疫病が突然爆発、突然止まり、必ず原因がある
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文/尚知

 【明慧日本2021年3月16日】歴史を見ると疫病は、ほぼ突然に現れ、また突然消えていった。歴史の中で、神秘で予測できない疫病は理由なく来ることはなく、理由なく去っていかない。

 1、単于(中国古代匈奴の君主の称号)は陰口を信じ漢の将軍を殺し災難をもたらした

 『漢書・匈奴伝』は、紀元前89年、匈奴の北地に、「雨や雪が数カ月降り続き、家畜が死に、人々は疫病によって死亡、穀物は育たなかった」と記載されています。史書には、匈奴に発生した疫病の災難は、前漢(また西漢ともいわれる)の有名な将軍・李広利が死んだ後に現れたと記載されている。

 李広利は、漢武帝が信頼していた将軍であり、漢武帝によって「弐師将軍」に封じられ、兵数万人を率いて弐師に攻撃して汗血馬を手に入れ、大宛城を攻撃して手に入れ、不朽の勲功を立てた。李広利は大宛城を攻撃するため、敦煌の沙州を通る時、人馬は疲れ果て、飲む水も無かった。弐師将軍は手で石を叩き、天に誓い、剣を抜いて山に刺すと、山の石の間からすぐ泉が噴き出して軍を救った。これが有名な「剣泉」の伝説となっている。

 李の妻子が巫蠱(ふこ)の獄に連座したため、李広利は匈奴に降参した。匈奴の丁零王衛律の推薦で、また李広利は名声を上げ、狐鹿姑単于は自分の娘と結婚させた。李広利は単于の信用を得て、衛律より地位が高くなった。そのことに衛律は嫉妬して、あくどい計略を企み、巫者を買収して李広利を陥れた。ちょうどその時、狐鹿姑単于の母親が病気になって、巫者は「死んだ前単于(狐鹿姑単于の父)は曾て李広利を必ず捕らえると誓ったことがあったが、今、李広利は逆にかつてない優遇を受け、死んだ単于は怒りあなたの母を病気にした」と言った。

 狐鹿姑単于は話を聞いて、すぐ李広利を捕まえて殺した。史書によると、李広利は死ぬ前に「私は必ず匈奴を滅する」と誓い、李広利が殺された後、匈奴の地域に突然大きな疫病が発生した。人や家畜が疫病によって死んでいく数は数え切れなかった。穀物も収穫出来ず、狐鹿姑単于は怯えて、急いで「弐師将軍」の祠を建てて祭祀すると、疫病は数カ月間猛威を振るったあと、急に消えた。

 2、村民は徳を積み、善を行い、疫病から逃れた

 清代の学者・紀暁嵐の『閲微草堂筆記(えつびそうどうひっき)』の中に、疫病から逃れた物語がある。

 紀暁嵐の義理の父、馬周籙の話によれば、東光県(今中国河北省の滄州市のあたり)南郷に廖という人がいた。廖は遺族のいない遺体のために墓を建てたいと考え、皆でお金を集めて墓を建てた。

 30年後、雍正元年の時、東光県に突然疫病が発生し蔓延した。廖は夢の中で100人余りの人が自分の家の前に立っているのを見た。その中の1人は廖に、「疫病鬼はそろそろ来ます、あなた様は私たちに十数本紙旗、100以上の銀箔を張った木の刀を作り、出来上がったら燃やしてください。私たちは村人達が墓を建てた恩に報いるため、疫病鬼と必死で戦います」と言った。

 廖がすぐ夢の中の人の話の通りに行うと数日後のある晩、村人達は村の周りで刀や剣で戦う音を聞いた。戦いは夜明けまで続いた結果、村民のすべては疫病から逃れた。

 3、イーム村の生存者:義行と祈祷

 1665年の夏、イギリス中部ダービーシャー州のイーム村が黒死病の疫病の攻撃を受けた。イーム村の村民たちは、黒死病が北部の町や都市の人に蔓延しないように、ウィリアム・モンペッソン牧師の指導に基づいて決断をし、多くの村民は「誰も村から出ない」と神に誓い。疫病が蔓延しないよう、村民たちは石で村の周りに壁を作り、そして壁を乗り越えないように決めた。無症状の人達も自発的に隔離した。

 彼らは、村の生活を保障するため、隔離の壁に穴を開けて、酢に浸したコインを穴の中に入れた(村民たちは酢がコインを消毒できると思っている)、村の外の商売人はコインを取って、食料を置いた。1666年8月、344人うちある特殊能力を持っていると思われていた。イーム村の生存者はずっと神に懇祈し、周りの人々が絶えず亡くなることは彼らの魂と信念への生存者にとって厳しい試練になった。

 4、中国共産党から遠く離れることが最高の防疫方法

 昔の中国、昔のインド、或いは伝統的な西洋社会でも、人々は疫病について、神が人間の善悪を審判する権力の表れだと認識している。道徳が堕落し、業力が大きい人は疫病の中で罰を受ける。生存できるのは道徳基準を守り、堅く神を信仰する人である。

 人類社会はすでに20世紀に入った。共産主義が主導する無神論や反神の思想、また「假大空」(嘘、空論)、闘争哲学は、人類の道徳基準を堕落させ、信仰が崩れた。共産邪霊は西洋の極左思想の中で生存空間を見つけ、人々は社会主義に夢中になり神への信仰を超えた。中国で、共産党は洗脳体制を建て、中国人を物欲、金銭、また権力の奴隷に変えてしまった。1999年、中国共産党は法輪功への弾圧を始め、社会の法制、道徳、信仰の崩れを加速した。

 2020年3月、スペインVox党の党首サンティアゴ・アバスカル(Santiago Abascal)と書記長ハビエル・オルテガ・スミス(Javier Ortega Smith)などの3人の政府要人は武漢肺炎に感染した。しかし、彼らは中国共産党が疫病情報を隠して世界に蔓延したことを非難し、また各国に中国共産党の責任を追及するように呼びかけた時、3人の武漢肺炎の症状が消えた。

 明慧ネット2021年2月19日の報道によると、カナダモントリオールにある国際貿易会社に勤めているジェマさん(中国からカナダに来た華人)は、1月20日に友人のジャックと一緒に病院へ行って検査した結果が陽性で家で隔離している間に、法輪功を修煉している親戚の于さんの話を思い出した。于さんはジェマさんに、かつて「魔難にあったら、心を込めて『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を念じれば、平安を保つことができる」と言った。

 ジェマさんとジャックは于さんに電話をかけて話した後、心を込めて「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を念じた。その時ジャックさんはまだ高熱や咳があり、味覚と嗅覚はすべて失い武漢肺炎の症状が出ていた。2人とも毎日「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を念じた。その間に、于さんは法輪大法の素晴らしさを2人に紹介し、功法の動作を教え、そして中国共産党の邪悪な本質を伝えた。ジェマはすぐ中国共産党のすべての組織から脱退することを表明した。その後2人とも完全に回復した。

 武漢肺炎は中国共産党に親しい人をねらっており、人々が中国共産党から遠く離れて「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と心から念じれば、奇跡が現れる。すべての人がこの命を守る口訣を覚えることを願っている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/24/421281.html)
 
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