米国を率いて、共産主義との決戦にいどむトランプ氏(二)
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 【明慧日本2020年11月21日】(前文より)

 深層政府  アメリカ式の共産主義体制と闇勢力

 リンカーン・ウッド氏が「どの木の根元にも」と呼んだのは「深層政府」のことである。ウィキペディアでは、「深層政府(deep state)」とは、政府の官僚、公務員、軍事工業複合体、金融業界、財団、情報機関などにより構成された非選挙集団を指すと説明している。既得権益を守るために、実際に裏で国を操っている国家の中の国家、政府の中の政府を意味している。初期の研究者はそれを影の政府と表現したが、近年、アメリカでは政治学用語として、連邦政府の裏で実際に権力を握っている機構を指している。

 簡単に言えば、民主党の大物、ウォール街の金融プレデター、米国のハイテク・オリガルヒ(寡占資本家)とその政府情報機関、主流メディアの卓越した人物、教育専門学者、ハリウッドスター等の人たちである。彼らは自由社会に根ざした共産主義の後継者であり、巨大な闇資産と腐敗した政治コネクションを持ち、贅沢な生活を送り、アメリカ社会を操る深層の闇勢力である。言い換えれば、彼らはアメリカ社会の共産主義者パワーエリートであり、その背後にいる真のボスは中共である。

 2018年11月、米国スタンフォード大学フーバー研究所は213ページに及ぶ報告書「中国の影響と米国の利益:建設的な警戒の促進」を発表し、中共が米国政府、大学、メディア、シンクタンク、企業、華僑会に完全に潜入し、操作していると警告した。

 報告書では、一部の法輪功のメディアを除いて、『世界日報』、『明報』、『僑報』、『文学城』、『国際日報』、『ヨーロッパ聯合週刊』などの伝統メディアとネットメディアはすべて例外なく、中共の統一戦線の支配を受けていると指摘した。海外の中国語メディア、中国語学校、中共を支持する華人団体は、中共の海外「統一戦線工作」の「三つの宝」であり、海外の中国語メディアが中共の代弁者となることや、海外で柔軟な洗脳を実施することを確保している。報告書はまた、米国会が年間2億ドルを出費するVOAでさえ、中共大使館のメンバーと定期的に会談し、米国社会の中共メディアになったことを明らかにした。

 2020年7月、フーバー研究所の白書「中国の物語:国際世論を形作る中共のキャンペーン」が出版された。白書は、中共がテーブルの表と裏の宣伝活動を同時に行い、新華社、CCTV、中国CGTN (TVチャンネル)、『人民日報』、『環球時報』、『中国日報』、人民サイト等ほとんどがソーシャルメディアのTwitter、Facebook、 YouTube 、Instagramに公開アカウントを持ち、数万人から1億人以上のフォロワーを持つことを明らかにした。

 中共はこれらのソーシャルメディアが海外の違法サイトであると、国内の国民に伝えている。テーブルの表では、中共は大金を惜しまず、その価値観を国際社会に広めようとしている。同時に、テーブルの裏では、大量のネット世論誘導集団が動画やコメントを通して、中共が必要とする世論環境を作っている。両方が同調し合って、自由なメディア環境の中で国際社会を惑わしている。中共は余力を残さず武漢肺炎のウイルスに関する事実を変えようとしたため、国際社会の注目と嫌悪感を集めた。

 そのほかに、中共は多額の賄賂で民主党の大物を買収している。中共の諜報機関は、中共がヒラリー氏に8,000万ドルを渡したことがあり、何でも言いなりにしてくれると言いふらした。選挙前のバイデンハードディスク疑惑事件は、バイデン氏の家族が中共と複雑に絡み合う関係を世界に示した。

 元ホワイトハウス首席戦略官バノン氏は「ジョー・バイデンは詐欺師です。中共の現金の前で妥協しました。要するに、彼は国の安全保障上の危機人物です。ハードドライブ上の電子メールやメッセージからは、中共が管理する企業に大きく関与していることが分かります。さらに、麻薬使用と堕落した生活を示す25,000枚の画像があります。勤勉なアメリカ人は、このような人物にホワイトハウスに近づいてほしくないのです。バイデンに近づくために現金と株式を与え、(ヘンリーは)彼らに利益を与え、現金だけではなく彼らが好む麻薬、堕落も与えています。中共、ロシア、イラン革命防衛隊は、バイデンとその息子たちが、それを売っていることを知っています」と指摘した。

