家族との関係を正しくする
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年9月18日】私たち法輪大法の修煉者の修煉環境は、過去とは異なっています。以前は、家族との関係を絶ち、世俗から離れて修行しなければなりませんでした。しかし、私たちは家庭環境の中で修煉しています。

 師父は説かれています。「ここにいる人の多くは、すでに家に法輪があるのを見ていますし、家の人も恩恵を受けはじめています。すでにお話したように、同じ時間、同じ場所に多くの空間が存在しているのであって、あなたの家庭も例外ではなく、処理をしなければなりません。処理の方法としては普通、良くないものを片づけたうえ、覆いをかけるのですが、そうすればどんな良くないものも入れなくなります」[1]

 法のこの段落を学んだ後、私は師父が私の家庭環境を浄化してくださったことに気づきました。そのうえ、師父は私の家族にとても思いやりをもって接してくださっています。それでは、私はどうすべきでしょうか?

 ある日、同修のAさんの夫がバイクに乗っていて、他のバイクと衝突し、彼は跳ね飛ばされて地面にぶつかりました。下唇が裂けて外にめくれ、出血し、血まみれになりましたが、相手は彼から50元をゆすり取りました。

 当時、彼らはとても貧しく、50元しか持っていなかったのです。Aさんは、夫が中国共産党(以下、中共)の誹謗中傷の宣伝に毒され、大法を罵ったため、その報いだと分かっていました。彼は上下の唇、顎と首が腫れ、鼻から下の皮膚は黒くなり、数日間、話すことも食べることもできませんでした。

 彼らには医者に診てもらうお金がありませんでした。その時、Aさんは自分が法輪大法の修煉者であることを思い出しました。

 師父は説かれています。「一人が煉功すれば、一家全員が受益すると私は言ったではありませんか? 少なくとも、あなたが持っているエネルギー場は家族に有益なのです。なぜなら、あなたは正法を修煉しているので、持っている慈悲で和やかな力は全ての正しくない状態を正すことができます」[2]

 Aさんは夫が中共に毒されていることを知っていましたが、邪悪な迫害を認めませんでした。修煉者は自分の家族を含むすべての人を救うべきです。

 Aさんの夫は痛みのあまり、はっきりと話すことができませんでしたが、Aさんにだけは理解できました。Aさんは自分には何ができるだろうかと考えていたところ、師父の言葉を思い出しました。

 「現在人を救うことも非常に難しいことであり、彼らの執着に沿って説明しなければなりません。彼らを救うために、彼らの考えに如何なる障碍ももたらさないでください」[3]

 Aさんは夫が伝統文化、特に伝統小説が好きなことを知っていました。師父は『轉法輪』の中で、『封神演義』(ほうしんえんぎ)という物語に言及されています。Aさんはその本の中の法理に注意を向けさせようと、彼に質問しました。

 Aさんは『封神演義』の中で、「姜子牙の宿敵は誰?」と聞くと、「申公豹」と彼はつぶやきました。

 Aさんは「申公豹はすごい能力を持っているの?」と質問すると、夫は「そうだ、姜子牙よりも能力がある」と答えました。

 Aさんは「では、なぜ彼に神を封じさせなかったの?」と聞くと、「あんたは分かっていない。姜子牙は実際には年老いて能力のない二番目の弟子であり、一方、申公豹は非常に能力のある一番の弟子で、首を切られても元に戻すことができる。なぜ彼に神を封じさせなかったのか、それは姜子牙が正義の側にいて、申公豹が悪の側にいたからだ。神を封じることができるというのは、正義の側にいる者だけで、悪を支持する者はそれができない」」と夫は言いました。

 Aさんは「それにしても、正義の味方だけが神を封じることができるということは理解できない。それは、姜子牙の顔に『正義』と書かれていて、申公豹の顔には『悪』と書かれていたからなの?」と聞きました。

 夫は「姜子牙は天の意思に沿って物事を行う。彼は正しいのだ。申公豹は天意に反しているから悪だ」と答えました。

 Aさんは「それでは、私はさらに理解できないわ。あなたは正義の側が天の意志に従うと言った。天の意思とはどこにあるの? 天に書かれているの? それとも顔に書いてあるの? なぜ私にはそれが見えないの?」と聞くと、夫はいらいらしながらひどく怒り、顔が真っ赤になりました。「真・善・忍が天意だ! 天意は、真・善・忍だ。自分が何も知らないとでも思っているのか?」と怒鳴りました。

 Aさんは夫が救われたとすぐに分かりました。

 翌朝、夫の口はもう腫れていませんでした。傷の痛みはなくなっていましたが、まだ食べることはできませんでした。Aさんが昼食の準備をするために帰宅したとき、夫は家にいませんでした。彼は友人の家にいました。彼が戻って来たとき、Aさんは彼の顔の腫れがほとんどなくなっていることに気づきました。首も元通りになり、会話も明瞭になっていました。

 唇がまだ黒いことを除けば、口の中の腫れもほとんどなくなっていました。夫はAさんに、会社に行って上司とビールを飲み、上司から50元余分にもらったと話しました。

 Aさんは、交通事故で恐喝された50元を師父が返してくださったと思い、感無量でした。師父のおっしゃった通りです。「修煉者は自然に任せることを重んじるべきです。自分のものなら、無くなることはないし、自分のものでなければ無理に争っても得られません」[4]

 3日目、夫は食事ができ、よりはっきりと話すことができました。唇も正常に見えました。

 4日目には、食事も会話もほぼ普通にできるようになりました。1週間で完全に回復しました。傷跡もありませんでした。これは本当に不思議です!

 Aさんは、夫が大法をけなしたために悪の報いを受けたと思いました。その後、彼が「真・善・忍」を認めてから、彼は福報を得ました。これは、修煉者が大法の法理をもって導き、家族が大法を認め、その恩恵を受けた典型的な例です。同時に、彼らは大法の驚くべき力を目の当たりにしたのです。

 師父は説かれています。「着実に自分を修めるとき、あなたが接触している社会はつまり、あなたの修煉環境なのです。あなたが接触する職場の環境、家庭の環境はいずれも、あなたの修煉環境であり、あなたが歩まなければならない道であり、必ず対処し、しかも正しく対処しなければならないことで、どのこともいい加減にしてはいけません」[5]

 すべての修煉者は、家庭環境の中でしっかり行い、師父の要求に達しなければなりません。

 私たちの使命は、法を実証し、衆生を救うことです。私たちの家族にも使命があり、大法の修煉者に協力し、修煉者を迫害する悪に協力するのではなく、修煉者が法を実証するのをサポートすることです。私たちが法の中に身を置けば、誰も(家族でさえも)私たちを妨げることはできません。

 私たちは家庭環境の中で自分を修めます。家族との関係を正し、情を取り除き、慈悲心を修め、家族は私たちの修煉から大法の恩恵を受け、このようにして、生命の本当の意味を知ることができるのです。

 以上が、私たちの学法グループの理解です。適切でないところがあれば、同修の皆さんの慈悲なるご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『法輪功』「第五章 質疑応答」
 [2] 李洪志師父の経文:『オーストラリア法会での説法』
 [3] 李洪志師父の経文:『北米での巡回説法』
 [4] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [5] 李洪志師父の著作:『各地での説法七』「二〇〇六年カナダ法会での説法」

 【編集者注:この文章は筆者の現時点での個人的な認識を代表しているものであり、同修の皆さんと切磋琢磨し、「比して学び比して修す」のためのものです】

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/5/24/421759.html)
 
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