大法に同化し、師父について本当の家に帰る
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2021年8月4日】私は法輪大法を学んで8年目になります。修煉体験談を書いて、師父にご報告し、同修と交流したいと思います。

 大法を得る

 この浮世で彷徨い続けて40年になりますが、私の心の中には、いつも漠然とした記憶があります。それは私の家は天上にあり、そこに家族がいて、その家に戻りたいと時々思うことです。なぜ私はここに来たのかがわかりませんが、帰る方法を探さなければならないと思っていました。残念ながら、それを見つけることができないし、誰もあの家に戻る方法を私に教えてくれることはありませんでした。「いつかきっと、高い智慧の方が私のもとに来て、故郷に連れて帰ってくれる」と信じていました。このような考えがずっと頭の中で繰り返されていましたが、誰にも話したことはありませんでした。

 2012年末、私はネット上で知り合った友人が法輪功修煉者であることを後になって知りました。彼のホームページには、普通の人には信じがたい修煉者の物語がたくさん載っていました。私はとても興味を持ち、それらの奇跡を信じました。その時、私は目を閉じると何かが見えたのですが、周りの人に聞いても、誰もそれがどういうことかは教えてくれませんでした。そこで、この友人に聞いてみたところ、法輪功は修煉であることや、修煉で起きた奇跡、中国共産党(以下、中共)がなぜ法輪功を迫害するのか、中共がどのようにして法輪功に対する冤罪をでっち上げたのかを話してくれました。さらに、中共による法輪功学習者(以下、学習者)への残酷な迫害と弾圧についても話してくれました。彼は、彼の師父は伝説の「転輪聖王」だと言い、優曇華のことなども教えてくれたのです。

 私は彼の話しに夢中になり、その流れで、自分の生活上の魔難や遭遇、絶望的な出来事などを話しました。それに、心の中にしまっていた願いである「人間から脱して、天上に帰りたい」ことも話しました。すると、彼は「私と一緒に修煉しましょう。修煉しなければ天上の家に帰れないので」と言ってくれました。しかし、私は「師父との縁を探し出せたら、一緒に修煉します」と言ってしまいました。

 その後、迷う私を見た慈悲なる師父は、私に欲しい解答を探し出してくださいました。私は彼に「答えが見つかりました。一緒に修煉します」と喜びながら伝えました。

 しばらくして、彼は法輪功の電子書籍を転送してくれました。しかし思想業が大きい私は法輪大法は良い功法だとわかりながらも、本を読むことを忘れてしまいました。一方で、我々国民に真実を言わない中共が好きではなかったので「三退」を彼から勧められた時は、迷わずすぐに脱退しました。

 師父は悟らない私を見て、啓発してくださいました。「その人が修煉しようと思うこと、そこで生じた一念こそ、なによりも貴重なのです。佛教では佛性を重んじており、佛性がいったん現われると、覚者たちはその人を助けることができます」[1]

 ある日、ベッドで横になって昼寝しようと思った時「窓の外から四角い印鑑のようなものが部屋に漂って入り、段々近づいてきました。私の前に来ると、昔の絵巻のようなものがゆっくりと広がり、右から左に縦書きされた繁体字が見えました。一文字も読めなかったので、もう一度巻物が広がりました。しかしやはり読めませんでした」という情景が鮮明に現れました。不安になって目を開けると、すべて消えました。

 好奇心からそのことを法輪功の友人に話をしたところ、ある動画映像を送ってくれました。「宇宙に劫難があって、神々が下へと降りてきて・・・」と、動画を見終わる前にネットが切れてしまい、全部見ることができませんでした。

 ある時期、持病だっためまいがおこり、歩く時片側に寄ってしまう症状が現れました。しかし、それを気にしなくなると、不思議なことにめまいは治りました。数日後のある夜、突然心臓の鼓動が激しくなり、ベッドから降りられずに横になっていました。家には誰もいないし、薬もないので、恐怖を感じました。絶望的になった私は法輪功の友人にその状況を話しました。そして、彼は私に大法の師父に助けを求めるようにと教えてくれました。しかし、私は本当にそれで良いのか迷いました。続けて彼は「逆にそれ以外の方法はありますか」と聞きました。私は「ないです」と答えました。「それならば、早く師父に助けを求めてみてください」と言い、私は誠心誠意に心から「転輪聖王様、本当に私と聖王様に縁があるならば、私を助けていただけませんか」という一念を発しました。しばらくして、心拍が正常になり、心臓の調子も良くまりました。夜中もずっとエネルギーが体の中で回っていると感じ、熱くて布団も剥いでしまいました。

