返しました。

 李さんの家は田舎にあります。村の人々は皆、彼が労働収容所での拷問によって死にかけ、ベッドに横たわり、何も分からない状態になっていることを知っていました。意識を取り戻すや否や、李さんは法を学び始め、体力が少し回復してから煉功に励みました。数カ月後、彼は死ぬどころか、歩けるようになりました。村の人々は彼に会いに来て、ともに法輪大法の不思議な力を目の当たりにしました。

 この情報が「610弁公室」に伝わり、悪人たちは労働収容所と共謀して、李さんを再び捕らえて拘束し、「転向」させようとしました。その計画を耳にした家族は、李さんをその夜のうちに逃げられるよう手配しました。翌日、警察は無駄足を踏み、李明さんの親族の家の隅々まで捜索しましたが、彼を見つけることはできませんでした。

 家を離れた李さんは、回復したばかりで、体はまだとても弱っていて、どこへ行けばよいかと考えた末、ある同修の家を訪ねました。その同修は不当な判決を言い渡されてまだ刑務所におり、家には年老いた母親しかいません。それでも李さんを受け入れ、面倒をみてくれました。李明さんは学法と煉功を通して、次第に健康を取り戻しました。

 健康を回復した李さんは、かつて自分を迫害した労働収容所の警官らを訪ね、法輪功迫害の実態を伝え、法輪功を迫害することは犯罪であり、もう二度とそのような行為をしないように訴えました。李さんは警官らに大法の不思議な力を見せ、大法弟子の慈悲を感じさせました。心を動かされた警官らは、今後、善良な人々を迫害することには加担しないと約束しました。

 その後、李さんは悪意で自分を通報した元同僚を訪ね、食事を奢りながら、法輪功迫害の実態をさらに詳しく伝え、中共が同僚の心に植え付けた毒素を取り除きました。同僚はついに実態を理解し、涙ながらに謝罪しました。李さんは彼を慰め、「あなたの責任ではありません。あなたも被害者です。あなたが法輪功のことをよく理解し、植え付けられた嘘を取り除き、じきにやってくる大きな災難から逃れて、美しい未来を迎えてほしいと願っているだけです」と伝えました。

 同僚は李さんに深く感謝し、「あなたは私を恨むどころか、私の未来まで考えてくれるなんて、あなたは私の最高の友人です」と言いました。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/1/13/488276.html
 
関連文章