【慶祝513】医院のスタッフたちは大法弟子の善を感じた
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 文/四川省の大法弟子

 【明慧日本2021年4月8日】私は今年(訳注:2020年)56歳で、四川の小さな町に住んでいます。1998年2月、私は幸運にも修煉を始め、法輪大法の修煉者になりました。修煉の後、私の体は完全に浄化され、煉功して6カ月経たないうちに、体のすべての病気が治療をしなくても治り、大法は私に健康な体をくださり、私の人生観と世界観も徹底的に変わり、私は明るく、おおらかになり、話をしたり、何かをしたりするときはまず他の人のことを考えるようになりました。

 私の夫はシェフで、私たちは結婚した後、街に小さなレストランを開き、夫は料理を担当し、私は雑用をし、家族は、この小さなレストランで生活できていました。

 2015年、私の家の近くに私立の歯科医院が引っ越して来て、スタッフが12人おり、医院は毎日正午にスタッフのためにランチを提供していました。2016年末、医院にもとからいた炊事係が孫の面倒を見るため辞職して家に帰り、料理をする人がいなくなりました。医院の院長が、医院の食堂をやってくれないかと私に依頼しました。休憩時間がないことと、自分の多くのことがうまく整理できないことを考えて私は断りました。院長は「私たちは知人で隣人であり、私がお願いしているのだから、まずはしばらくやってみて、適切な人が見つかれば、あなたは出て行ってもいいです。その間あなたに用事があれば、仕事を代わりに担当する人を見つければそれでよく、あなたは自分の仕事をしてください」と言いました。話はここまで進んでしまい、私は同意するしかありませんでした。

 私は「どこでもよい人にならなければならず、どこでも仕事をしっかり行わなければならず、どこでも大法弟子の使命を忘れないようにしなければならず、法を実証し、衆生を救い済度しなければならない」と思いました。このような気持ちを抱きながら、翌日私は医院の食堂に行き、この仕事は、もう3年以上になりました。現在(訳注:2020年5月)、院長とスタッフはみな私を離そうとしません。

 一、力を尽くして人の事を先に考える

 私が料理をする時は、塩加減、辛さ加減、渋み加減を適度にし、味を濃くしたい時は自分で加えることができます。計画を立てて料理をし、食べ物を無駄にしませんでした。同時に私は買ってきた野菜を最大限に活用し、浪費しませんでした。新鮮で柔らかいものはその日に食べ、腐った野菜の葉が混じっていたり野菜の茎の上部にある小さな芽を私はいつも一つ一つ摘み取り、きれいに洗い、保存し、翌日使用し、また、野菜の古い葉は漬物にし、いつもみな3品の料理とスープで、肉と野菜を組み合わせ、スタッフが清潔に、衛生的に、おいしく料理を食べられるようにしました。

 歯科医療の仕事に応じて、食堂は職員が随時に来て飲食できる形式でした。ある医師は午前11時半ごろ食事をしなければならず、ある医師はお昼の1時や2時になってやっと食事ができました。後から食事に来た人は食事が冷めているかもしれず、特に冬は、スタッフがみな温かいご飯と温かい料理を食べられるようにいつも分けて温め、まるで家にいるかのように食事をしてもらいました。

 たとえば、2017年12月13日、すでに昼の1時を過ぎて、他のスタッフはみな食事を終えて再び仕事に戻りましたが、唐医師はまだ食事に来ておらず、残った料理はみな冷たくなっていました。私が手術室に見に行くと、唐医師はまだ患者の歯の治療をしており、しばらくすると、患者が満足げに手術台から降り、唐医師は薬を処方し、さらに医者としての助言を行い、私は急いで厨房に戻って料理を温めました。唐医師が食堂にやって来て、私に「方さん、お待たせしました」と言いました。私は「大丈夫です、これは私がやるべきことですから。大法の師父が私たちに要求されたことは、問題を考えるにはいつも人を思いやらなければならず、先生は仕事をしっかり行ってまだ食事をなさっていません。お疲れさまでした」と言いました。熱い野菜スープとおかずを前にして、唐医師は感動した様子で、私に「方さん、私は勉強するために留学し、それから仕事につき、家を離れて十数年ですが、長く忘れていた母の味を思い出しました」と言いました。

