文/黒竜江省の大法弟子
【明慧日本2020年11月22日】1992年夏のある日、近所の人が家に遊びに来たとき「北京にいる李大師が、すごい功能を持っているらしい。雨をいつ降らせるかのことができるんだって」と話しました。私は「李大師」という名を聞いただけで、とても親しみを感じました。心の中で「いつか、この李大師に会うことができたら、絶対に李大師を崇拝して師と仰ぎたい」と考えました。
一、修煉を始める
その話を聞いて暫く経ったある日、私の体がこわばり、固まっていくような感じがし、大きな石臼で体を圧迫しているような違和感があり、胸が息苦しく感じました。しかし、同時に、大きな手で私の全身を押し付けて撫でているようにも感じました。このような状態が6、7日間続き、その間ほとんど飲食をしていませんでした。
8日目になって、体に押し付けられた石臼が無くなったようで、体がとても軽やかになり、お腹が空くのを感じ、ご飯を食べたくなりました。それに、強いエネルギー流が頭から体を貫通して、足の裏を出ていくのを何回も体験しました。ある日突然、腹部で何かが回っていると感じ、暖かくて、とても快適でした。
ある日の夜、眠りについたとき、突然、血の匂いがして、目が覚めました。そして、夫の背中が見え、しかも、五臓六腑まで見えました。「どうなっているの?」とびっくりして怖くて目を閉じました。暫くして、目を開けて夫の方を見ると、いつもと変わらない様子でした。それ以来、時々目を閉じると何かの景色が見えるようになりました。その時の私は知らず知らずのうちに、師父が見守ってくださっているとわかっていましたが、師父がどなかたがわかりませんでした。
夫はとても短気な性格で、常に私と子供を殴ったり叱ったりするため、私は自殺を考えるようになったのです。1996年のある日、夫に殴られた私は気を失ってしまいました。目が覚めてから、私は自殺しようと、ペニシリンを買いに行きました。
私はペニシリン二十本を買って、帰る途中に、背が高い男性に会いました。その男性は突然、私を止めて「なぜあなたは、死にたいの?」と優しい口調で聞きました。もう死ぬと決めた私は「死にたい。死にたい。私のことに構わないで!」と言いながら、走り去りました。その男性に追いかけられたと感じたので、私はその近くにある同級生の家に入りました。同級生は慌ただしい様子の私を見て「どうしたの?」と聞き「男性に追いかけられたの? 外を見てくれる?」と言いました。
そして、同級生が外へ出たので、私は彼女の家の裏門から自分の家に走って帰りました。家に着いて、水を入れ、薬を口に入れようとした時、同級生が私の名前を呼び「馬鹿なことをしないで。あなたが死んだら、子供はどうするの! 今あなたの旦那に電話をしたの。彼はすぐに帰ってくるよ」と大声で言いました。それを聞いて、私は薬を飲むことを止めました。結局、死ぬことができませんでした。
しかし、私は諦めずにお寺に行って、出家しようとしました。寺で住職に会い、来意を話しましたが、住職は「あなたは六根(感覚や意識を生じる六つの根元)から欲望を断ち切り出家できるが、今すぐにはできない。あなたは使命と責任を負っているので、家で仏門に入れるまで待っていなさい」と話して、振り向いて去って行きました。仕方がなく、家に帰りました。「世の中のすべてを見てきた私は、ただの通りすがりの雲のように、何もない。死にたい私にどんな使命があるんだ?」と私は住職の言うことがさっばりわからなかったのです。
私が窮地に陥っていたとき、妹が家に来ました。妹は「姉さん、法輪功を煉ってください」と言いました。それを聞いて「功を煉る? 何にも煉らないわ」と即答しました。そして、妹は「この功法は修煉というもので、出家しなくても、俗世で佛を修められるの。しかも法があって修煉を指導して下さる。『轉法輪』という本があります」と言いました。それを聞いて衝撃を受けた私はすぐにでも本を読みたいと思い「早くその本を持ってきてくれる」と言いました。「私も持っていない。買わなければならない。もう頼んである」と妹が言いました。「私にも1冊頼んで」とすぐに言いました。翌日、妹が電話で「この本はなかなか手に入らない。待っててね」と言いました。それを聞いて、私はなぜか一晩中あまり寝れなかったのです。
