【5.13祝賀】正義感の強い父、とうとう修煉を始めた(一)
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文/山東省の大法弟子

 【明慧日本2021年6月17日】父は今年88歳ですが、年の割にとても若く見えます。顔色は赤みがさして、背筋がピンと伸び、頭の回転も速くて、30年前の現役時代の状態に劣りません。父は優しくて正義感が強いため、私たち大家族の中で、信頼され尊敬されている年長者です。特に中国共産党(以下、中共)が法輪功を迫害して20余年、父の正義な行動、および修煉してから父の身に起きた素晴らしいことを通じて、親戚や友人、父を知っている多くの人は尊敬と敬服のほか、法輪大法の正しさと素晴らし認識することができました。以下、父についてお話をしましょう

 母の修煉に協力する

 1995年10月、私は幸運に恵まれ法輪大法を修煉し始めました。1週間も経たないうちに長年私を苦しめていた複数の病気が治って、嬉しさのあまり、私は法輪功を家族全員、親戚、多くの知り合いに紹介しました。長年ひどい頭痛、重度の貧血、胃腸病などを患っていた母は1996年の初め、60代の時に修煉を始めました。

 母は幼い時に学校に通ったのは僅か1年間だけで、『轉法輪』の中の字をほとんど読めません。父は「焦らなくてもいいよ、私が読み書きを教えるから。学ぶ決心さえあれば、きっとできるよ」と母を慰め、それから母に字の読み方を教えるようになり、母が覚えられない時でも、父は一度も面倒くさがったり怒ったりしたことがありません。

 このようにして母はとても早く漢字を覚え、まもなく『轉法輪』を通読できるようになって、その後、40冊以上の経文もすらすらと読み通せるようになりました。繁体字の経文も読めます。ここ数年、母は読めない字を書き写すためのノートだけでも10冊以上使いました。父はまたよく『轉法輪』を母に読み聞かせて、母の学法を促しています。母は私たちに「私が学法でき修煉できることには、お父さんの功労もあるのよ。お父さんは私の修煉を助けしてくれている」と言いました。

 父は母に読み書きを教えるだけでなく、母が公園での集団煉功に参加する時と集団学法に参加する時も、父はいつも一緒に行きます。いつの間にか、病弱な母が心身ともに健康になって、かつて夏場でもかぶっていた帽子を被らなくなり、老眼鏡を使わなくても良い視力になり、性格も良くなりました。20年以上、母は薬を一錠も飲まず、注射を一度も受けていません。さらに不思議なことに、父はまだ修煉しておらず、母の修煉に協力しているだけなのに、複数の持病が奇跡的に消えました。

 娘を殴った警官を許さない

 それは中共が法輪功を迫害し始めたばかりの時のことでした。ある日、私は地元の警察に連行されて、同修の名前を言わないために、Aという悪名高い警官が私の顔を何回も平手打ちしました。すぐに顔が焼けるように熱くなり痛くて一晩中眠れませんでした。翌日、まだ夜が明けない内に、父の姿が突然派出所に現れました。私と3メートル位離れたところで父は私の顔の異変に気付き、「顔をどうしたのか」と聞き、私は「A警官にビンタされた」と答えたら、父の顔色が変わって、何も言わずに帰りました。

 3日目の午前、ある警官が「私はAさんの代わりにあなたに謝る。人を殴ることは確かに間違ったので、上司も彼を厳しく叱った。彼を許して改めさせる機会を与えて下さい」と言いました。後日母から聞いたことですが、私が殴られた日の夜、なぜか父は眠れなくて、「なんだか心が落ち着かない、娘に何かあったような気がする」と言いました。翌日、夜が明けない内に父は起きて、私を拘束している派出所に行きました。ドアを開けた途端、遠くから赤く腫れた私の顔を見て、A警官に殴られたと知った時(両親は一度も私に手を出したことがなかった)、怒り心頭に発した父は立っていられないほどでした。

 その日、派出所を出ると、父はすぐに市公安局に行きました。父は定年退職する前は政府部門に勤めており、公安や警察などを恐れていません。時間がまだ早いので父は警備室で待って、時間になると、直接局長の事務室に行きました。そのような犯罪行為が二度と発生することを許さず、私を殴ったA警官を処分しなければならないと毅然とした態度で局長に告げ、その時、局長は口頭で承諾しました。

 父は公安局を出た後も帰宅せず、市の検察に行き、暴行に関する法律を尋ねました。検察は父に、「もし殴られて明らかな傷があれば、暴行者は3年以下の刑期に処するべき」と教えました。父親はその相談の結果を受け再び公安局に戻り、局長と他の何人かの主要責任者に伝えて、断固とした態度で暴行者の処分を求めました。父の正義なる圧力の下で、局長を含む指導者たちは父に謝って、私を殴ったA警官に反省文を書かせました。

 その事件の後、A警官はかなりおとなしくなりました。それから、私はまた何度か不法に逮捕され、毎回派出所で彼に会いました。彼は以前と違って、威張った態度が消えました。ある日、私は異郷の洗脳斑に連行され、20日近く不法に拘束されました。その間、A警官は何度かその洗脳斑に行って私に会ったことがありますが、優しい態度で私に接しました。そして洗脳斑の責任者は、「あなたの市の警察はどうしてそんなにあなたに親切なのか、くれぐれもあなたに暴行しないでくださいとA警官は我々に注意したよ」と私に言いました。

 これは師父が守って下さっていると私は分かっています。そして、父の正義な行為も邪悪を抑制する役割を果たしたと思います。後になって迫害の情勢はますます厳しくなったとき、もし大法弟子の家族たちがみんな私の父のように正義を貫き、不公平または理不尽な迫害に立ち向かって抗議することができれば、警察もそんなに露骨に大法弟子を迫害することはできなくなるだろうと思います。大法弟子の家族も、大法弟子を迫害から守る大きな力です。

 (続く)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/5/29/426078.html)
 
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