 3年以上の間、私はずっとスタッフの最後の食事まで頑張りました。ある医師の家族が用事があって医院を訪れ、食事の必要があるときは、あとの人数が少ない時は私は自分の分を食べさせ、私は仕事が終わってから家に帰って食べ、人数が多い時は私は家に帰って料理を持ってきて食べてもらい、スタッフを空腹で帰らせませんでした。

 2018年9月のある日の正午、食事の準備ができたので、私は食堂のドアを出て、早めに食事をする人がいないかどうか見ました。ドアを出てすぐに劉医師の叔母といとこと12歳の姪の3人が医院を訪れ(劉医師のいとこを私は知っていた。6カ月前に医院に来たことがあり、私は彼女に真相を伝え、彼女は気持よく中共の党と共青団の組織を脱退した)、私はすれちがう時に彼女たちにあいさつをし、さらに劉医師のいとこに「歯を診てもらうためにいらっしゃったのですか、それとも何か用事ですか?」と聞くと、劉医師のいとこは「家でちょっとしたことが起き、いとこ(訳注:劉医師)と相談しなければなりません」と言いました。私が診察室を見ると、劉医師はちょうど患者の歯に詰め物をしており、私は「劉先生はちょうど忙しく、今はお会いする時間はなく、先生の仕事が終わるまでここでお待ちになりますか、それとも午後またいらっしゃいますか?」と聞くと、劉医師のいとこは「午後は急いで家に帰らなければなりませんので、私たちは彼女の仕事が終わるのを待ちます」と言いました。

 そこで私は彼女たちを食堂(この時は食堂には誰もいなかった)に連れて行って座ってもらい、彼女たちに水を出し、真相を伝え、三退を勧めました。いとこは「私は脱退するから、あなたたちも脱退しなさいよ」と言いました。すぐに姪が少年先鋒隊を脱退しました。私は彼女たちに「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を覚えてもらいました。この時、医師たちが続々と仕事を終えて食堂に入って来たので、私はすぐに茶碗やはしと料理を食堂のテーブルにきちんと用意し、最初に入ってきた医師に「みなさんお先にどうぞ、私はしばらくしてから戻ってきます」と言いました。振り返って劉医師の姉(訳注:劉医師のいとこ)に「劉先生の仕事が終わった後、みなさんはこのテーブルで私を待っていてください」と言いました。私は急いで家から料理を持ってきて、劉医師と彼女たち4人にテーブルで食事をしながら話をしてもらいました。劉医師は「前回私のいとこが医院に来た時、方さんは私の姉に食事を出していただき、今回また自宅から食事を持ってきて私たちを招待していただき、ありがとうございました。今回は何を言われようと私は食事の代金を払わなければなりません」と言いました。私は「劉先生のお言葉は他人行儀です。このお金を私は絶対に受け取りません。先生たちはみな知っているように、大法修煉者が問題を考え、何かを行う時はいつも他の人のことを考えなければならず、先生のいとこさんたちは、はるばる先生のところにやって来るのも大変です。先生のいとこさんをお腹を空かせて帰らせるわけにはいきません」と言いました。劉医師は「あなたはとても素晴らしい!」と言いました。

 二、「あなたと同修たちが努力して修煉し、早く圓満成就することを願っています!」

 2018年9月23日午前、院長に昼食が終わった後、食堂で待つようにといわれましたが、私は用事がある、と言いました。正午、院長が大きな月餅を二つと大きくて赤い特級のリンゴを1箱持ってきて、私に「明日は中秋節で、私は家に帰って両親を見舞い、両親と一緒に過ごさなければならず、私は老人(訳注:院長の両親)のためにいくつかのものを購入し(彼はテーブルの上に置いた月餅とリンゴを指差しながら)、あなたの分も用意したので、お持ち帰りください」と言いました。私はいらないと辞退すると、院長は「方さん、心配しないでください、私の話を聞いてください」と言いました。

 私はじっとして、注意深く院長の話を聞きました。院長は「あなたが医院に来て3年以上になり、私はずっと黙って観察していましたが、あなたは私の信頼に最も値する、尊敬されるべき人です。理由は四つあります。

