【明慧日本2020年12月13日】(明慧記者・王英)米国務省は国際人権デーの12月10日、法輪功学習者(以下、学習者)を迫害した中国共産党(以下、中共)の法執行幹部・黄元雄とその配偶者を含めて、人権を迫害した官員17人に対する制裁措置を発表した。
ポンペオ米国務長官、法輪功迫害の中共幹部・黄元雄の制裁を発表 |
ポンペオ米国務長官によると、中国厦門市公安局梧村派出所の責任者・黄元雄は、学習者の信仰の自由を著しく侵害したという。
声明の中で、人権と基本的自由への尊重を促進し、推し進めることは米国の一番大事なことである。国際人権デーにあたって、米国は誇りをもって人権へのコミットメントを再度強調し、あらゆる適切なツールと権限を行使して、人々に人権侵害に関心を寄せるよう喚起すると述べた。
ポンペオ氏は「人権を侵害する行為がいつ、どこで行われようとも、我々は人権を侵害した者の責任を追及しなければなりません」と述べた。
米国務省は、「2020年国務省対外活動および関連法案予算法」第7031条(c)節に基づき、17人の外国政府官員とその直系家族が深刻な人権侵害に関与していたと確認したと発表した。
第7031条(c)節では、国務長官は、外国政府官員とその直系家族が深刻な人権侵害に関与し、あるいは重大な腐敗行為があるという情報を確実に持っている場合は、公にまたは非公開にこれらの官員とその直系家族を特定し、米国への渡航を禁止すべきと定めている。
米国務省によると、中国厦門市公安局思明支局梧村派出所の責任者・黄元雄は、重大な人権侵害に関与していたことが確認された。黄は、学習者の信仰の自由を著しく侵害し、学習者に対する拘束と尋問に参与した。今回の制裁は、黄の配偶者にも適用するという。
ポンペオ氏は、「中共が組織的かつ残酷に中国の国民を迫害し、国際社会に認められた思想、良心、信仰、また信念の自由を侵害したことを含め、世界はこれに対して手をこまぬいて傍観するわけにはいきません」と述べた。
ポンペオ氏は「我々はもう一度人権への支持を強調し、重大な人権侵害を実施してきた者への責任追及を推し進めます。私たちは、全世界の人権を守るリード者になることを誇りに思い、アメリカの国父の夢とアメリカの宿願の実現に向けて努力しています。天下のすべての人々の自由のために」と述べた。