 翌日、両眉の間に何かが内側に入り込む感じがしたので、また彼に聞きました。そして、彼は「おめでとうございます。師父があなたを弟子と認めてくださったので、天目を開いてくだったのですよ」と言いました。「天目って何ですか?」と聞くと「本を読みましたか? 本の中に答案があります」と言いました。

 その日から、私は『轉法輪』を読み始めました。『轉法輪』を読んで、法輪功の師父は探していた師父だとわかり、数年来持ち続けていた疑問の答えを見つけることができました。私はやっと大法を得ることができました!

 その後のある夜「ある大きな庭に大きな金色の船が止まっていました。その船を見て、私は子供のように『船が来た! 船が来た!と喜んではしゃぎました」という夢を見ました。学法して、その船は師父が衆生を再度する「法船」だとわかりました。私はやっとその「法船」に乗り、師父に家に連れて帰ってもらえると思いました。

 修煉

 大法を学び始めたばかりの私は、本の中の奥深い法理に引き込まれ、人間として魔難に遭う原因が分かり、疑う状態から信じるようになりました。子供の頃から持っている好奇心、探求心が私を読書に向かわせました。師父の各地での説法を読み、師父の功法を教えるビデオを見ながら真似し、古い大法弟子のように発正念をし、同修から教えてもらった明慧ネットにもアクセスできました。明慧ネットを通じて、より多くの大法の真相、大法弟子が残酷な迫害を受けた事実を知りました。いつも読みながら涙を流し「なぜ、良い人になるだけで、修煉したいだけで、この世でこんな残酷な迫害を受けるのか!」と悲しくなりました。

 世の人に法輪大法の真相や中共の悪辣さ、修煉者の慈悲と善良を知ってもらいたいと思い、私はネットの封鎖を突破するアドレスを自分のサイバー空間に送りました。古い大法弟子のように、人に大法の真相を話して「三退」を勧めましたが、私は大法に対して感性的な認識だけで「自分は根基が良く、修煉もできている」と思ってしましました。しかし修煉の実質的なものを理解していなかったため、人心と長期的に党文化の中で形成した観念で、強引かつ外に向けて探すばかりで、闘争心、警戒心、疑い深い心、嫉妬心を持っていました。また、気まぐれで自己中心的で、他人を優先に考えない状態でした。それによって、同修とのトラブルも多く、いつも自分が正しいと思っていました。

 ある日の朝、目が覚めたとき、ベッドの向かい側の壁にアニメーションの影絵が映し出されました。 よく見ると、2人の人間が槍と盾を持って激しく戦っていました。師父は悟らない私を見て、啓発してくださいました。トラブルの中で私は内に向けて探さず、外に向かって誰かのせいだと思って探していたから、それを通して教えてくださったのだと気づきました。

 師父は「修煉者と常人との間の違いですが、表面から見れば何の違いもありません。大法を修めたからと言って、今日あなたは神のようになっているわけではありません。姿形に変化はありません。神の道のりを歩んでいる時の唯一の変化は、物事の考え方において常人と違っていることです。修煉が非常に精進しているように見える人がおり、法の勉強も煉功もしていますが、内に向かって探していません。内に向かって探していなければ、皆さん考えてください。それは常人ではありませんか? 内に向かって探す常人はいますか? そのような常人はいません。いかなるトラブルに遭っても、自分のどこが間違っているのかを考え、間違いを見つけたら、相手に謝ります。中国にいれば、人々に精神が異常だと言われます。なぜならば、全社会の道徳は邪党に破壊されてしまい、常人はこのように物事を考えていないからです。トラブルに遭えば、お互いに責め合い、最後にますます激化してしまいます。大法弟子はこのように対処しません」[2]とおっしゃいました。