 1、あなたが炊飯係として来て以来、いつも慎重に計算し、浪費したことがなく、いつもスタッフのことを考え、心を込めて食事を作り、スタッフは美味しく腹いっぱい食べ、毎回の食事であなたはいつも最後に食べ、自分が食べるべき食事をスタッフや客に与え、スタッフがいつ食事に来ても、あなたはいつも面倒がらずに、スタッフに温かい食事を食べさせました。

 2、臨時に食事をするスタッフが増えると、あなたはいつも自分の食事を増えたスタッフに食べさせ、2人以上増えると、あなたはいつも何も言わずに家に帰って食事を持ってきて、臨時の食事の問題を解決し、お金を払うと言ってもあなたはいつも受け取りませんでした。他の炊飯係はいつも食堂のものを家に持って帰りたがりましたが、あなたは自分の家のものを何回も食堂に持ってきてくれる、これはどういう思想境地なのでしょうか?!

 3、3年来、あなたのこの高潔な道徳は知らず知らずのうちに医院のスタッフに影響し、スタッフは二度と勝手に食事を捨てたり、食べ物を浪費したりせず、二度と勝手に医療器具や物品を浪費しなくなり、自分の仕事に敬意を払い、医院の利益は年ごとによくなり、スタッフの給料も増加しています。現在(訳注:2018年9月)医療スタッフの月収はみな6000~1万元で、年末にはさらにボーナスがあり、あなただけが最低の給料なのです。

 4、過去に中共の宣伝を受け、私は法輪功に対して偏見を持っていました。あなたの言行は私の観念を変えました。3年来、あなたの一貫した態度は、法輪功が素晴らしいことを完全に実証しました。中共の宣伝は白黒を転倒させていました。私は今後二度と流されません。どうですか、私のこの感謝の気持ちを受けていただけませんか?」と言いました。

 院長は続けて「中秋節は中華民族の家族の再会の日で、中秋節を迎えるにあたり、あなたとあなたの同修の方々が再会し、努力して修煉し、早く圓満成就することを願っています」と言いました。

 三、すべての機会を利用して真相を伝え人を救う

 私と医院のスタッフたちが一緒にいてすでに3年以上になり、スタッフたちは私に対して「知っている」から「よく知っている」間柄になり、さらに信頼と親切に変わり、私を家族とみなしました。スタッフたちの考え方、生活、仕事、家庭関係、さらには友人を作ったりデートしたりすることについてもみな私と話したがりました。私は大法の修煉の中で悟った法理や伝統文化に則って、人としての道理を伝え、スタッフたちが人を誠実に扱い、心から人に親切にし、まじめに行動することを希望し、すべての人を大切にすれば、自分も他の人から大切にされ、「因果応報」、「頭上三尺に神あり」を信じ、意識的に自制し、寛容な心を持ち、トラブルが起きた時に、相手の立場に立って考え、相手のことをもっと考えれば、トラブルは解決し、問題に遭った時に、一歩引き下がれば視界が広々と開け、問題は円満に解決し、名と利に淡泊になり、あなたのものはあなたのものであり、他人は持って行くことができず、あなたのものでなければ争っても得られず、自然に任せるようにとわからせ、スタッフたちの変化はとても大きいことを私は目にしました。

 私はすべての機会を利用して医院のスタッフやスタッフの家族や友人に真相を伝え、みんな大法の真相を理解し、さらに三退しました。皆は「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」をとても信じ、ある人はさらに大法の恩恵を受けました。

 1、心からの九文字を信じた実習生の張さんが福報を得る

 2017年6月、医院に医科大学を卒業したばかりの実習生の張さんがやって来て、実習が終わった後に就職の問題に直面しました。張さんから聞いた話では、張さんのおじは村で中共の書記をしており「張さんがまず農村の家に戻り、張さんが入党するように訓練し、それから再び公務員または公的医療機関を受験する」ことを希望しており、なぜならそれらの部門が採用する時には党員が優先されるからでした。張さんは決心がつかないでいました。私は張さんに「中共には決して入ってはならず、中共は魔物が操る悪魔であり、悪事ばかりを働き、人も神も共に憤っており、神は中共を壊滅するので、あなたが加入すれば、中共の一分子になり、中共と一緒に壊滅されます。あなたは若く、どうして中共の副葬品になるのでしょうか?」と伝えました。張さんは「本当ですか?」と驚きました。私は「本当です! あなたは加入してはいけないばかりではなく、あなたはさらにすでに加入した共青団と少年先鋒隊を脱退しなければならず、そうしてはじめてすばらしい未来が待ってるのでいるのです」と言いました。

