文/中国の大法弟子
【明慧日本2021年4月21日】ある日、学法グループで私を長い間避けていた同修(以下、Aさん)と久しぶりに会いました。数年前にAさんの母親が亡くなる前、Aさんは私に母親と一緒に学法、発正念をするようにと頼んできました。当時の私は消沈しており、学法と煉功もよくサボっていて、私自身も同修の誰かに助けを求めていたので、ほかの同修を助ける力がないと感じたため、冷たい態度でAさんの要求を断り、善を持って対処できず、Aさんと会うことさえ嫌になりました。当時の私は、病業の同修、精進していない同修たちと一緒に学法し、この同修たちと時間をかけて修煉の交流をしてもなかなかうまくいかなかったので、私自身は肉体的にも精神的にも疲れを感じていました。心はズタズタで、これ以上もう受け入れることは無理だと思い、悩みで白髪が増え、非常に苦しい時期でした。その後、Aさんの母親が亡くなり、彼女はずっと私を恨んでいました。時が経つにつれ、私はそのことを徐々に忘れていきました。
私は、またAさんに会いました。前回のAさんとの隔たりはなくなりつつがありますが、Aさんと一緒に大法の仕事をやりたくなかったのです。というのは、私はいつも、Aさんのことを「正念が足りず、本当に修煉の道に入ってきておらず、常人のことを重く見ており、私が時間と精力を費やしてやったことに対して真面目に対応しない」と思っていたからです。Aさんは私と会う約束を忘れたり、自分がやるべきことをいつも私に頼んできたり、会うたびに私のことを怒ったりしていました。しかし、同修の不足は私の鏡で、自分を内に向けて探すべきなのに、私は内に向けて修めず、いつも「なぜ、Aさんは私にこんなことをするのか」と思っていました。
深く隠れていた常人の心をずっと探せていなかった私は、いつも精進している同修や同修の中で影響力がある同修と一緒に法を実証することが好きでした。そうすることで、やる気が出てくるのです。常人の中で実力と地位のある、あるいは経済的に余裕のある同修と一緒にいると、自分の虚栄心が満たされるからです。こんなに多くの心を抱いて大法のことをやっているので、同修からの文句が多かったのだと思います。時間、精力、金銭を費やしましたが、本来得られるべき結果は得られませんでした。それらの常人の心で私の修煉の向上を阻まれ、さらに私の内に向けて探すこと、本当に自分を修めることも妨げているのです。そして、知らず知らずのうちに旧勢力が按排した道に入り、道がどんどん狭くなり、行き詰まって、やっと表面的に内に向けて探し始めたのです。それが浅いもので、どうしてもうまくいかなかったときには、外へ助けを求め、精進ができている同修と交流して修煉の自信を取り戻し、そして次のステップに進むことができました。このような悪循環がこの数年ずっと続いていて、とても苦しくて疲れを感じていました。
同じ勤務先に同修がいると聞きました。その同修は業界で優秀なだけではなく、いつもニコニコしているという話を聞きました。「同じ大法を学んでいるのに、なぜ、その同修は毎日ニコニコしていられるのか? 私はなぜ、苦しくて落ち込んでばかりなのだろうか?」と思いました。私の恵まれた生活環境や、家族から愛されていることを羨ましがる人もいましたが、私は師父がその良い修煉環境を与えてくださったことを大事にしていませんでした。
そしてある日のグループ学法で、私とAさんは衝突しました。Aさんは私に会い、Aさんが文句や非難ばかり言っても、私は我慢していましたが、心の中では納得していませんでした。その嫉妬心から、いつも彼女を見下していて、顔さえ見たくなかったのですが、表面上は思いやっているような振る舞いをして、偽善的にやっていました。その時期、私はアメリカ大統領選の結果に失望して落ち込んでいたのに、家族は私の欠点ばかりを言っていました。以前の消沈した状態がまた戻ってきて、学法をしても、法が頭に入らないし、法を暗唱しても進まないし、以前覚えた法も思い出せず、全身が痛み、心身ともに弱っていました。しかし、このときAさんは、私が声を出して法を読むことで彼女の学法を妨げたと言ったのです。私は「なぜあなたはいつも私にこのようなことをするのか、何か不満があるのか」と言い出し、どうしても我慢できませんでした。それでAさんは涙を流しながら、母親が亡くなったことで私を恨んでいたこと、自分が一番苦しいときに助けてくれなかったことを話しました。それに対して、私はAさんにその当時の自分の修煉状態を説明しました。
当時、私は自分を抑え、いつものように感情を出さなかったのですが、ただトラブルを広げないように、みんなの修煉環境に影響しないようにと思い、とりあえず学法グループから離れようとしました。同時に「これは旧勢力が私と同修の間に隔てを作っているのではないか」と警戒しました。突然のトラブルで学法グループの同修たちも、邪悪の学法グループへの妨害だと認識し始めました。
それから、みんなが内に向けて探すようになりました。そして、この強大な正念の作用の下、邪悪が隙に乗じることがなくなり、消えました。みんなが法を学び終わった後「私たちのグループの同修の間に隙間を作ろうとする邪悪な陰謀を解体するように」と強力な正念を発しました。その結果、私たちに対する邪悪な迫害を消滅することができました。その一瞬にして、私と大法の間の隔たり、同修との間の隔たり、そして私を包んでいた厚い殻が崩壊したのです。 それで、私は大法を読んで理解できるようになり、以前に覚えた法をすべて思い出しました。
その瞬間、私は生まれ変わったかのように、過去の自分を越え、修煉において大きく前進し、喜びと幸せを感じました。自分は新しい宇宙の命であり、偽りの自分に操られていた命ではなくなったと感じました。自分が本当に大法弟子になり、師父について本当の家に帰れると感じました。
その日から私は、常に自分の一つの考え一つの念を修めることができるようになりました。大法の基準に合わない行動や考えが出れば、すぐにそれは執着と良くない思想だとわかり、そして、その時点でそれらを取り除くことができます。以前、私が色欲心を取り除くようなやり方で、これらの悪い考えに生きる余地を与えず、すぐに解体し、消滅させました。
長い間修煉してきて、随時自分の内に向けて探すことで心性の向上ができると体得しました。時々刻々自分を修めれば、大法の修煉の玄妙さと素晴らしさを体得できるとわかりました。師父に感謝いたします! 同修に感謝いたします!