遼寧省本渓市の王鳳清さん 迫害され脳梗塞発症しても解放されず
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 【明慧日本2021年8月1日】遼寧省本渓市の法輪功学習者・王鳳清さん(74歳女性)は7月20日、自宅で再び本渓市工人派出所の副所長によって連行された。その後、副所長は本渓市南芬区検察庁、本渓市南芬裁判所と結託し、王さんを罪に陥れようと企んだ。

 王さんは本渓市平山区に在住で、宏達物資会社を定年退職した。以前、王さんは腹水がたまり、 バージャー病(閉塞性血栓血管炎)などの病気を患っていたが、法輪功を学んだ後、完治した。

 中国共産党当局が法輪功迫害を開始した後、王さんは法輪功迫害の停止を求め、自ら体験した法輪功の素晴らしさを政府と人々に伝えた。そのため、22年来、王さん一家は繰り返し嫌がらせを受け、労働教養処分を科されるなどの迫害を加えられた。王さんの夫・劉延恒さんは迫害により死亡した。

 7月20日、連行された王さんは高血圧症、脳梗塞の症状が現れたが、解放されなかった。現在、王さんは本渓市中医病院に入院しているが、監視されている。

 繰り返し連行される

 2001年1月5日、王さん夫婦と娘の夫の3人は本渓市工人派出所の所長と警官によって連行された。王さんが家に法輪功創始者の写真を掛けているという理由だった。その後、3人は労働教養処分を科された。

 2003年9月14日、王さんは法輪功迫害についての資料を持って、人々に法輪功が迫害されている事実を伝えたが、連行され拘禁された。

 2006年4月12日、本渓市公安局は王さん夫婦を含む数十人の法輪功学習者を連行した。その後、夫の劉さんは10日間拘留された。

 2020年4月1日、王さんは転山の朝市で工人派出所の警官に連行された。警官は同日、王さんの家に行き、王さんの娘の夫も連行した。

 2021年7月20日、王さんは再度、本渓市工人派出所の警官に連行された。

 夫が迫害により死亡

劉延恒さん

 王さんの夫・劉さんは2007年9月8日、本渓市工人派出所の警官に連行され、労働教養処分2年を科され、本渓市労働教養所に収容された。

 教養所でひどい拷問を受けた劉さんは2008年1月、ご飯を少ししか食べられなくなり、歩くとふらふらし、科された労働ができなくなった。そのため、劉さんは教養所の各部屋に水を配ることをさせられた。拘禁されている学習者は劉さんに食べ物を渡したりしたが、劉さんは受け取らず、逆に、自分の家族から送ってきた果物をみんなに分けていた。

 2008年3月、劉さんの病状が悪化し、水を配ることさえもできなくなった。それで、劉さんは何度も教養所の責任者・劉邵実に教養所外での病気治療を要求したが、すべて拒否され、教養所の医務室に行くようにと言われた。劉さんは医務室に行っても、医者は簡単に血圧を測定して、顔色が良いかどうかをチェックするだけだった。その後、医者は血圧の測定もしなくなった。

 2008年4月のある日、劉さんはトイレで倒れた。見つけた学習者は劉さんを起こし、支えて部屋に送った。劉さんの部屋は地下にあり、一年中日光が入らず、湿気が多くカビの匂いがしていた。

 2008年5月、劉さんはすでに食事が摂れなくなり、ベッドに横たわって、水しか飲んでいなかった。痩せこけた劉さんのことを責任者の劉邵実は全然気にせず、断食していると勝手に思っていたという。

 その後、劉さんの四肢はとても細く、腹部がだんだん大きくなり、顔が歪み、身体全体が変形した。

 そして、2008年5月19日、劉さんは家族に迎えられ、やっと帰宅したが、20日後の6月9日に冤罪を晴らせぬままこの世を去ったという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/24/428610.html)
 
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