 張さんは理解した後、おじの「好意」を謝絶することに決め、さらに自発的に中共の共青団と少年先鋒隊を脱退しました。私は張さんに「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を信じ、さらに心から念じれば、必ず満足のいく仕事が見つかるでしょう」と伝えました。

 その後、張さんは毎日「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を心を込めて念じました。実習が終わった後、張さんはこの医院に研修医として雇われ、この医院に研修生として残りました。その期間、張さんはやはり毎日心からの九文字を心を込めて念じ、さらに時間をかけて仕事の書籍を見直し、わからないところは謙虚に医院の医師に教えてもらいました。2017年末、張さんは順調に医師試験に合格して医師の資格証明書を取得し、院長に正式に採用され、その歯科医院の正式な医師になりました。

 張さんはこの良い知らせを最初に私に伝え、私は「これはあなたが『法輪大法はすばらしい』を信じたから、大法があなたに福報を与えたのです」と言いました。張さんは「私は『法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい』を一生信じ、機会があれば、私も法輪大法を修煉します」と言いました。私は「この日を待っていました」と言いました。現在(訳注:2020年5月)、張さんは勤勉に働き、人にやさしく接し、医術が熟練し、医院の中堅医師になり、月給は8000~9000元になりました。張さんは幸運です。張さんと一緒に卒業した同級生は、1人は公立病院に応募しましたが、病院側の過酷な条件を理由に断られ、もう1人は公務員に応募して3年連続で最終選考に残りませんでした。

 2、心からの九文字を念じた唐医師の兄のひどい鼻炎が完治した

 唐医師の兄は長年鼻炎を患っており、漢方医と西洋医の治療を経ても治りませんでした。天気の変化、粉塵、花粉、風邪などが鼻炎の発作を引き起こし、発病の頻度が高かったのでした。鼻炎の発作後、鼻腔が非常に不快で、いつも「フー」、「フー」という音を絶えず発し、いつも鼻水をすすっているような感じで、特に人と話したり食事の時は非常に見苦しく、他の人にとって迷惑であり、自分も恥ずかしい思いをしていました。唐医師の兄が「法輪大法はすばらしい、真・善・忍は素晴らしい」を心を込めて念じた後、状況が大いに好転し、たまに再発しても、再び継続して念じると、症状がまたなくなり、その後にしばらく念じ続けると、徹底的に良くなり、今(訳注:2020年5月)ではもう1年以上も症状が出ていません。

 3、誠心誠意、心からの九文字を念じた牟医師の母が災いを転じて福となした

 2018年のある日の午前9時をちょうど過ぎたころ、牟医師が急いで厨房に走ってきて私に「方さん、私の母が病気なので、私は休みをとって家に帰り、母を県に連れて行って治療を受けさせますので、私のお昼の食事は作らないでください」と言いました。急いで「お母さんは何の病気ですか?」と聞くと、牟医師は「家の電話では昨晩具合が悪くなり、病気は比較的重く、彼女を県の病院に連れて行って医者に診せるように頼まれました」と言いました。私はすぐに牟医師に「必ず命を救う心からの九文字を覚えるようにお母さん言って下さい、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と心から念じれば、お母さんは必ずすぐに良くなるでしょう」と言いました。

 午後1時過ぎ、私は茶碗や箸、食器を洗い終わり、厨房の掃除をしていると、牟医師が突然私の前に現れ、私の手をつかみ、私が「どうしてお母さんを迎えに行かなかったのですか?」と聞くと、牟医師はとても感動して「心からの九文字はとても霊験あらたかで、私と母親が心を込めて30分以上念じると、母の病気はすぐに良くなり、さらに後遺症もありませんでした。私と運転手の友人は母が自分で煮た昼食を食べ、友人の車に乗って街に帰ってきました。車に乗っている時、母親は何度も『必ず方さんにお礼を言わなければなりません』と言いました」というので、私は「私に感謝せず、大法の師父があなたのお母さんの命を救ったのです。大法の師父にお礼を言わなければなりません!」と言いました。

