【国際ネット法会】一人ではない 真相を広く伝える
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文/アメリカネバダ州の大法弟子

 【明慧日本2021年7月30日】

 尊敬なる師父、こんにちは。

 同修の皆さん、こんにちは。

 私は2020年の初め、アメリカ西部にあるタホ湖地区に引っ越しました。ここはカリフォルニア州とネバダ州の州境のシエラネバダ山中にあります。引っ越しが終わってから、幸にも私が住む都市の神韻の広報に参加することができました。神韻公演のチケットが地元で全て売り切れの好調を機に、公園の煉功点でも地元の人々に法輪功真相を伝え、同時にメディアの販売の仕事も進めようとした時、中共ウィルスが突然に襲い、全てを断念せざるを得なくなりました。

 偶然にも、北カリフォルニアは中共ウィルスに関する英語特集号を配布するため、準備しているのを知って、私は北カリフォルニアの同修に連絡をして参加しました。当初、引っ越したばかりで何もわからなかったので、どこから配れば良いのかわかりませんでした。しかし、神韻の資料をドアノブに掛けた経験を思い出し、地図を調べて、資料を準備し、ドライバーを探しました。3人~5人が1台の車に乗り、コミュニティに1部ずつ配りました。以前と違うのは今回の全ての流れは自分一人で完成しました。なぜかというと、私は地元の唯一の大法弟子ですから。

 人手が足りないので、私はインターネットから主流と影響力のあるコミュニティを探し、携帯電話で路線図を描き、週末に遠くの北カリフォルニアまで資料を取りに行って帰宅したら、マスクと手袋をつけて、身だしなみを確認してから出発することにしました。嬉しいことに、配布した1500戸のほとんどは喜んで資料を受け取ってくれました。一部の人は大紀元時報で聞いたことがあると言い、新聞を玄関まで届けてくれるとは思いもしないことで、中共ウィルスの情報を得ることができ感謝しました。私はコロナ禍で人々が危険を感じ、各業界が大きな影響を受けているとき、人々が本当に情報を待ち望んでいること、決して断らないと思いました。私は真相資料は市民が救い済度される希望だとわかっています。

 特集号は何と言っても短期、地域限定、無料のものです

 師父は「如何なるものもこの世に立脚して存在し、成り立つには必ず肝心な要素があるわけです。つまり、この空間において一つの場を形成しなければならないのです。この場は物質的な存在です。例えば、宗教を創立することができたのは、多くの人がそれを信じ、堅信する中で宗教に言及し、崇拝するなどの形式によって、一つの環境が形成されました。この環境がまたこの宗教を守っているのです」とおっしゃいました。 [1]

 私は法理が通じていると思い「もし、広い範囲で新聞の販売場所を設置できれば、より多くのアメリカ国民に大紀元を購読させることができ、大紀元の内容を話題にし、宣伝することになる。この正の物質が強くなればなるほど、真相を伝える力と救い済度の力も大きくなるし、メディアの収入源にもなる」と思いました。私は現在社会において、電子版のメディアは流行っているのですが、伝統のメデイアの形式、つまり、ペーパーの新聞は意義があるとずっと思っています。これは大法の書籍を読むことと電子書籍を読むことが違うのと同じかもしれません。多くの人は電子機器があっても、やはり1枚の新聞を持って読むのが好きです。年配の方々はなおさらです。しかも、私たちの新聞は大法を広げる役割も果たしています。ですから、私は大紀元の販売場所を早く設置しなければならないと思いました。私は北カリフォルニアの英語大紀元発行部のマネジャーに連絡し、自分の考えを伝えました。相手はとても賛成し、地元の主なチェーン店、大型スーパーマーケット、ドラックストア、ガソリンスタンドに英語大紀元の販売を着々と始めました。

 私は地元の主なチェーン店を調べ、それぞれに英語大紀元の販売を交渉しました。これは実際に販売できるかどうかの肝心な一歩です。私は簡潔な言葉とプロの意識を持ちながら、メディアに勧めるのがいいと認識しています。私は新聞の小売販売の基本の流れを調べ、各小売店へ行き、ほかの新聞の販売状況を調査しました。準備をバッチリにしてから、新聞の見本と名刺を持って売店のマネジャーに会いに行きました。

