明慧法会|86歳の年配の教授 人生の激変の中で使命を忘れず(二)
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年12月23日】(前文に続く)

 例2、退職した幹部に脱党を勧める

 毎回出かける前に、私は必ず師父に「縁のある人と出会えるようにしてくださいますように」とお願いしています。

 一度真相を伝え終えて、帰ろうとした時、杖をついた年配者が近づいてきて、近くのベンチを指差しながら「座って話しませんか?」と自ら声をかけました。彼はきっと師父に呼ばれて真相を聞きに来た人であろうと思い、喜んで彼と一緒に座っておしゃべりをしました。

 彼は軍隊で医療従事者として働いていた退職幹部で、90歳という高齢でした。私も自己紹介をしました。私たちの間にはギャップがなく、とても気が合いました。私たちは邪党と軍隊の腐敗、現代社会の道徳の急速な低下、いかに腐敗しているか、江沢民の売国と法輪功への弾圧という非常に大きな犯罪行為について話し合いました。最後に私は、彼に名前を作って、邪党組織から脱退してもらいました。別れ際に彼は、「我々は同じ志を持つ者同士ですね!」と感嘆しました。

 一度公園で、年配者が大通りではなく近道を通って、芝生の上から直接私のところに向かって歩いて来るのを見ました。彼は真相を聞きに来たと思い、私は立って彼が来るのを待ち、自分から挨拶をし、2人で隣にあるベンチに座って話をしました。彼はある県の規律検査委員会の書記を退任した幹部で、今年92歳の高齢で、息子は市のある部門で局長を勤めているということでした。

 最初、私は邪党の罪悪について話したら受け入れてもらえないのではないかと少し躊躇しましたが、私が邪党の腐敗の例をいくつか話した途端に、彼は「私は軍隊から復員してから数年間、規律検査委員会で仕事をしました。共産党は昔から腐敗していて、もうしょうがないです!」と述べました。こうして私は江沢民の売国、法輪功に対する鎮圧、いわゆる「天安門焼身自殺」事件の真相や貴州省の蔵字石などについて説明しましたが、彼はすべて理解して、受け入れてくれました。最後には何の恐れもなく邪党から脱退しました。

 例3、 警備員や清掃員に真相を伝える

 どの公園にも数十人の警備員や清掃員がいますが、そのほとんどが出稼ぎ労働者や、工場や企業を退職した人たちです。彼らに真相を伝えることは比較的簡単です。私は通常、農民や労働者の苦労、企業から退職した後の待遇の悪さ、さまざまな社会の不公平から始め、彼らの良心を目覚めさせた後、真相を深く伝えますが、普段非常に理想的な効果を収めることができます。

 一度、湖畔で2人の清掃員(出稼ぎ労働者)に真相を伝えていたところ、付近にいた警備員が歩いて来ました。安全のために、私は話をやめましたが、彼は自分から声をかけてくれ、とても熱意があって、少しの悪意もなく、自分も田舎から来たと自己紹介をしてくれました。私は、これも師父の按排であり、彼も救いを求めて来たと分かりました。そして、続けて大法の真相をたくさん伝え、最後に、安全と健康のために「法輪大法は素晴らしい」と常に唱えることを忘れないでほしいと伝えました。なんと彼らはこのことを聞いたことがなく、何回伝えてもあまりよく理解できず、つまり覚えられませんでした。そしてその警備員はすぐに走って行って、特大の水性ペンを持ってくると、彼らに覚えてもらいたい五つの文字を書いてくれと言いました。私は、彼の熱意に感動しました。人々はどれほど救われたいと思っているでしょうか。

 水性ペンを受け取って書こうとすると、突然、さらに2人のパトロール警官がやってきて、立ち止まって見ていました。私はそれを警戒し、少し緊張して書くのをためらっていました。最初の3人を見てみると、みんなとても堂々と行動していて、待っているかのように誰も声を出していませんでした。私は人を救うためにやるんだと決め、書くことにしました。早速、「法輪大法好(法輪大法は素晴らしい)」と大きくてきれいな字を書きました。すると一人の警察官が「あ、法輪功!」と言い、もう1人の警察官と一緒に私に微笑んでから去って行きました。私は残りのの3人に、引き続き大法の真相をたくさん伝えました。その警備員は実名で「三退」し、清掃員の2人は「何の組織にも入っていない」と言いました。

