四川省の郭秀英さん 拘留所で3日連続電気ショック受ける
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 【明慧日本2020年11月13日】四川省遂寧(すいねい)市の法輪功学習者・郭秀英さん(60歳女性)は9月11日、警官によって連行され、永興拘留所に入れられた。拘置所で郭さんは3日間連続、警官・蒋波と徐志安に電気ショックなどの拷問を加えられ、健康状態が悪化した。

 中国共産党(以下、中共)当局が法輪功迫害を開始して21年、郭さんは何度も連行されるなどの迫害を受け、心身ともにダメージを受けた。

 9月11日午前、郭さんは市内の泰佳尓陽光城小区の付近で人々に法輪功が迫害されている実態を伝えていた時、私服警官2人に連行された。そのうち1人が携帯電話で富源路派出所に連絡し、警官を呼んで来た。そして、派出所の警官が来て、郭さんに手錠をかけた。抵抗した郭さんは警官に手錠を掴まれて強引にパトカーに入れられた。

 派出所で、郭さんは強制的に身体検査され、所持していたバックも検査された。その後、警官は郭さんを病院に連れていき、武漢肺炎の感染検査をさせた。郭さんは武漢肺炎にかかっていなかったため、警官により即時に、15日間の拘留を伝えられた。拘留証にサインを求められた郭さんは拒否し、警官たちに法輪功迫害の真実を話したが、警官たちは聞く耳を持たなかった。その後、永興拘留所に送られた郭さんは、永興鎮病院で入所の健康診断を受けさせられた。

 拘置所の警官・蒋波は、郭さんの病院の健康診断書を郭さんに見せた。郭さんは診断書に「郭秀英、健康で伝染病なし。正常に話せる」としか書かれていなかったのを見て、サインをした。

 富源路派出所の警官は郭さんを連行したとき、郭さんを引っ張ったり、引きずったりした。そのため、郭さんはぐったりと疲れ、話す力さえなくなった。翌日の朝、郭さんはベッドで横になったまま起き上がれなかった。しかし、警官・徐志安は横になっている郭さんの姿を見て、怒り出し、理由も聞かず、いきなり郭さんをベッドから事務室へ引きずって行き、尋問をした。徐は「昼に寝てはいけない。囚人服を着ろ。朝の整列で自分の番号を当直に報告しろ」などと郭さんに要求した。

 郭さんは自分の体の調子が悪いから起き上がれなかったと徐に説明したが、徐は郭さんに他の拘留者と同じように小さい椅子に座らせ体罰しようとした。郭さんはそれを拒否した。自分の言うことに従わないと怒った徐はすぐ、スタンガンを持ってきて、郭さんの両足と両腕に電気ショックを与えた。疲れ切るまで郭さんに電気ショックを加えた徐は、さらに警官・蒋を呼んできて郭さんへの電気ショックを続けさせた。

酷刑演示:电棍电击

拷問の再現:スタンガンで電気ショックを加えられる

中共体罚示意图:长时间罚坐

拷問のイメージ:長時間にわたって小さい椅子に座らされる

 その後、部屋に戻された郭さんは2日間、小さい椅子に座らせる体罰を受けた。そのため、臀部に耐えがたい痛みが現れた郭さんは朝、痛みで起き上がれず、板ベッドで横になっていたが、警官・蒋と徐はスタンガン2本を持ってきて、板ベッドの上で郭さんに電気ショックを与え、また郭さんをベッドから引っ張り下ろし、続けて電気ショックを与えながら、囚人服を着るよう強要した。郭さんは囚人服の着用を拒否したため、外へ引きずり出され、昼まで手錠をかけられて鉄の欄干に繋がれた。午後も同様の仕打ちを受けた。

 あまりの痛みで郭さんは意識不明になり、失禁した。目が覚めて、濡れたズボンを着替えようとしたが、許されなかった。その間、警官・蒋に強く平手打ちされた。

 翌日、郭さんは更に具合が悪くなり、とても起き上がれる状態ではなかったが、警官に怒られ、「起きろ。囚人服を着て小さい椅子に座れ」と言われた。郭さんは起き上がれなかったため、徐は3本のスタンガンを持ってきた。蒋と徐に、ベッドから引きずり下ろされ、囚人服の着用と小さい椅子に座ることを強いられた。

 しかし、郭さんは屈せず、警官の要求に従わなかった。そのため、警官・蒋と徐は、郭さんを外へ引きずって行き、郭さんの両手を背中に向けて手錠をかけ、鉄の欄干に繋がれたまま、スタンガン3本で電気ショックを与えた。午後になっても、郭さんへの電気ショックの拷問は続けられた。そのため、郭さんは両腕と背中の痛みによって、汗びっしょりになり、意識を失う寸前となった。

 3日目も、警官・蒋と徐は電気ショックで郭さんを苦しめ、郭さんは意識不明になった。

 3日連続電気ショックを加えられた郭さんは体が非常に衰弱して、話す力がなく、フラフラ歩き、ぼんやりしていた。そして、警官2人は郭さんの状況を見て、責任を負うことを恐れたため、やっと郭さんへの拷問を止めた。

 そして、郭さんは無条件で釈放することを要求したが、条件を求められたため、諦めた。郭さんは板ベッドで数日寝込んでいた。

 9月26日、郭さんは拘留満期の日、警官・羅麗に強制的に写真を撮られ、釈放証明書にサインを強要された。郭さんはその釈放証明書には法輪功への誹謗中傷が書かれているとみて、サインを拒否した。その後、夫は郭さんを迎えに来て、名簿に自分の名前を書いただけで、釈放証明書に署名はしなかった。

 中共は歴史上、中国国民に対して凶悪な犯罪をしてきたが、特に善良な心を持っている学習者に対する残忍な迫害は、許されない罪である。2020年、武漢で疫病が発生して、世界に蔓延し、100万人以上の死者を出した。甘粛省やウイグル地区などの夏の吹雪も、いずれも天からの警告だった。現在の中国では、腐敗が横行し、不正が蔓延し、災害が毎年発生している。すべては中共が中華民族にもたらした災難である。国際社会が中共の邪悪さを認識できた今、世界で共産党を全滅させ、全体主義的支配を終わらせ、迫害を終わらせるべきである。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/5/414663.html)
 
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