 私はあるグローバルな有名チェーン店で、マネジャーを長く待たせてしまいました。マネジャーがやって来て「あなたたちの新聞はすでに私たちの販売システムにあります。ですが、すぐに販売できるとは言えません」と言いました。私はすぐに「おっしゃる通りです。こちらにどうしても置いてほしい理由をお話させていただけませんか。私たちの新聞はここでは初めての販売になりますが、カリフォルニア州と他の地区では結構前から販売されていて好評なのです」と伝えました。マネジャーはまた「私たちはリニュアルを準備中で、新聞の棚を撤去しようと思っています。お客さんはよく新聞を持って適当に捨てるので、片付けるのに大変なのです」と言いました。私はすぐに新聞の見本を持ち出し、内容を見せながらこう説明しました「私たちのことをまだご存知ないかもしれませんが、私たちは数少ない真実の報道と伝統を守るメディアです。新聞のデザインと内容は何度も業界協会で受賞し、多くの読者は最初から最後まで1ページも漏れずに読んでいただいています。新聞を残して友達にシェアする読者も少なくありません」。マネジャーは「これを販売したら、どれくらい儲けられるの? 一週間にどれくらい売れるの? 手間隙(てまひま)かけて儲からないことをなんでやるの?」と私に聞きました。私は冗談混じりに「御社は大手ですので、新聞の儲けに頼らないでしょう。一番大きな役割は市民に情報を提供することです。特に今は本当の情報が少ない中、市民に真実の情報を提供することは最も貴重なことです。これは金銭では計れないものです」と答えました。マネジャーは少し考えてから「じゃ、一週間だけチャンスをあげる」と言いました。このように一週間から現在まで経ちました。このチェーン店は地元の大紀元の最も売れ行きの良い場所になっています。

 ある日、私はある有名なドラックストアに連絡しました。店のマネジャーは店内はもう数年前から新聞の販売を取り扱っていないとはっきり言いました。新聞を購入する人がいないので、新聞の販売棚も設置していないそうです。私は市民が情報操作のメディアを嫌がっているので、新聞を買わなくなったのですが、私たちの新聞はほかと違います。多くの読者は私たちの新聞を読んでから、伝統の新聞の誠実さと価値理念があることに気づき、どこで買えるかを探しています。もし、信じなければ、店内で試して販売してみたらいかがでしょうかと提案しました。結果として、その店は今でも同チェーン店の売り上げの一番いい店です。その後、このチェーン店の本部は英語大紀元の販売停止を求めても、この店は応じませんでした。

 新聞販売は始まりだけ、続けることは試練です

 あるスーパーマーケットのチェーン店は、新聞を販売し始めてから1か月後、突然私に連絡をしてきて、本部から「各支店全ての新聞を撤去するようにと連絡が来た」と言いました。私は最初、これらの店舗の新聞の販売部数が結構いいので、少し心が動揺しました。もし、全ての店舗で撤回されたら、読者の損失は大きいのです。しかし、これらのチェーン店に対する調査によると、支店は本部の指示に対して一定の融通が効きます。ですので、私は心を静めて「たとえ本部から新聞を撤去する指示が出ても、大紀元を撤去してはいけない」という一念を強めました。同時に、発正念で後ろにある全ての妨害を取り除き、いつもと同じように新聞を届けに行きました。撤去の話はこれでなくなりました。

 もう1つのドラックストアも、新聞を販売し始めてからしばらくして、同じく「本部の指示で大紀元新聞と看板を撤去する」と言いました。私は知らせが本当にあったことを知っていて、この店で販売することはもう無理だとわかっていましたが「ほかの支店はどうなるのか?」と心の中ではとても苦しかったのです。師父は何度も、救い済度する時「ある団体に限定することもなく、人心だけを見ています」 [2]とおっしゃいました。私は、このグループの一部の人の間違った決定に過ぎず、このグループに所属する全ての店を代表できない、ですから、私はこのグループに対して偏見、嫌な気持ちを持ってはいけない、続けて正念で救い済度すればいいと悟りました。結果として、地元の十数の支店のうち、ただ2店舗が本部の指示を実施しました。

 新聞を配達しなければ分からないかもしれませんが、今、主流社会の新聞は全国で発行する新聞から地元の小さい新聞までほぼ全て左派です。ですので、地元の人は真相を知ることがとても難しいのです。日常生活で読めるのはそれだけです。大紀元はその中の唯一の清らかな新聞と言えるでしょう!! さまざまな新聞と一緒に並べても、トップ記事と写真から見ても大紀元の違いは一目瞭然です。私は販売店で大紀元を広げるために、ひとまずは目たつ看板を作って、大紀元という新聞の存在を知ってほしいと思っています。次に、私たちの大紀元新聞と左派新聞の違いを見せて、往来する人々に情報が目に入りやすいようにしなければなりません。ですので、私は各販売店での看板と新聞の陳列に心掛けています。北カリフォルニアの英語大紀元オフィスに綺麗な看板を作っていただき、それぞれのサイズの新聞棚の提供、経験と教訓も共有してくれたことに感謝いたします。お陰さまで地元の販売店にとても役立っています。私は、毎回新聞を配達する時、わざと大紀元のロゴがあるシャツを着て宣伝しています。

 最初の数カ月間、新聞を配達するたびに、どんな年齢の人もいますが、私の服のロゴを指差しながら「私はあなたたちの新聞が大好きです」、親指を立てながら「もう購読していますよ」、「君たちは最高! 頑張ってください」と声をかけてくれます。また、大紀元はとても立派な新聞と誉めてくれたり、私の所に来て自分の時事に対する見解を交流してくれたりします。私はいつもお礼を言いながら、販売場所と英語新唐人テレビなどほかの番組とチャンネルを紹介しています。多くの市民が正義を支持し、真相を理解している人達が増えていると感じて本当に幸せです。