 その後、私は何度もその警備員に会いしましたが、彼は私に対してとても温かく丁寧に接してくれるので、私は彼にさらに多くの真相を伝えました。彼は自分の父親、息子夫婦のためにお守りを受け取り、邪党の関連組織から脱退しました。

 例4、 一般の人々に真相を伝える

 一度、やはり湖畔でしたが、遠くないところのベンチに座っている年配者が見えました。「この人は私が救ってくれるのを待っている」と思い、彼のところに行って、「こんにちは!」と声をかけると、すぐに「こんにちは!」と返してくれました。彼はすぐ私が座れるように席を移動し、私に「座ってください」と言ってくれました。

 話し合う中、彼は若い頃に、生産隊で経理を担当していて、党に入っており、今は息子の家で孫娘と孫の面倒を見ているということでした。私は次のように伝えました。「今、一番苦しんでいるのはあなたたち農民ですね。年間の総収入は2000元にもならず、なにができますか? この社会はあまりにも不公平です。人々の収めた税金はすべて汚職幹部に貪られてしまい、共産党はあまりにも邪悪なので、今ではほとんどの人が共産党を罵っています。人々の心を失う者は世界を失うという言い方があります。神は共産党を滅ぼそうとしているのですから、あなたもその党から脱退して、その副葬品にならないようにしてください。心から脱退すればよく、何の手続きも必要ありません。今では多くの人が、神が中共を滅ぼすことを知っているため、脱党して平安を守っています」

 彼は一も二もなく承諾し、「今、私はあの党会議には絶対に行きません。会議に出るたびに10元の奨励金をもらえますが、そうでないと、党員は誰も行きません。今、農村の基層の党組織はみなこうなっています。そのお金をもらえなくても、私はその会議には参加しません。大小問わず、あの幹部の中で腐敗していない人がいますか? 私は本当に彼らを見下しています!」と言いました。私は彼に「法輪大法は素晴らしい」と書かれたお守りを渡し、この言葉を常に唱えれば、災難から身が守られ、健康で無事に過ごせると伝えました。彼は非常に感動して、私の手をしっかり握って、続けざまに「ありがとうございます」と言い、別れ際には、私をバス停まで見送り、私がバスに乗るのを見て、私に手を振りながら、やっと離れて行きました。

 ある朝、私は真相を伝えるために公園に行きました。入口に入ると、年配者がゆっくりと近づいてくるのが見えましたので、私から挨拶をして一緒に歩きながら話し合いました。そして、森の中にあるベンチに座りました。話し合うなか、彼はすでに83歳で、工場の技術者だったこと、昨日、他所から娘の家に遊びに来て、明日は帰るということが分かりました。彼はこの公園がいい場所だと聞き、早朝からタクシーに乗って来たと言いました。彼は「私はすでにしばらく歩き回ったため、入口を出て帰ろうとしましたが、この公園が非常に広く、また回ってないところが多いと聞きました。やっとこうして娘の家に来ることができたのだから、残りの場所も回ろうと思って、また入ってきました。そこで、なんと偶然にもあなたに会いました」と言いました。その言葉を聞いて私はとても感動しました。私も5日間この公園に来てなかったのです。今日家を出る前にこの公園に行くことを誓い、師父に縁のある人が真相を聞くように按排して下さいますようお願いしました。なるほど私の願い通りになりました。

 私は彼にこの公園の歴史と概要を紹介した上で、中共の歴史上の邪悪な犯罪行為、歴代の運動で8000万人以上の同胞を死亡させた江沢民の罪や、蔵字石について話しました。彼も自分が体験した様々な事例を話しましたが、ちょうど私が話した多くの真相が真実であることが確認でき、一も二もなく三退することに承諾して、真心で「法輪大法は素晴らしい」と念じると言ってくれました。気がつけば、1時間半も話していました。公園を離れる時、私は彼を公園のもう一つの入口に案内し、タクシーに乗せ、愛想よく手を振って別れました。

