文/中国の大法弟子
【明慧日本2021年6月6日】
煩わし
眼を閉じて 鼾(いびき)をかけば思い悩みを断つ
目覚めれば万事に煩わされてやまず
天地をば法を正す道を阻み難し
只、弟子の人心により遮る[1]
ある日の正午に座禅をしていた時、師父の『洪吟三』「煩わし」という詩が頭に浮かび、涙が出てきました。私たちは意気地がない弟子です、私達の手放せなかった人心が、師父の法を正すことにこのような大きなトラブルをもたらしたのです。私の心はこんなにも痛んでいます。師父の慈悲深さを大切にしていないことに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私たちは師父の弟子であり、師父の法を正すことを手伝うことが私たちの使命ですが、私たちが手放せない人心が師の法を正す道の障害になっています。喧嘩ばかりする子供のように、いくら教えてもうまくいかず、師父、私達はどうすべきなのでしょうか?
手放せない人たちの人心を、誰が天国に持っていくことができるのでしょうか。私たちは大法弟子であり、師の法を正すことを助けたいと思っている人たちです。世の中のすべてのことは、私たちの心が促成したものであり、同時に私達の人心を取り除くものでもあります。
師父は「多くの法理をもって謎を解き明かすことができ」 [2]と説かれました。私たちは皆、迷いの中で修煉していますが、たとえ固く閉ざされた状態であっても、修煉中のすべての法理は、師父によって教えられています。乱れた現象の中で心を静めて法を学ぶことで、こうした混沌とした状況の本質が見えてきます。中共ウイルスが世界中に蔓延していることから、香港の「反送中」運動、2020年のアメリカの選挙、中国共産党による台湾への武力行使の脅しなど、目がくらみそうです。
大法弟子としては、混沌とした中で常に清らかさを追求し、すべての心を修めて取り除き、清らかな心で師を助け法を正します、より多くの人々を救わなければなりません。
個人的な体験なので、法に基づいていないところがあれば、慈悲なる指摘をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『洪吟三』「煩わし」
[2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「聖者」