文/海外の大法弟子
【明慧日本2020年12月16日】私は時々地元の市場で物を売ります。他の出店者たちはとても親切です。彼らはお互いに助け合い、身体に障害のある出店者など恵まれない人たちも支援し、とても和やかな雰囲気です。ある日、中国から最近引っ越してきたAさんがやってきて、みんなとは違う考え方で、完全に共産党文化のように、闘争したり、嘘をついたり、他のみんなが売っているものを批判したり、自分を信用して自分のものしか買わないで欲しいと客に言ったり、他の露天商の人について陰で悪口を言ったり、意地悪を言ったりしていました。これらは、今までそこで売っていた人たちには考えられないことだったのです。彼はよく人を挑発して喧嘩をしていました。しかし、彼は、最初に中国から来た時に他の露天商がどうやって彼を助けてくれたか、物を貸してくれたかなどすっかり忘れていました。
私が物を売りに行った時も、品質が保証されていて良いものであっても、Aさんは、まるで私がその場に居てはいけないかのように、無意味に質が悪いと話していました。私は世の中に、こんなに上手に嘘をつく人がいるなんてと驚きました。それと同時に、これは心を修める良い機会だと思いました。
それからは、売りに行った時、私は多くの人からAさんに関する愚痴をたくさん聞きました。彼は中国に何十年も住んでいて、共産党文化の影響を受けすぎて、どうやって人と付き合えばいいのか分からなかったのです。
ある時、私が商品を売りに行った時に、同じ商売をやっているBさんが、私の売り場で、最初から人混みが去るまで、Aさんの愚痴ばかりを言ったことがありました。Bさんは自分の商品を売っていないだけでなく、その大きな体が私の露天の邪魔をしていて、お客さんも身を乗り出して買うことができませんでした。 私は我慢できず、そこで翌日、『轉法輪』を持って行き、「第四講の『業力の転化』の一節を読んだら、気持ちが落ち着くと思います」と、Bさんに言いました。
Bさんは「私は毎日気持ちいいですよ」と言いました。それを聞いて、私は苦笑いをしながら、「あなたは毎日そんなに機嫌が良いのなら、なぜ私が頭痛に襲われるほど文句を言いに来たのですか?」と心の中で思っていました。
結局、Bさんは『轉法輪』を持って帰りました。数日後、『轉法輪』を取りに行ったとき、Bさんは穏やかな顔になっていました。Bさんは「あなたは数ページだけ読んだらと言ったけど、この本を返す前に全部読みたいと思います」と言いました。Bさんの話を聞いて、私はうれしかったのです。私は「それなら、この本を全部読んでみてください」と話しました。
さらに2週間後、Bさんは本を返してくれて、修煉したいとは言わなかったものの、この本のことが口コミで広がっていました。誰もが『轉法輪』を知っていて、本や法輪功については知っていましたが、私はそれについて話さなかったのです。さらに驚いたのは、この本が貸し出されて間もなく、何十年も中国に住んでいて、非常に悪い行動をしていたAさんが、急に来なくなったことです。本を返してもらった頃には、Aのさんは姿を見せなくなっていました。その間に何があったのかは知らないのですが、とにかく、和気藹々の雰囲気に戻りました。
上記はわずかな悟りですので、適当でないところがあれば、同修の慈悲なる指摘をお願いします。