 師父の説法で私は心身ともに浄化され、謝罪すること、人を責めないことを学び始めました。怒りや不満、悲しみを感じたときには、人の立場に立って考えていなかったかもしれないと自分の悪いところを探しました。インターネットを通じて、大法の真実を知り、法を得て救われました。しかし、師父は「この社会はすでに乱れてしまい、あらゆる悪いものがインターネットに渦巻き、あたかも魔のように回っています。どんなものもインターネットに載せられたら、巻き込まれてしまい、他のものと一緒になって社会、人心、道徳と伝統を撹乱し、人間の生活状態を変えているのです。玉石混交しています」[3]とおっしゃいしました。

 最初の頃の私は時々パソコンで学法する以外、ほとんどの時間をネット動画を見ながら歌ったり、チャットをしたり、常人のものを見たりして、修煉状態が良くなかったです。「多くの人とネットで知り合ってから大法の真実が伝えられるからそうしている」と自分に言い訳をしていました。落ち着いて法を学ぶことができなかったし、家事や子供の世話も疎かにして、1日中インターネットを見て過ごしていました。そして泥まみれで汚れている自分の姿が何度も夢に出てきました。これはよくないことだとわかっていましたが、自分を変えられませんでした。ある日、食事を作らずに仕事に行った私に対して夫は激怒し、私のノートパソコンを壊しました。夫はすぐに私の会社に電話をかけ、大声で怒鳴りました。私は怨恨心、プライドなど、様々な執着心が出てきました。

 家に帰ると、怒りを抑えて夫と喧嘩せず、静かに自分の問題を探しました。それから、師父の2014年の説法を読み「大法の本が欲しい」という強い思いが芽生えました。「師父、私は大法の本がほしいです。『轉法輪』がほしい です」と空に向かって叫びました。そして、その願いを、師父が叶えてくださいました。ネット上でもう1人の新しい学習者に出会いました。この学習者も私と同じようにネットで大法を得ました。「本がほしいのですか? 本を持っていますよ」と言われ、私は大喜びし、どこで手に入れたのか尋ねました。「香港旅行に行ったとき、香港の同修から買いました」と答えました。この学習者は出張中で、私の住む都市の近くを通るということで、持ってきてくれました。言葉にできないほど嬉しかったです。それから、このことを大法の道に導いてくれた古い同修に伝えました。そして、彼は私に「安全に注意してくださいね。スパイにも気を付けてください」と言いました。「この本が手に入ったから、逮捕されても投獄されても怖くないです。大法を得ることが私の人生の本望です」と応えました。

 私の願っていたことが叶いました。『轉法輪』とほかの数冊の大法の本がありました。精進するようと師父が励ましてくださったのだと気づきました。その後、徐々にネットから離れ、友人、親戚、同僚たちに大法の真実を伝え、街で出会った人にも伝えました。白紙のしおりに「心からの九文字」を書き、常人に贈ったりしました。このようなことをやっているうちに「偶然」に地元の同修に出会い、更には、バスに乗っている時、近くに住む同修にも出会いました。それから、私は学法グループに参加し、同修と一緒に学法、交流、発正念、世人に大法の真実を伝えるなどをやっています。よい修煉環境があり、これで本当に正式に修煉を始めました。それから、私の紹介で以前のクラスメートやそのお母さんも大法の修煉の道に入りました。

 大法の中で修煉し、自分の以前の誓約を果たしている私は「この一切は師父の按排、保護のおかげだ。古い弟子の無私の助けのおかげだ」とわかっています。1999年7.20から今日まで来られた古い大法弟子は巨大な木のように、新しい学習者や救われるのを待っている世人に希望の種をまきました。そのお蔭で私の神性は目覚めることができ、宇宙の大法を得て、自分の使命と責任を知ることができました。師父の慈悲深い済度に感謝します! 嵐の中で目覚めさせ、助けてくれた古い大法弟子に感謝します!

 私は古い大法弟子とともに精進していきます。大法の真実を伝え、より多くの世人が未来へ行けるよう、紅魔の嘘から目覚めさせます。修煉の道のりは辛いですが、どんなに遠くても、どんなに時間がかかっても、私は師父に示してくださった道を歩き、円満成就まで修煉していきます。

 以上の交流は法に則っていないところがあれば、同修の慈悲なご指摘をお願いします。

 注:
 [1]李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [2]李洪志師父の経文:『二〇一五年ニューヨーク法会での説法』
 [3]李洪志師父の経文:『二〇一六年ニューヨーク法会での説法』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/17/428188.html)
 
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