長沙市の法輪功学習者15人が不正裁判に直面
■ 印刷版
 

 【明慧日本2021年4月18日】湖南省長沙市の法輪功学習者・李志剛さん、徐麗華さん、孟凱さんら20数人が2020年10月27、28日、長沙市国家安全局、公安局、派出所の警官によって連行された。現在、そのうちの15人の学習者は不正裁判に直面している。情報筋によると、弁護士である孟凱さんはすでに秘密裏に判決を下されて長沙市刑務所に収容されたという。

 15人の学習者達のうちの男性学習者は長沙市第二留置場に、女性学習者は第四留置場に拘禁されている。学習者たちの中には博士、高級幹部、教師もいて、みんな優秀な人材で、品行も良く、真、善、忍に従って自分を律している。80代の両親がいる学習者、子供がいる学習者たちは、留置場に拘禁されて親孝行ができず、子供の世話もできない状況の中、留置場側は家族との面会さえも許さない。

 一緒に法輪功の書籍を読んだとして 7人が連行された

 李志剛さんは長沙市鉄道職員の社宅に住んでいる。2020年10月27日夜、学習者・陳陽さん、曹志敏さん、曹志方さん、楊芳さん、喩輝さん、文静さん、龍瑯瓊さんの7人は李さんの家で一緒に法輪功の書籍を読んでいた。午後10時半に7人が帰ろうとしてドアを開けた途端、20数人が李さんの家に押し入った。1人だけが警官の制服を着て、ほかの者は私服だった。警官らは何の証明も提示せず、7人の学習者に手錠をかけた。その後、学習者を別々に自宅に連れて行き、家宅捜索を行った。

 その後、7人の学習者たちは留置場に送られた。

 李さんも家宅捜索された後、芙蓉区公安分局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に連行された。李さんの80歳になる母親は必死に連行に抵抗したため、免れた。

 当日の夜、李さんの甥・盧俊光さんは自宅で大学のオンライン授業を受けていたが、マンションの管理者だと騙し、家に侵入してきた警官に連行された。盧さんは3カ月ほど拘禁され、2月3日に解放された。「帰宅してから、誰とも連絡を取るな」と脅迫された。

 李さんは連行されてから、消息不明となった。2021年2月5日、李さんの母が瀏陽市公安分局からの李さんの拘禁通知書を受け取った。

 家族は李さんのために弁護士を雇ったが、未だに弁護士は李さんと面会できていない状況である。

 一級警督・徐麗華さんが連行される

 学習者・徐麗華さん(66)は一級警督(警視に相当)で、瀏陽市の湖南省警察学院の宿舎に在住。2020年10月27日午後6時ごろ、岳麓区公安分局の国保と西湖派出所の警官数人は徐さんの家のドアをこじ開けて不当に侵入した。警官らは家宅捜索して、徐さんを連行した。

 そして、徐さんの娘は関係部門を訪ね、母親の状況を聞き、関係者に法輪功の良さが書かれている手紙を渡したが、家宅捜索された。娘は4人によって、6階から下へ引きずられ、連行され、採血された。娘は7日間拘束された。

 先日、家族は西湖派出所に行き、徐さんのことを聞いた。担当の警官は「俺たちは法的順序に従うので、多分5月に判決するだろう」と言った。

 74歳の夏敬沢さんは連行される

 夏敬沢さん(74歳女性)は2020年10月27日午後4時30分、娘と家にいたが、長沙市岳麓区望月湖小区の居民委員会幹部・梁立に騙され、ドアを開けた。その途端、数人に一気に入られ、身の自由を制限された。彼らは捜索令状を提示しないまま、家宅捜索し、私物を押収し、夏さんを連行した。夜中の1時ごろ、夏さんは解放された。

 黎さんら学習者が連行される

 黎さん(女性)は長沙市岳麓区に在住。2020年10月27日午後4時、岳麓区国保の警官は黎さんの家の鍵二つを壊し、黎さんの家に侵入した。警官らは黎さんの家を家宅捜索してから、黎さんと娘2人を岳麓区公安分局に連行した。深夜、親子3人は解放された。

 李中華さん(86)は湖南省長沙市天心区に在住。2020年10月27日夜、李さんは1人で家にいるとき、警官に家宅捜索をされた。

 2020年10月27日、学習者・張霊革さん、章芙蓉さん、粟東輝さん、劉燕萍さん、朱翠華さん、龔祥輝さん、袁静さんの7人も家宅捜索され、連行された。

 長沙市の孟凱さんは刑務所に収容される

 2020年10月28日朝5時、孟凱さんは弁護士の仕事のために、ほかの地方へ行こうとしたが、途中で瀏陽市公安局の警官に連行され、手錠をかけられた。午後4時、瀏陽市公安局の私服警官十数人は孟さんを連れて、孟さんの家へ行き、何の証明も提示せず、孟さんの家を家宅捜索し、ビデオや写真も撮った。その後、孟さんは警官に連れて行かれた。

 孟さんは拘禁されている間、家族は前後、弁護士2人を依頼した。弁護士2人とも孟さんと面会しようとしたが、拒否された。先日、家族は留置場に行き、孟さんにお金を渡そうとしたが、「こういう名前の人はいない」と言われた。

 翌日、家族は雨花区公安分局に孟さんの行方を聞きに行った。「知らない」と言われた。家族はまた、長沙刑務所に行き、孟さんがいるかいないかと調べを頼んだが、刑務所側に「上からの通知を受けていないので、教えることはできない」と言われた。そして、家族はお金と着替えを持ってくる必要があるかと聞くと、「要らない。ここで1カ月半勉強(洗脳)して、そのときにどの刑務所に送るかを通知する。家で待ちなさい」と答えた。

 裁判所は開廷せずに秘密裏に判決を下し、家族に通知せず、弁護士のサインもないまま、孟さんを長沙刑務所に送ったという。

 15人の学習者が不正裁判に直面

 今回の法輪功学習者連行事件に加担した多くは長沙市の地方の言葉で話しているが、瀏陽市からきたと偽っていた。それにその全員は、瀏陽市公安局の公印があるだけで、署名も日付もない「刑事拘留証明書」を持っていた。彼らは学習者たちの友人や親戚を騙して「証拠集め」をしていた。

 事件後、家族は学習者のために弁護士を依頼した。地元の弁護士もいれば、他の地方の弁護士もいるが、当事者との面会をしようとしたが、すべて拒否された。それで、法律上の手続きに従って、弁護士たちは関係部門を訪問して案件を把握し、司法関係者の違反行為を告発した。しかし、関連部門は弁護士を避けたり、責任を回避したりする行動を取った。弁護士たちは案件を処理する過程で、当局の上層部からの圧力を受けたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/5/422993.html)
 
関連文章