翌朝、私は公園へ行き、法輪大法の煉功点を見つけ、法輪大法の修煉の道に入りました。
修煉を始めて2日目、功法を煉って家に帰っている途中、頭頂部にある強いエネルギーが私を上へ引っ張っていると感じ、両足が地面から離れそうになりました。「人に見られたら、可笑しいと思われるのではないか」と思って、なんと両足がふわふわの綿の上を歩いているような感じがし、それに一つの金色に輝く如意棒が私について来るのが見えました。しかも、いつもより時間がかからず、早めに家に着き、とても良い気分でした。
ある日、煉功した後、朝市に食材を買いに行きました。買おうと思った矢先、曇り空になり、すぐに大きな雨粒が落ちてきました。私は思わず「師父、弟子を助けてください。弟子が家に着いてから、家の階段を上がるとき、その時に雨を降らせてください」と考えていると、雨が本当に止みました。そして、急いで家に帰り、右足が家の階段を上がった途端、大雨が降ってきました。私が考えたことと同じで、一秒の差もなかったのです。私は「師父、この大法は本当に素晴らしい!」と叫びたくなりました。そのとき、私は『轉法輪』をまだ読んでおらず、たった数日功法を煉っただけでした。
師父の説法ビデオを見るとき、師父はとても親切で、どこかで会ったことがあるように感じました。ビデオを見て4日目、師父は私の体を浄化してくださり体が軽やかになりました。初めて『轉法輪』を開いたとき、師父の写真を見て「あのとき、私を止め、私を死なせてくれなかったかっこいい男性は師父にとても似ている!」と、思うと涙が止まらず、大泣きしました。そして「最愛の家族を見つけた! 家に帰れる!」と、心から喜びました。
二、夫の身に起きた奇跡
私が大法を得たばかりのある日、夫が家で『轉法輪』を集中して読んでいる姿を見ました。これは予想外のことで、私は嬉しくて「もしかして、彼は大法と縁があるのかも」と思いました。あれから、夫がたびたび『轉法輪』を読んでいるのを目にしました。その後のある日、夫は突然、下痢、嘔吐して、胃の痛みも伴い、夜中の2時過ぎにやっと寝られましたが、朝起きて、何もなかったかのようで、普通に仕事に行きました。しかしその後、夫の胃の痛みが徐々に酷くなり、時々仕事を休んだりして、痩せこけていました。最初、私は「師父を信じてください。でも、あなたが病院に行きたいのなら、行ってもいいよ。自分で考えて選んでね」と言うと、夫は「病院には行かない」と答えましたが、その症状は1年ぐらい続きました。
ある日、昼休みに仕事から帰った夫は、家に入ると大泣きして、ドアのところで倒れました。そして、夫は私のそばに来て「私はもうすぐ死ぬかも。私に清潔な服を着替えさせて」と言い出しました。私は夫に「耐えられないなら、病院へ行きましょう。でも、あなたを救えるのは師父しかいないと思う」と言いました。夫は師父が救ってくださると聞いて「じゃ、師父の説法の録音を聞かせて」と言い、師父の説法の第一講を聞き終えたところで、夫は食事をして、何事もなかったかのように出勤しました。
夫が仕事へ行ってから、私は「夫が『轉法輪』を読んだだけで、修煉もしていないし、人を殴ったり罵ったりするし、それに、喫煙、飲酒、麻雀などの悪習慣もあるので、師父は夫のことを見守ってくださるのかな?」と考えました。しかし、その日の夜、眠りについたとき「何々さん(夫の名前)の体を浄化してあげた」という声が聞こえ、夫の元気な上半身の像を見せてくれました。そこで、私は目が覚め、師父は夫のことを見守ってくださっているとかわりました。
翌日、夫は本当に元気になりました。その後、夫の体重も増え、タバコもお酒も止めました。このような状態が1年続きました。ある日、私は夫に「何で『轉法輪』を読んでいたの?」と聞いてみると、夫は「あなたが煉功し始めたばかりのとき、家に金色の法輪がいっぱいあるのが見えたので、本を読みたくなった。本を読むと、本の中の字が金色になって、しかも字が大きくなったり、小さくなったりして、時には字が立つこともあった」と言いました。
