テレビなどの汚染源から遠く離れよう
文/中国の大法弟子 浄源
【明慧日本2021年4月1日】同修のAさんは今年70歳で夫婦ともに大法弟子です。私はいつもAさんに『明慧週刊』を持って行きます。時々、Aさんの家に行った時に、夫婦で常人のテレビ番組を見ているのを見て、新唐人テレビのアンテナをつけるように勧めました。しかし、Aさんの心配そうな顔を見て、話を止めました。時々、Aさんは自分が見た『新聞連播』(中国中央テレビ局のニュース番組)について、邪党の報道を信じないと言っていました。
Aさんは若い時、眩暈の症状があり、病院へ行っても治りませんでした。大法を修煉してから、この症状が消えました。しかし去年2回現れ、毎回、空が回っているようで、歩く時は、壁に沿って伝い歩きをし、嘔吐も伴いました。2回目はもっと深刻で、2日続けて何も食べられなくなり、胃の中の物をすべて吐き出しました、最後に吐き出したのは緑の水でした。Aさんはずっと師父の講法録音を聞いて、徐々に回復しました。去年の年末、Aさんが外出した時のことでした。家から出た時はまだ元気でしたが、歩いていて、急に意識を失って倒れました。病院に送られ、検査の結果は脳出血で、頭蓋骨内にうっ血があるため、ずっと意識不明の状態でした。
私はこの話を聞いて、Aさんのために発正念をしました。最初に発正念をした時、天目に「Aさんの空間場はとても汚く、真っ黒で、名利や色情など何でもある」のが見えました。長年修煉していたのに、何故このようになっているのかと思いました。次の日、私はまたAさんのために発正念しました。発正念した時、一体何に執着してこのようになったのかと考えて天目でみると、彼女はいつも中国本土のテレビ番組を見ていたので、多くの汚いものが入って、この結果をもたらしたとわかりました。発正念後、私はAさんの家に行って、Aさんのご主人と交流しました。ご主人は私の意見を認め、Aさんは時代劇が好きで、その中には党文化がないと思い、多く見て、時々連続して数時間も見続けていたと言いました。時々、ご主人は、テレビ番組の中に化け物や妖怪などが映っているのを見て、強制的にテレビを消していました。去年、Aさんが2回眩暈を起こした時、ご主人はテレビ番組についてAさんに注意したことがあったのですが、Aさんは信じようとせず、自分の悟性はご主人より良いと言っていたそうです。
恐らくAさんはいつも家にいるので、退屈しのぎにテレビを見て、結局ゆでガエルのように、知らず知らずのうちにその中に陥ったと思います。実は現在常人のテレビ番組は、正の内容(人間道徳基準に合う)が大変少ないし、時代劇にしても、その中に邪党の文化が溢れています。出演者の道徳心が低いので、すべて業力を発散しています。大法弟子として、避けるべきなのに、なぜ汚染されるのでしょうか?
その後、私は同修のBさんと会って、このことを話しました。Bさんは自分の経験を話しました。数年前、Bさんはアメリカのスペクタクル映画が好きで、また修煉と関係のある常人の映画も好きでした。しかし毎回Bさんは映画を見る度に、頭が痛くなっていました。それは毎月少ない場合1回、多い場合5、6回もあって、毎回頭の痛みに耐えきれず、通常2日間は続いていました。Bさんは映画やテレビを見ることをやめてから、頭痛もほぼ消えて、あっても2、3カ月に1回と軽くなり、毎回半日だけでした。ある日、Bさんの娘が映画を見ていたので、Bさんもついでに少し見ました。最初、この映画を見た記憶がなく、新しい映画だと思っていましたが、娘は以前見たことがあると言うので、Bさんははっと悟りました。映画を見ることをやめてから、師父が以前見た内容をすべて取り除いてくださったのだと分かりました。
Bさんと話している間に、Cさんが来ました。Cさんはこのことを聞いて「偶然」でないと思いました。Cさんの息子は最近Cさんに大きなテレビを贈りました。Cさんは時々中国のドラマを見ていました。Cさんは見る度に、目から不自然に涙が流れ、そして日の光を恐れ、頭痛などの現象が出て来ました。現在50歳なのに、Cさんの目は老眼になりました。Cさんは、「テレビを見ることを抑えれば、老眼はかなり軽くなると思います。現在三つのことについて正念が足りないし、やる気も前より少なくなりました。知り合った年寄りの同修は以前たいへん精進しており、三つのこともしっかり行っていたのに、最近会うと、ずいぶん老け込んでしまい、忘れっぽくなって、調子が良くないので、交流してみると、やはり中国のドラマを見て、このようになっていました」と述べました。
同修たちと交流すると、この問題は個別でないと初めて意識しました。若い学習者は、スマートフォンのネットにはまりやすく、年寄りの学習者はテレビの番組にはまりやすいのです。師父は、「人間はまるで一つの容器のようなもので、何かを入れればそれになるのです。人が目や耳を通して見たり聞いたりしているものは、みな、文芸作品の中の暴力、色情、互いに腹を探って排斥し合うことや現実社会での利益の争い、拝金主義とその他の魔性の現れ、等々です。頭に入れられているものはみなこのようなものであれば、その人の表れがどのようになっていようと、本当の悪い人なのです。人間の行為は考えによって支配されているので、頭の中がこのようなものでいっぱいになっている人は、どのようなことをするのでしょうか?」[1]と説かれました。。
同修たちはインターネットやテレビに妨害されないように、師父が説かれた「初心貫徹して修煉すれば、道(どう)は必ず成し遂げられます! 最後になればなるほど精進しましょう」[2]に達するように頑張りましょう。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「法の中に溶け込む」
[2] 李洪志師父の経文:『台湾交流会へ』