 例5、金持ちの商人に真相を伝える

 一度、湖畔で建設業界の社長に出会いました。話を聞いてみると、彼はこの20年間、さまざまなプロジェクトを請け負って大金を稼いできたといいます。真相を聞かされた彼は、政府関係者の腐敗をあまりにもよく知っていたため、すんなりとすべてを受け入れてくれました。「元手を使わず、贈り物もしないでプロジェクトを手に入れようとしてはなりません。何十万元も入った金庫を運んで、何も言わずに関係者の自宅の入口に置いた人もいます」と言いました。彼は青年団と少年先鋒隊に入っていましたが、脱退を快諾してくれました。その後も、何度か再会しましたが、その度、彼は自分から私に挨拶をし、座る場所を探しておしゃべりし、さらに真相を聞いてくれました。

 一度、公園でもう一人の裕福な商人に出会ったことがありますが、彼の父親が教師で、私も同じ職種だったため、共通の話題があり、1時間以上も話し込みました。彼の父親は高校の教師でしたが、反右派闘争で右派のレッテルを貼られて労働改造のために田舎に送られ、いわゆる3年大飢饉で餓死してしまいました。しかしその恨みを晴らす場所がありませんでした。彼は田舎で死を待つのが嫌で、他所に行き、商売をはじめました。彼は「神様が助けて下さった」ので、成功して財を成したと言いました。計画生育時代に、風向きに逆らって、家系を継ぐために男の子を産むことを決意した彼は、あちこちの都市を駆け巡り、立て続けに6人の娘の親になり、7人目にようやく男の子ができました。彼はまた苦労して、7人の子にすべて大学を卒業させ、いまみな仕事をしているとのことでした。

 このような苦難に耐え、中共を憎み、勇敢に戦ってきた伝説の人物のような人を前にして、私は何のためらいもなく真相を語りましたが、彼は自然に納得して受け入れてくれました。私は彼に大法の真相が書かれたお守りを渡しました。彼は非常に感謝しました。彼は何の組織にも入ったことがなく、三退する必要はなかったですが、真相を知り、「法輪大法は素晴らしい」という言葉を心から唱えたいと言ったからには、彼は救われたに違いありません。

 例6、現地の状況を利用して真相を伝える

 真相を伝える時には、その地域特有の事情も考慮して、状況や場面に合わせて対応し、臨機応変に真相を伝え、その効果も非常によかったのです。

 ある公園には「河図」や「洛書」の模型があります。一度、清掃員のお姉さんが見えたので、「お姉さん、お疲れ様です! この大きな石球の意味を知っていますか」と声をかけました。彼女は「知りません」と答えました。その時、彼女の親友が彼女を探しにやってきました。そこで私はこの人も真相を聞きにきたと思い、石の紹介を始めました、「この河図と洛書は、我々の華夏文明の源です! 伏羲氏はこれを元に使って『先天八卦』を推理しましたが、これは先史時代の文明です。どこから生まれたのでしょうか? その意義や作用は何でしょうか? 未だに謎です」

 その時、もう一人の幹部のみなりをした年配者がやって来ました。挨拶を交わした後、私は続けて説明しました。「ご覧ください、あれらの石球の配置された方陣をみてください、ちょうど1から9までの九つの数字を示していますが、その謎は誰にもわかりません。みなご存じのように、この九つの数字は大きさの異なる無数の数字を組み合わせます。古人も天人合一を重んじますが、この石球の方陣はもしかして天と地を繋いでいるのかもしれません。人類に幸福をもたらすかもしれません」。その年配者は非常に興味を示し、私たちの話し合いに仲間入りしました。

 もちろん、私が主役になって、邪党の腐敗、神伝文化の破壊、伝統文明の破壊などの事実に自然に話題を導いて行きました。また、私はこれらの石球から貴州省平塘県掌布郷で発見された「中国共産党亡」と書かれた蔵字石の話に移り、スムーズにその年配者に名前を作って上げ、三退させました。一方清掃員と彼女の親友は邪党の関連組織に加入していませんでした。別かれる前に、私は彼らに「法輪大法は素晴らしい」と書かれたお守りを渡しました。彼らは非常に感激し、続けざまに「ありがとうございます」と言ってくれました。