1999年7.20後、私は夫に、法輪功の真相小冊子の中の物語を一日一話、読んであげました。そのうち、夫は「資料をください。自分で読んでみるよ」と言い出しました。あれから、新しい資料をもらうたびに、先に夫に渡しました。そして、法輪大法の真相を知った夫は私と一緒に法輪功の資料を配ったり、制作したりし、私が親族や友人、同僚に法輪功の真相を伝えるとき、協力してくれました。夫の上司が「あなたの奥さんは法輪功をまだ学んでいるのか?」と聞くと、大勢の人の前で夫は「もちろん! 法輪大法は素晴らしい!」と誇らしげに答えました。
夫は仕事場で作業をするとき、みんなと掛声をしなければなりません。ある同僚が「法輪大法は素晴らしい!」と掛け声をしてみてはどうですかと提言しました。2015年、夫も江沢民を告訴することに参加したのです。しかし、私はそのことで不当に拘禁されました。夫は私の不当な拘禁に憤慨し、食事をしたりしなかったりして、また胃の痛みの症状が現れました。病院の検査で胃潰瘍だと診断され、入院して手術をし、胃の三分の二を切除しましたが、退院して、手術をしていないかのように普通に食事をしています。私には、師父が夫に新しい胃を与えてくださったのだと分かっています。
三、息子の身に起きた奇跡
2016年のある日、息子が突然高熱を出し、仕事へ行けなくなり、飲み食いもできず、意識が朦朧としていました。最初の2日間、私は息子に大法を読み聞かせ、息子も応対できていました。しかし、3日目、息子は話すことすらできなくなり、体が非常に熱く、体温を測るとすぐに、体温計の一番高い体温になってしまったのです。私も動揺してしまいました。夫は「病院へ行こう」と言ったので、病院へ行きました。そして、入院しましたが、息子は5日間もずっと熱が下がらず、検査しても熱の原因が分からなかったのです。
危険な状態になった息子は、市の大病院に転院を勧められました。転院先の病院で数人の医者による立ち合い診察をされ「ペスト」だという結果を出しました。息子は心臓、肝臓、肺の多臓器不全の状態で、血糖値が504になっていたのです。翌日、主任が診察にきて、息子の口の中は、白くて固い膜が覆っている状態でした。主任がほかの医者に「この患者は危ない状態だ」と言いました。それが聞こえた私は「一人が煉功すれば、一家全員が受益する」[1]を思い出し「師父がきっと息子を見守ってくださる。怖くない」と自分に言い聞かせました。
入院して4日目、息子が私に「お母さん、僕は夢を見た。目の前に起きた本当のことのようだった。ある看護士が私に注射しようとし『注射したら、治る』と言った。『止めて』と僕は看護士を止めたとき、僕の腕から丸いものが出ていると感じた」と話しました。それを聞いて、私は喜びました。息子に「もう大丈夫よ。師父があなたを見守ってくださったの」と言いました。息子は大法の素晴らしさを良く知っており、私の修煉も支持ています。それから、2週間入院して、息子は無事に退院しました。
四、同級生が大法の恩恵を受ける
私が薬を飲んで自殺しようとしたとき、ある男性が私を止めようとしたので、同級生の家に逃げ込んで、そして同級生の家の裏門から家に帰りましたが、その後の不思議な出来事を同級生から聞きました。
同級生は「あなたが家に入ったとき『ある男性に追いかけられている。外を見てほしい』と言ったよね。私はすぐ外に行ったが、誰もいなくて、家に戻ったら、あなたの姿もなかった。しかし、ある背が高い男性が家の前に立っていて、私に『あの女性はあなたとどんな仲?』と聞かれ『同級生です』と私は答えた。そして、あの男性は『早く、彼女の家に行きなさい。彼女は自殺しようとしている』と言った後、姿を消したの。それで、私は急いであなたの旦那に電話をかけて、あなたの家に行ったのよ」と話してくれました。
その後、その同級生も大法の恩恵を受けました。彼女は小さいときに小児麻痺になったことがあり、いつも冬になるとふくらはぎが爛れたりしていましたが、その出来事の後、一度も爛れたことがありません。完治しました!
注:
[1] 李洪志師父の著作:『オーストラリア法会での説法』