 それから牟医師はことの経過を下記のように語りました。

 私は大体10時半に家に着き、母はベッドに横たわり絶えずうめいていました。私は部屋に入って「お母さん、どこが痛いの?」と聞くと、母は下腹部の右下を指差し「ここが痛い」と言いました。母が痛いというところを私が手で軽く押すと、大きな声で叫び出し、痛いところをさすることさえできず、押したのでさらに痛くなりました。私が最初の段階で考えたのは急性虫垂炎でした。私はすぐに車を持っている人に連絡し、診断と治療のために県の病院に送ろうと思いましたが、知っている人はみな家にいませんでした。私の家は自動車道から2キロ近く離れており、さらに農道で、車が入ってくることはできませんでした。もし私が母親を背負えば、下腹部を圧迫してさらに痛くなり、母親は歩くのが困難なので、自動車道まで歩いていくことはできませんでした。どうしようもなくなり、私はただミニバンを運転している高校時代の友人に母を県に送ってもらうように頼むしかありませんでしたが、友人はまだ県で働いていて、1時間以上経たなければ戻ってこられませんでした。

 私は「まだ1時間以上待たなければならない」と自分に言い聞かせましたが、方さんが教えてくれた心からの九文字を突然思い出し、母に試してみようと思い「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じさせて、効果があるかどうか見てみようと思いました。私はベッドのそばに座り、母に「私たちの医院の方さんが『危難の時に法輪功の心からの九文字を心を込めて念じれば危急から転じて安泰になる』と私たちに教えてくれたので、一緒に念じましょう」と言いました。母が同意した後、私は母が起き上がるのを手伝って半身を起こし、背中を枕で支え、母と一緒に誠心誠意、何度も「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じました。念じ始めた時、母はやはり時々少しうめき声を上げましたが、念じているうちに、力が入るようになり、はっきりとし、雑音がなくなりました。心を静めて念ずるために、私は目を閉じ、母親と一緒に念じました。

 だいたい30分間念じ、念じている間、母は黙っており、病状が重くなり気を失ってしまったのではないかと私は心配になりましたが、母親をよく見ると、顔色は正常で、痛がっている様子はまったくなく、脈拍を量ってみると正常で、手を鼻のところに置いてみると呼吸が一定しており、なんと母親は寝ていました。

 私がそっと母親の目を覚まさせると、母親はごろりと寝返りを打って起き上がり「どうして私は昼間から寝ているのでしょう?」と言いました。あたりに目を配り、私が母のそばにいるのを見て、すぐに思い出したようでした。その時母のお腹の音が聞こえ、それから母は「トイレに行きたい」と言いました。トイレから出てきた母はリラックスしたように見え、幸せそうで、病気は吹き飛んでしまったようでした。母は喜んで私に「私の病気は治った、全快した、病院に行かなくても大丈夫よ! お腹は痛くなくなった、どんなに押しても(手で下腹部の右下の方を押して)痛くない、お腹がすいた、何か食べたい」と言いました。

 そこで、私は母親とキッチンに入りすぐに火を起こして食事を作りました。私が腕時計を見ると午前11時20分でした。この時私の同級生はミニバンを運転して急いで私の家に着き、車から飛び降り、私の名前を叫びながら「急いで荷物をまとめて、急いでお母さんを病院に連れて行きましょう!」と言いました。私はキッチンから出てきて同級生に「母の病気は治ったので、送らなくてもいいです」と言いました。同級生は「お母さんの病気が重いって言いませんでしたか? どんな万能薬ですか? こんなに早く良くなるなんて?!」と言いました。私は前後の経過を一通り同級生に伝えると、同級生はショックを受けたかのように「以前もある法輪功修煉者が『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい、を覚えれば苦難を幸運に変えることができ、災いを転じて福となすことができる』と私たちに伝えました。それは単に彼らの美しい願いにすぎないと私は思い、まさか確かなことだったとは思いませんでした。私はこの心からの九文字を私の先輩と後輩に伝えます。彼らが安全運転できるように伝えなければなりません」と言いました。

