脱党するために遠路はるばるやってきた郷長
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年7月7日】私は長年の法輪功学習者(以下、学習者)で医師です。自分のクリニックを開業しています。

 2021年旧正月の3日目の午前、広東語訛りがある標準語を話す老人が急いでクリニックに入ってきました。とりあえず、彼を張さんと呼びましょう。張さんの話によると、わざわざ飛行機で広州から私を訪ねて来たのは、脱党の手続きをしてほしいとのことでした。広州なら、1000キロ以上も離れているので、私は驚きました。「私たちはまったく面識がなく、どうやって私のことを知り、そして、なぜわざわざ私のところに来て、脱党しようと思われたのですか?」と尋ねると、 張さんは一部始終を説明してくれました。

 張さんはかつて広州のある田舎町の郷長で、若い頃に共産党に入党し、数十年の党歴を持つ古参党員であり、現在はすでに引退しました。

 7年前、誰かが彼のドアの前に『共産党についての九つの論評』(以下、『九評』)を置きました。この本を手にした張さんは真剣に読み、強い衝撃を受けました。彼は共産党の邪悪な本性と残虐性をはっきりと理解し、修煉者たちが善良な人であることを知り、共産党が法輪功をこれほどまでに残酷に迫害する理由も分かりました。

 『九評』にある「脱党声明」の付録を読んだ後、張さんは修煉者を見つけて、脱党の手続きを手伝ってもらおうと考えました。張さんはその時にすでに、すべての共産党組織から脱退して、初めて共産党が罪悪の清算を受ける際の巻き添えにならず、神佛のご加護を受けることができると理解していたのです。彼は修煉者との出会いを待ち望んでいました。機が熟していなかったのかもしれません。数年待っても、彼は巡り会えませんでした。しかし、彼はその願いを諦めず、年を追うごとに、その願いは弱くなるどころかますます強くなってきました。

 2020年、中共による「新型コロナウイルス」の真相隠蔽と弾圧により、武漢で肺炎が大流行し、疫病が一時的に広州まで広がってきました。張さんの郷里にも感染した人がいて、人々はとても怖がっていました。幸いなことに、張さんは再び、修煉者がそっとドアの前に置いた真相リーフレットを受け取りました。そのリーフレットには「法輪大法は素晴らしい!  真・善・忍は素晴らしい!」という言葉を真摯に唱えることで、疫病を回避できるという方法が書かれていました。また、リーフレットには、武漢で起きた真実の情報も掲載されていました。

 リーフレットに書かれている実例に大いに触発されて、張さんは自らその言葉を唱え始めただけでなく、家族や友人、親戚にも唱えるように勧めました。奇跡が再び起きました。この言葉を唱えた人の中に、新型コロナウイルスに感染した人は1人もいませんでした。張さんは大法の師父に感謝しつつ、脱党したい気持ちがさらに強くなりました。

 石の上にも三年と言われるように、彼の努力は報われました。2021年旧正月の大晦日、彼は親戚の1人に挨拶の電話をしました。この親戚は、私が居住している都市に住んでいます。偶然にも、この親戚がこの間重病になって、知人の紹介で私のところに治療を受けに来たことがあります。その際、私は法輪功の真相を伝えた上で、邪党の一切の組織から脱退し「法輪大法は素晴らしい!  真・善・忍は素晴らしい!」と真摯に唱えることが健康回復には有効だと伝えました。その親戚は快く受けいれて、帰宅後、間もなく健康を取り戻しました。

 張さんとの会話の中で、その親戚は回復した経緯を話しました。それを聞いた張さんは大喜びし、早速私の住所を尋ね、電話を切った直後に私が居住している都市への航空券を予約しました。親戚の家で1日か2日過ごした後、張さんは急いで車で私のところに来て「すぐに脱党したいので、この仮名で脱党手続きをしてほしい」と頼みました。

 数十年来の党員である張さんは真相を理解した後、邪党からの脱退が待ち遠しくて、わざわざ1000キロも走って法輪功学習者に頼みに来たのです。世の人々はますます目醒めてきて、邪悪な中共の終焉の日も近づいているでしょう。

 流行がまだまだ深刻な今、疫病を避ける最善の方法は「法輪大法は素晴らしい!  真・善・忍は素晴らしい!」と真摯に唱え、すべての共産党組織から脱退することです。これは無数の事実によって証明されていることです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/1/427632.html)
 
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