文/中国の大法弟子
【明慧日本2024年7月11日】私は幸運にも1998年に大法を得て、26年間修煉してきました。あまりにも多くの奇跡が私の身に起こりました。大法の偉大さと師父の慈悲を皆さんと分かち合うために、そのうちの二つの出来事を書きます。
法輪が部屋中に現れる
私は5歳のときに母を亡くしました。家の事が多すぎるため、1日も学校に行きませんでした。私は父と一緒に毎日畑で働きましたが、1年中忙しくて、食べていくのがやっとしか稼げなかったので、勤勉で強く屈しない性格が育ちました。結婚してからは、夫に腹が立つたびに冷戦状態になり、1カ月間お互いに会話をしないこともありました。また、姑と相嫁との関係によく悩まされ、いつも我慢はできますが、しかし深夜にそのことを思い出すたび、悔しくて眠れません。自分は幼い頃から母の庇護がなく、さまざまな不当な扱いを受けてきたと、いつも運命の不公平を嘆きました。さらに、文字が読めないことも、いつも他人に比べて劣等感を感じました。その頃の体調は悪く、足が冷える事が多く、一晩寝ても体が温まらないのです。
1998年、夫が外出から帰ってきて、「人生の本当の意味をやっと見つけた」と、もの凄く喜んでいました。彼は『轉法輪』という貴重な本を読み、これから修煉すると言いました。当時、修煉に対する私のイメージは、いわゆる出家し、何もかも放下することで、そのため、それを聞いて非常に嫌になり、「一回外出するだけで、頭がおかしくなったの」と皮肉を言いました。しかし夫は私に、修煉の決意は誰にも変えられないと力強く言い、そしてベッドの上で靜功を煉り始めました。私はそんな彼を見たくなかったので、それ以上話しかけなくなりました。
このように数日が経過し、怒りがどこから来るのかも分からず、夫が本を読んでいるのを見たとき、怒りがこみ上げ「毎日読書や坐禅して、何の意味があるのですか、もう生活しないの? 」と責めました。夫は何も言わなかったので、私はさらに腹が立ち、「あなたの師父はどこにいますか? 見せてくれたら信じます」と泣きながら言いました。この言葉を言い終えた瞬間、頭のてっぺんから足の裏まで、冷水を注がれたようになり、怒りはすぐに消えました。瞬く間に法輪が部屋中に現れ、大きな法輪、小さな法輪、灰色、紫色、さまざまな色の法輪が部屋全体に満ちました。泣いて目がぼやけたかと思ったのですが、急いで目をこすりよくみると、すべての法輪が私をしっかりと取り囲み、色んな方向に回転しました。その素晴らしく不思議な光景は私に衝撃を与えました。当時はそれが法輪であるとは知らず、ただ、夫が服につけたバッジと非常によく似ていました。ただ静かに見ていたのですが、その穏やかな光景は、かつてないほど私の心を落ち着かせました。部屋を満たす法輪が徐々に遠ざかっていくまでに、どれくらいの時間がかかったのかわかりません。「夫の師父が現れた、信じます」と心の奥で密かに思いました。
そのとき、夫は私に「静功を教えようか、試してみて」と言い、案外と私は素直に同意しました。ベッドで足を組み、初めてと思えないほど30分も組むことができ、しかも痛くなかったのです。音楽を聞くと、平安と静けさに包まれているように感じました。それ以来、私も修煉の道を歩み始め、毎日師父の説法を聞き、五式の功法を煉り、常に「真・善・忍」の基準に従って行動しています。いつの間にか枕に触れるだけで眠ってしまい、冷えていた足も、布団の下に湯たんぽを入れなくても暖かくなりました。問題があるとき、内に目を向け、非を探すようになりました。夫と冷戦状態になることもなくなり、誰が私に不公平であるかと悩むこともなくなりました。自分には師父と大法があることを、ただただ幸せに感じています。
正念を堅持し、病業が消える
2008年、私の体に突然病業現象が現れました。月経の出血量が異常に多く、間隔も短くなりました。その時の心中には、ただ一念しかなかったのです。それは「すべて虚像であり、修煉者は病気ではなく、師父は業力を解消してくださったのです。当時、私の学法は師父の説法録音を聞くことですが、手に入る本は師父が発表された『洪吟』だけで、すでに多く暗記することができました。毎日の仕事はとても大変で、脚に力が入らず階段上るとき、いつも息が切れますが、休むことは決して考えていません。師父と法に対して少しも揺るぎません。このような状況が数年続いており、周囲からも早く病院に検査を受けた方が良いとアドバイスを受けました。そして、私と同じような症状の人はもう手術を受けていると言いました。『轉法輪』の第一講で、師父は「しかし、ここでは病気治療はしません。われわれは身体を浄めてあげるので、言葉も病気治療と言わず、身体浄化と言います。真の修煉者のために身体を浄化してあげるのです」と説かれました。私は周囲の人に「みんなの好意に感謝します。病院には行来ません。自分の体は自分でよく分かります」と言いました。
ある日、野菜を切るときに手を切ってしまったのですが、意外にも血は出ず、黄色い水が少し出ただけでした。その時はショックで、鏡を見ても唇に色がなかったのです。私は師父の法を心の中で念じ続けました。「覚悟した者、世を出で尊師と為り 精進する修煉者、心を篤く、圓満に向かい 巨難の中、必ず確固たる意志で 精進の決意は変わらず」(『洪吟二』「堅定」)私は決意し「私の道は師父によって按排されました。こうなった以上、自分を師父に託します。師父は私のそばにおられます。師父に加持していただき、この困難な時期を乗り越えられるよう、助けてくださいますようお願いします。自分が耐えるべきことなら耐えて見せます。それらの悪い物質は一切いりません。師父にお願いして、すべてを無くしてほしいです」
夜、突然腹痛が起こり、冷や汗をかきながら娘に助けてもらい、動けなくなった自分は娘の肩に寄りかかることしかできませんでした。恍惚としている中、三つの厚い円盤が体の中で回転しているように見え、また交差している電線のようにも見え、お腹がさらに痛くなりました。今この瞬間、頭の中にある念はただ一つ「弟子正念足りれば 師は回天の力有り」(『洪吟二』「師徒恩」)で、そう思った瞬間、お腹の痛みはなくなり、深い眠りに落ちました。どれくらい時間がかかったのかわかりませんが、娘の不安な叫び声で目が覚めました。娘に「心配しないで、お母さんは大丈夫です。師父が私の業力を取り除いてくださいました」と話し、家族みんなは修煉しているため、私の状態を理解し、喜んでくれました。
その日以来、私の体は劇的に変化しました。顔はバラ色になり、全身が軽く、毎日無限のエネルギーがあるようです。みんなは不思議に感じています。
ここ数年の修煉で奇跡がたくさん起きましたが、まずこの二つの出来事を書きました。師父への感謝の気持ちは言葉では言い表せませんが、「法輪大法はすばらしい、真善忍はすばらしい」と何度も心の中で叫びました。
(責任編集:沈明)