蘇州市の季桂珍さん(73)は再度判決を下される
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 【明慧日本2021年1月3日】江蘇省蘇州市の法輪功学習者・季桂珍さん(73歳女性)は2020年8月11日、同市呉江(ごこう)区裁判所に不当な開廷をされた。先日、季さんは懲役3年3カ月の実刑判決、罰金3000元(約4万7000円)を科されていたことがわかった。以前にも、季さんは法輪功を学んでいるとの理由で労働教養処分と実刑判決を受けたことがある。

 李さんは蘇州市高新区滸関開発区南庄村在住である。季さんの夫・徐世民さんは大学教授で、法輪功を学ぶ前、いろいろな病気を患っていたが、法輪功を学んで病気はすべて完治した。季さんは夫の身に起こった法輪功の奇跡を目の当たりにして、1997年7月に法輪功を学び始め、真・善・忍に従って、より良い人になるようにと努力してきた。

'季桂珍女士和孙女'

季さんと孫

 2019年9月23日午前9時半、蘇州工業園区娄葑派出所の私服警官数人は季さんの古い家(蘇州市皮市街前廟巷七姫廟弄5号)に行き、連行と家宅捜索を行った。季さんは警官らに外へ引きずられて無理やりパトカーに乗せられ、娄葑派出所に送られた。当日の夜、季さんは「保釈」されて、帰宅した。

 その後、季さんは蘇州市呉江区検察庁に陥れられ、呉江区裁判所に起訴された。

 2020年3月、季さんは呉江区裁判所の刑事裁定書を受け取った。裁定書に「本裁判所の審理過程で、やむを得ない事情で本案件が暫くの間継続して審理できない。『中華人民共和国刑事訴訟法』第206条の第一項の第四号の規定に従い『本案件の審理を中止する』と裁定した」と書かれていた。

 2020年7月末、蘇州市呉江区裁判所は季さんに、2020年8月11日に開廷すると通知した。

 そして、2020年8月11日、季さんは不当な開廷をされ、2020年12月中旬に3年3カ月の実刑判決と罰金3000元を科された。

 かつて労働教養処分2年と懲役3年を受けた事実

 2000年11月下旬、李さんと夫、娘・徐安莉さんの3人は蘇州市平江区公安支局の警官に連行され、蘇州第一留置場に拘禁された。2000年12月末、季さんは労働教養処分2年を科され、江蘇句東労働教養所に送られ、迫害を加えられた。

 2002年以降、季さん夫婦は蘇州市高新区滸関開発区南庄村に引っ越しした。

 2009年7月17日、蘇州市滸関新区公安支局と虎丘区公安支局の警官数十人が、季さんの家を囲み、壁をよじ登って家に入って、季さん夫婦を連行した。その後、夫は解放されたが、季さんは蘇州市第一留置場に拘禁された。

 2010年6月18日、季さんは虎丘区裁判所に懲役3年の実刑判決を宣告され、南京女子刑務所に拘禁されたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/20/416763.html)
 
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