山東省煙台市の学習者10数人、2カ月以上拘禁される
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 【明慧日本2021年9月1日】山東省煙台市莱山区の10数人の法輪功学習者(以下、学習者)たちが、2021年6月10日、莱山区公安局に身柄を拘束され、市の福山留置場に拘禁されてすでに2カ月以上経った。

 今回の連行行動は莱山区公安局の局長・辛迅が指図し、長期間にわたる尾行・見張る・盗聴・GPS追跡などの手段を使い、全区の学習者に対する広範囲な迫害である。莱山区公安局の局長は「13人の法輪功を捕まえたぞ」と自慢したという。

 6月10日午後3時過ぎ、莱山区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の劉宝東は盛泉派出所から10数人を連れて、学習者・孫秋紅さん(68)宅に侵入し、翌日の午前1時すぎまで家宅捜索を行い、パソコン、プリンタなどの私物を押収し、孫さんを連行した。連行行動に加担したのは莱山支局の劉葆栄である。

 学習者・孫東方さんと夫の常さんも不当に連行された。楊法常さんは身柄を拘束され、携帯電話を奪われ、中の情報は警官に取られた。その後、PCR検査を受けて11日に解放された。邱立英さんは連行されたが、ゼロ供述でPCR検査を受けてから当日に解放された。そのほか、楊さん、高さんも身柄を拘束された。宮円円さんは青島市にいる娘宅で孫の面倒を見ていた。莱山公安は青島まで行き、宮さんを連行した。ほかの情報はさらに調べる必要がある。

 情報筋によると、今回の連行行動において、18人の学習者が身柄を拘束された。迫害を受けた学習者は莱山区以外にもいるという。

 7月16日、押収内容に、法輪功の書籍を書き写し『共産党についての九つの論評』などがあるのを証拠として、孫さんへの逮捕令状が発付された。孫さんは現在、煙台福山留置場に拘禁され、体の状況が極めて悪いという。7月27日時点で拘禁されている学習者はまだ15人いる。

 楊法常さん、邱立英さんなど数人はすでに家に戻されたが、いまだに10数人の学習者が煙台福山留置場に拘禁されているという。 

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/26/430031.html)
 
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