 希望の声ラジオは、バイデン氏が中共の3代の指導者と直接接触したことがあると報じた。バイデン氏は1979年に訪中し、鄧小平と会談した。2001年8月には江沢民と会見し、11月には国会で投票し中共のWTO加盟を支持した。2011年8月には習近平と会談した。2012年2月、バイデン氏の息子ハンター氏は、米国のエネルギー新興企業に12.5億ドルの中共投資を獲得した。2013年12月、ハンター氏は中共と共同で「渤海華美株式投資ファンド会社」を設立し、中共は15億ドルの資金を調達した。

 「ハードドライブ疑惑」事件は、米上院の調査で、バイデン氏が中共の華信エネルギー社から受け取った諮問料は、わずか1年で4,790,375.25ドル(約5億円)に達したと報告されている。バイデン氏の息子と婿も中国企業に関わっていたという。

 米国の2020年大統領選挙では、左派メディアが先頭に立って報道している。深層政府の系統的な操作詐欺事件は、政府と各階層の実権力者の介入がなければ、それを達成することは不可能である。泥棒の窃盗でも1人が盗み、1人が見張りをするのに、このような大規模な不正行為は、その背後にどれほどの悪勢力があるのだろうか? 中共が腐敗官僚を取り締まるなどの内部紛争はあるが、これらの巨大な腐敗官僚の背後に誰がいるのか、と国民は問い詰めたくなるのだ。自由と民主主義の象徴であるアメリカは、中共の官僚主義、権威主義、捏造、手段を選ばないなどのやり方をどうやって学んできたのだろうか。

 民主、自由、人権、信仰、法制立国のアメリカ合衆国はどこへ向かうのだろうか。 歴史の分岐点で、偉大なアメリカの国民は神に見捨てられることなく、ドナルド・トランプ氏が現れた。全てに必然的な展開があると信じている。

 「私はあなた達のために矢を浴び、これは私の光栄である」

 左派メディアがトランプ氏に対する中傷を1日もやめたことがないのは、トランプ氏が大統領だからではなく、トランプ氏が彼らの利益を動かしたからである。トランプ氏はアメリカを再び偉大な国にすることを誓い、ワシントンの膿を出し切る最終段階に入っている。

 2016年の選挙演説で、トランプ氏は「今回の選挙で、我々の国家が自由な国であるか、それとも民主主義に見えるだけで、実際には世界的な少数の特殊利権集団に支配されているかが決まります。しかし、我々の制度はすでに操られていました。これが現実です。あなたは知っていますし、彼らも知っています。私はそれを知っており、世界中がそれを知っています。この権力構造の中心にいるのがクリントンマシンです。ヒラリーは国際銀行と密かに会談し、アメリカの主権を破壊する陰謀を企てています。これらの国際的な財閥や、彼女の特別な利益集団とパトロンを豊かにするためです。クリントン一家が配備した最強の武器は、メディアとニュース業界です」と述べた。

 「一つはっきりとさせなければならない事は、メディアはもはやわが国のニュース業と関連がなくなっています。彼らは政治的な特殊利益集団であり、他のロビイストや財閥と何ら変わりはありません。彼らは政治的なメニューを持っていて、そのメニューはあなたのためにあるのではなく、彼ら自身のためにあるのです。彼らの支配に異議を唱える者は、すべて性別差別者、人種差別主義者、排外主義者とみなされます。彼らは次から次へと嘘をつき、どんどん堕落していくのです。 必要な時は何でもやれるし、彼らを守るために大規模に真相を覆い隠しています」

 「彼らが私、私の家族、私の愛する人たちを必死に中傷し、手段を選ばず全力を尽くして私を阻んでいることを知っています。それでも、私はあなた達のために矢面に立ち、これは私の光栄です。私は我々の事業のために矢を浴び、そうすることで、はじめて我が国を取り戻せます。遅かれ早かれこの日が訪れると分かっています」

 トランプ氏は4年間、邪悪の矢の標的になっていた。「過去4年間、腐敗した膿があらゆる手段を使って私を止めようとしてきましたが、私は彼らを無視し、あなた達にしか呼応しませんでした。我々は共に堕落した建制派を倒し、失敗した政治階級を捨て、ワシントンの膿を排除し、アメリカの夢を実現しましょう」とトランプ氏は述べた。

