文/中国の大法弟子
【明慧日本2024年12月20日】自分の20年以上にわたる修煉の歩みを振り返ると、二つの言葉で要約することができます。「法を学んでも法を得ていない。功を煉っても功を得ていない」。以下では、真剣に法を学び始めた後の変化を話し、同修の皆さんと励まし合いたいと思います。
目が霞まなくなった
長い間、本を少し読むと目が霞んで字が見えにくくなる状態が続いていました。そこでよく目に問いかけていました。「どうして霞むの? あなたが見ているのは佛法でしょう? 天書でしょう? 読むほどに明るく見えるはずなのに、どうして霞むの?」と。時には目を少し閉じて休ませないと字がはっきり見えないこともありました。最近、多くの同修が法を書き写しているのを目にして、私も写したいと思うことがありました。しかし、自分の目の状態を考えると、ため息が出てしまい、本当に無力感と苦悩を感じていました。
ある日、私は今年の法会で同修が交流した文章の「三年以上集団で法を暗誦してきた体験」を読みました。その中に次のような一文がありました。
「私自身にも一つ問題があります。第一講は順調に暗誦できたのですが、第二講になるとそれほど順調ではなくなりました。そこで気づいたのは、第一講を暗誦している時、ただ表面的に覚えていただけで、心を込めていない状態が多かったということです。それでは副元神が得て、主元神が得ていないのではないでしょうか!」この言葉は私に非常に大きな衝撃を与えました。そうです、私も法を暗誦する時、一日で一講を覚えるし、本を読む時も一時間で二講分読めてしまいます。しかし、どれだけ多くの法を「心を込めて」学んでいたでしょうか? これでは法を学んでも法を得られていなかったのです。
そこで私は自分を正し、法を学ぶ際には、一文字一文字を丁寧に読み、形式的に流さず、量を追い求めることをやめました。すると、いつの間にか目が霞まなくなり、さらには、いくつかの段落では文字が大きく見えるようになりました。
法を声に出して読めるようになった
これまで私は、法を学ぶ際にはほとんど黙読していました。声に出して読むと、たった二段落読んだだけで息が続かなくなってしまうからです。しかし、法を学んでいる時、師父の次の説法を目にしました。
「私の本の中の一文字一文字は、浅い次元において見れば一つの法輪であり、深い次元において見ればそれは私の法身であり、偏旁部首でさえ単独の法身です。あなたの口を通して読み出した時、それも違うのです。多くの人はすでにかなり高い功を修煉して出しており、読み出した字もすべて形象があるのです。口から出たものは皆法輪です」(『法輪大法義解』「北京法輪大法輔導員会議での提案」)。すべてが法輪であるとは、なんと素晴らしいことでしょう! 私も声に出して法を読みたいと思うようになりました。しかし、声に出そうとしても、読んでいるうちに声が出なくなってしまうのです。
今では、真剣に法を学ぶようになったことで、どれだけ長い時間学んでも、声を出して読むことができるようになりました。そして、息が足りなくなるような感覚もなくなりました。
法を学んでも眠くならなくなった
私が法を学ぶ時間は、通常夕方6時までに設定しています。しかし、夜に法を学ぶ時はよく眠気に襲われていました。目を閉じるとそのまま寝てしまい、また少しすると再び寝てしまうという状態で、1講学ぶのに4~5時間もかかることがありました。ところが、真剣に法を学ぶようになってからは、夜に本を読んでも眠気がなくなり、読めば読むほど気力がみなぎるようになりました。
功を煉る時に師父の号令が聞こえるようになった
以前、第二式の功法と第五式の功法を煉る際には、しばしば集中力を欠き、静かにしていると次第に雑念が湧き出てきていました。過去の出来事や起こっていないことを思い出し、それがどんどん膨らんでしまい、時には怒りを覚えることさえありました。師父の号令が聞こえなくなることもあり、第二式の功法では動作が分からなくなることがありましたし、第五式の功法では一つの動作をずっと続けてしまうこともありました。しかし、真剣に法を学ぶようになってからは、功を煉る時に迷うことがなくなり、師父の号令もしっかり聞こえるようになりました。
正念を発することで主意識を強化できるようになった
以前は正念を発しても、口訣を唱え終わるとすぐにあれこれのことをやり始めてしまったり、正念中に眠ってしまうことがありました。その度に後悔するものの、次の正念でも同じ過ちを繰り返していました。
しかし、真剣に法を学ぶことで、考えが少しでも逸れそうになるとすぐに抑えられるようになり、主元神がはっきりしてきました。自分をしっかり主宰できるようになったのです。
早起きが苦にならなくなった
朝の功法を煉るために目覚ましを3時10分に設定していますが、以前は毎回起きるのがとても辛く、体を伸ばしてからでないと起きられませんでした。時には目覚ましの時間を過ぎてしまうこともありました。
しかし、真剣に法を学ぶことで、目覚ましが鳴るとすぐに起きられるようになり、疲労感も消えました。骨や筋肉の痛みもなくなり、快適に目覚めることができるようになりました。