 同級生が私たちと一緒に昼食を食べた後、母は私に仕事に戻るように促しました。同級生は私を送ると言って、直接私を医院まで送ってくれました。

 牟医師はまた「現在(訳注:2018年)の社会では人類が大きな劫難に遭うであろうというこの話題をみな話しており、もし劫難が発生すれば、予言者が言うように『貧者1万人のうち1000人が残り、富者1万人のうち2、3人が残る』可能性があり、それは本当に悲惨すぎます。方さんにお尋ねしたいのですが、劫難を避ける方法はありますか?」と言いました。

 私は「劫難はみな人類の道徳が極端に腐敗し、業力が相当大きくなった状況下で発生し、蒼天は『劫難』の方法で人類を懲罰し、人間の中の堕落した者を取り除きます。中共の出現は、ヨーロッパの幽霊を東方に持ち込み、無神論を促進しました。無神論の毒害の下、人々は道徳をまったく持たず、どんな悪いことでもみな敢えて行ってしまいます。特に法輪大法に対する迫害は、中国社会の道徳的基盤を徹底的に粉砕しました。このような時に蒼天は戦争や地震や疫病などの方法で人類を懲罰します。毎回人類の大劫難が来る前に、神はいつも危機の中で人類を目覚めさせる最後の機会を按排し、神の使者が神の意志を伝え、よい人を劫難から逃れさせます」と言いました。

 牟医師は「現在(訳注:2018年)神は使者を送ったのでしょうか? 使者はどんな感じなのでしょうか? どうやって劫難を逃れるのですか?」と聞きました。私は「使者はとっくに世の中に来ており、彼らは普通の人と同じです。ただ彼らは善良で、慈悲深く、彼らは『真・善・忍』の基準に基づいて自分を律し、一心に人の事を先に考えています。およそ中共の党、共青団、少年先鋒隊を脱退し、心から『法輪大法は素晴らしい』を信じる人はみな、神佛のご加護を受けることができます」と答えました。牟医師は「わかりました、なんと神の使者は目の前におられる!」と言いました。

 四、旧正月大みそかの夕飯

 2019年の新年、医院で旧正月大みそかの夕食会があり、レストランで食事を注文し、院長が私も一緒に食事をするように通知してきました。私は「私は臨時職員で、正式なスタッフ(医院の以前の炊飯係もみなスタッフの旧正月大みそかの夕飯には参加しなかった)ではありませんので、私は行きません」と言いました。院長は「あなたは違います、あなたは正式なスタッフですから、必ず来てください」と言いました。

 その日は食事を作らないので、私は料理と家事をしに家に帰りました。食事を始めようとした時、院長がまた電話してきて私にすぐにレストランに来るように言い、私は「家の中のことがいろいろあるので、行かれません」と言いました。院長は「必ず来てください! あなたが来なければ、私たちはみな箸を動かしません」と言いました。断り切れないので、私は行くしかありませんでした。

 レストランの個室に着くと、大きな丸いテーブルにはさまざまな料理がいっぱいで、スタッフたちはみなそろっており、テーブルを囲んで座り雑談していました。丸いテーブルの上座(私たちの地元では「上段」と呼んでおり、一般的にお年寄りや名声の高い人が上座に座る)には空の椅子がありました。私が個室に入った途端、みんな立ち上がって歓迎してくれました。院長は「上座のあの椅子は『神』に座っていただくものです」と言いました。私はそれが何なのかわからず、反応せず、ただ壁の隅から手ごろな椅子をつかみ、張さんと牟医師の間に座る準備をして、張さんと牟医師と一緒に座ろうと思いました。

 私が椅子を追加する前に、張さんと牟医師が私の片腕を掴み、私を「上段」に引っ張り、私に座るように言いました。私は「許されません、これは神のための席で、私は座ることはできません」と言いました。院長は「この『上段』こそあなたのためのものです」と言いました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/15/405006.html)
 
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