 トランプ大統領は在任の間、1年間に1ドルしか給料を受け取らず、残りはすべて寄付した。彼の個人資産は4年間で10億ドル収縮した。ホワイトハウスの行政を削減したため、メラニア側のスタッフは僅か5人しかいない。しかし、オバマ夫人のスタッフは44人であった。トランプ氏は大幅な減税を行い、雇用を増やし、アメリカの資金が世界から速やかに還流したため、今年の第3四半期のGDPが33.1%(年間成長率換算)増加し、史上最強の経済成長を記録した。この4年間、一度も戦争をしたことがなく、イスラエルに対し、バーレーン、アラブ首長国連邦との国交を樹立させ、中東和平は新たな局面を迎えた。金正恩氏と3回の会談で、長引く北朝鮮の核問題が緩和された。セルビアとコソボの経済関係の正常化が合意され、欧州の火薬庫である「バルカン」地区に平和の安全栓を取り付けた。アメリカの利益を守るために、中共との貿易戦を行い、コロナウイルスの感染情報を隠蔽した中共に対して責任を追及し、香港の人権を守るために中共と香港の高官を制裁した。また、台湾と外交・軍事交流を強化することによって、中共包囲網のアジア太平洋枠が構築された。

 しかし、民主党左翼は何をしているのか? 終わりのないメディアによる攻撃、ロシア疑惑、弾劾ゲート、最高裁判事カバノー指名事件、感染症を利用して政治的な問責をしてきた。そして、トランプ大統領がコロナに感染した後、ペロシ氏は健康を理由に『憲法』第25条を起動しトランプ大統領を罷免しようとした。

 神の配置

 ウィスコンシン大学マディソン校の学者セリー・ヒューズ氏は、トランプ氏と他の米大統領の計448篇の演説を研究した結果、トランプ氏の文脈で「神と上帝」の使用頻度は、過去100年間のすべての米大統領よりもはるかに多いことを明らかにした。

 トランプ氏は、「アメリカでは、政府を崇拝するのではなく、神を崇拝します」という有名な発言を残した。一方、社会主義はそれと逆に、神を無視し、伝統を破壊しながら、「民主」、「平等」、「社会公正」、「進歩主義」、「自由派」、「戦争に対する平和」、「環境主義」、「グローバル化」、「政治の正しさ」、「前衛芸術」、「個性の解放」などの誘惑的な美しいベールに包まれている。

 建国の父フランクリン氏の自問自答によれば、もし神がアメリカを誕生させ、強大な国にさせたいなら、善と悪の闘いの正念場にアメリカを悪魔の手に委ねることはないはずである。これまでの歴代の大統領とは違って、トランプ氏は選ばれし者に違いない。

 2020年のアメリカ大統領選挙は、善と悪、神と悪魔の戦いであり、トランプ氏と保守主義の共和党は信仰、正義、光明と未来を代表し、バイデン氏と社会主義の民主党は深い闇の勢力、腐敗と破壊を代表している。「神はトランプ氏を選んだ」と、アメリカのキリスト教伝道師のヴォルノ氏は言った。「いったん彼を選んだら、トランプ氏を打撃する者は神を打撃する者となる」

 ヴォルノ氏は、「神のアメリカへの恩恵と慈悲はまだ終わっていない。トランプ氏が大統領の座にいなければ、アメリカは終わりを迎えてしまうのだ」と述べた。ヴォーノ氏はトランプ氏が再選すると予測している。

 トランプ氏は 「我々は神の庇護の下にある一つの民族であり、アメリカの物語は冒険の物語です」、「正義の戦いであればあるほど、直面する反対要素が多くなります」、「屈したり、引き下がったりせず、自分が正しいと信じることを永遠に止めないで下さい」、「私はあなたと私たちの国のために戦うことを決して諦めません」と表明した。

 神(創世主)はずっとアメリカを守られており、創世主は正統派のアメリカ人をずっと見守られており、創造主は善の心を持っている地球上のすべての人をずっと見守られています。 創世主に祈り、彼の意志を実行すれば、トランプ大統領は必ず勝利し、アメリカの精神は末長く続くだろう。

 (完)

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/14/415095.html)
 
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