【明慧日本2021年9月17日】四川省綿陽市の法輪功学習者・馬鳳瓊さん(77歳女性)は、2021年9月1日、綿陽市松埡鎮の市場で、ある男性に法輪功の守り札を贈ったことで、警官5人に暴力を振るわれた。警官の殴打で、馬さんは首の両側に約3センチ程の傷ができ、下の前歯が歪み、舌が黒紫色になり、両手は黒く、両腕と両足も腫れ上がり、膝の皮膚が切れて出血した。現在、すでに7日間経ったが、口腔内の痛みで食事ができず、水と流動食しか呑み込めない状態である。
2021年9月1日午前10時、馬さんは松埡鎮市場で法輪功の守り札を人々に贈っていると、当局による法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じている男性に通報された。そして、松埡鎮派出所の警官5人が市場にやって来た。
警官は馬さんを連れて行こうとしたが、馬さんは従わなかった。すると、1人の警官が馬さんの背後から、馬さんの背中を押し倒した。地面に倒れた馬さんは顔を下に向けたまま取り押さえられ、手錠をかけられた。警官は馬さんの背中にまたがり、片手で馬さんの首を絞め、もう片方の手で馬さんの口を開こうとした。
馬さんは抵抗したが、警官が口の中に鉄の棒を無理やり差し込みこじ開けた。そのため、馬さんの歯がグラグラになり、口の中も傷を負い、舌が黒くなった。それから、警官は馬さんを地面から引っ張り起こし、パトカーに乗せて松埡鎮派出所まで連行した。
重傷を負った馬さんは、警官に病院へ連れて行かれて採血され、注射も打たれた。しかし、何の薬物を注射したかは教えてくれなかった。
警官は馬さんのカバンから警官への勧善(かんぜん:善を勧める)手紙と法輪功のチラシ2枚を見つけたという理由で、馬さんを刑事拘留1カ月と罰金1000元の処分を下した。しかし、重傷を負い年を取っていたので、警官は馬さんの息子を呼んで、馬さんを家に帰した。
帰宅した馬さんには、首に4カ所、約3センチの傷、口腔内の出血・腫れ・歯の歪み・舌の変色、顔・両足・両腕・足指の腫れなど、多くの傷が見つかった。
いまだに、馬さんが負った傷は治っていないという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)