 しかし、応援する人がいれば、妨害する人もいる

 ある大型スーパーマーケットでは、大紀元新聞の売り行きがとても順調で、マネジャーも大紀元に賛同し「毎週待ちきれずに大紀元を待っている顧客がいる」と言い、彼は「今まで読んだことのある新聞の中で大紀元新聞は一番だ」と言っています。しかし、数週連続、私たちの看板は壊され、新聞も盗まれました。私は何度もマネジャーに状況を説明し、マネジャーが直接、監督しても分からなかったのです。最後に、マネジャーは監視カメラの録画を調べて、ほかの新聞の配達員がやったことがわかりました。同業者の競争から、わざと壊したのかも知れませんが、マネジャーはこのような行為に反感を持ち、店内の万引き行為と見なし、配達員の交代を新聞社にお願いしてから、問題は解決されました。

 その後、ほかの店でも類似した状況があれば、私はいつも積極的にマネジャーと情報を共有し、この件を重視してもらい、このような万引き行為を制止することを促しました。ほかの新聞社の配達員にしても、一般の顧客にしても、もし止めさせることができなければ、私は警察に通報する権利があります。マネジャーは私の言うことを理解してくれ、全面的に協力していただきました。

 私は、相次いで周りの7都市の70以上の販売店に、英語大紀元新聞の販売を達成しました。約4カ月後、一週間の販売部数は100部を突破し、購読量も人口数の都市の比例順となり、高くなっています。さらに嬉しいことに、新聞を配達してから2カ月後、公園の煉功点で初めての地元の学習者を迎えました。この学習者は販売店から大紀元を購入し、新聞の中の大法の無料功法講座を見てから来たのです。

 英語大紀元新聞を広げる過程において、たくさんの体験があります。最も忘れられないのは新聞配達の初日です。その日、私は朝早く出かけて、バタバタして昼までたくさんの販売店の設置を完成し、運転免許を取ってからわずか1年にもかかわらず、山道を運転し、少し自慢気味でした。こうして、ある交差点で左折する時にブレーキをかけずに、赤信号を無視してしまいました。私はそれに気づいた瞬間、パトカー2台がやってきて、私の車を止めました。私は初めてこのようなことに遭い、どうすれば良いのかわかりませんでした。

 私はまず落ち着き、警官に自分の過ちを認め、免許を出して、引っ越ししてきたばかりなので、道をよく知らず、先ほどは油断して信号を無視しました。次から気をつけますので、今回は何とか大目に見てくれませんかとお願いしました。実は私は「自分が一番いいことをやっているので」と幸運を望む心理がありました。

 警官は私を見て、真面目に言いました。「素直であることは誉めますが、今日は罰金を免れることはできません。あなたの不注意で交差点の車両と通行人に大きな損失を蒙る可能性があります。この教訓を覚えてほしいです」と私に250ドルの反則切符を切られました。「二五」の発音は中国語で「君が悟れ」の発音に似ています。本当にちゃんと悟らなければならないですね。警官は私が何かを考えている顔を見て、微笑みながら「今日のような良い日を壊さないように、やるべきことをやり続けてほしいです」と言ってくれました。私はちょうどその時、妨害されたから今日は戻ろうかな? と迷っているところに、警官にこのように言われて、明らかに私を悟らせているとわかりました。私はすぐに状態を調整し、午後の仕事を終わらせました。

 今回の出来ことは私に教訓を学ばさせていただきました。今後の修煉で仕事をする時、いつも自分に戒めています。「どんなに大きなことをやっていても、自分に大きな能力があるとしても、全て細やかなことです。それは大法から授かって衆生を救い済度するためです。逆に、どんな細やかのことでも、衆生を救い済度することに関わっているのなら、最も純粋で謙虚な気持ちでやらなければならないのです。さもなければ、衆生を救い済度することを妨害してしまいます。

 師父はこうおっしゃいました。「もっとはっきり言いますが、あなたの今生の修煉はあなたの人間の表面の正念を強めるためであり、衆生を救い済度することを可能にしているのです」 [3]

 最近、私はこの説法により深い理解がありました。自分が存在する目的は、まさしく衆生を救い済度することです。大法のプロジェクトに参加できることは本当に幸運です。私は自分の力を発揮し、プロジェクトをよりよくすると同時に、プロジェクトも私たちにより広いプラットフォームを提供して、より多くの人を救い済度するチャンスを与えてくれます。私はこれらのチャンスを大切にし、よりよくできるように頑張りたいと思います。

 師父に感謝いたします。

 皆さまに感謝いたします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『ヨーロッパ法会での説法』
 [2] 李洪志師父の経文:『二〇一六年ニューヨーク法会での説法』
 [3] 李洪志師父の経文:『二〇一五年米国西部法会での説法』

 (2021年国際ネット法会)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/21/427248.html)
 
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