 その後、私はこの景勝地で河図と洛書模型と公園周辺の神州路、華夏路、盤古路、乾坤路などの路の名前を利用して真相を伝えましたが、いずれもとてもいい効果を収めました。

 真相を伝える中、失敗した例もあります。例えば、一度老夫婦と一緒に歩きながら、真相を伝えましたが、男性の方が私が法輪功修煉者であることに気付き、すぐに大声で「私は共産党を信じています、あなたはあなたの大法を信じて下さい!」と言い残して、ゆっくりと歩いて行き、私を相手にしませんでした。

 また一度、部隊から国土局に復員してきた退役幹部に会ったことがありますが、彼は私と同じ故郷の人でした。真相を伝えた時、彼は「絶対に脱党しない」と言いました。私はちょっとがっかりしましたが、よく考えてみると、彼はそこまで頑固ではなく、あきらめてはならないと思いました。そこで、話題をウイルスに変えて、武漢の医者夫婦が如何にウイルスに勝ったかを例にしました。彼は信じてくれました。しかし、私がお守りを取り出した時、彼は「これは法輪功ですね、私は会社でこの仕事(迫害)をしていますので、要りません」と言いながら、私にお守りを返し、再び私に冷たい水をかけました。

 私は落胆しないように自分を励まし、法輪功のいきさつ、江(沢民)がなぜ弾圧しようとしたか、当時常務委員7人のうち6人が反対したこと、また天安門焼身自殺事件の真相などを伝えました。その後、「私たちは同じ故郷の人です。私は本当にあなたのために考えていますので、あなたはぜひ観念を変えてください。これ以上騙されないようにしてください。宇宙はこれほど大きく、無数の惑星があり、人間よりレベルの高い生命がたくさんいます。その生命は神と呼べないでしょうか。頭上三尺に神ありです。疫病のような大災害の前では、やはり神の保護を求めましょう!」というと、彼は少し納得できたようになり、「あのお守りはやはり私にください、妻が神を信じているので、妻に上げたいです」と言いました。今回、真相を伝えることは順調に進みませんでしたが、それは無駄ではなく、今後の彼の救いの礎になると信じています。

 勇猛邁進し 誓約を全うする

 師父は次のように説かれました。「現在、人間の世はすでに末期の最終段階にあり、乱世に起きた混乱による社会への妨害はさらに激しくなっています。正と邪の戦いとは言え、妨害されないよう自分自身をしっかり持ち、同時にさらにしっかり真相を伝え世の人を救い済度すべきです」[6]

 振り返ってみれば、この2年間の私の道のりには、師父のあらゆる面での配慮と思いやりのある按排が反映されています。私は師父の次のお教えを裏切らないようにします。「特に古い大法弟子は緩まないでください。それほど困難な歳月を乗り越え、今日まで至り、なんと大変だったのでしょう! 大切にしないのですか? 私まであなたを大切にしているのです! 神まであなたを大切にしているのです!(弟子の皆さんが熱烈な拍手を送る)ですから、なおさら自分自身を大切にすべきです」 [7]

 現在、私は86歳です。大法を修煉したため、師父は私の寿命を伸ばして下さいました。私はこの機縁を大切にし、この複雑で混沌とした社会環境の中で、必ず法をしっかり学び、自分自身をしっかり修め、妨害から身を守り、勇猛邁進し、真相を伝えて、世の人々を救うことをよりよくより多く行ない、自分の使命を果たし、この世に来る時の誓約を果たし、圓満成就して師父と一緒に帰りたいと思います。

 師父、ありがとうございます。
 同修の皆さん、ありがとうございます。

 (完)

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「妨害を排除せよ」
 [3] 李洪志師父の著作:『二〇〇五年サンフランシスコ法会での説法』
 [4] 李洪志師父の経文:『二〇一五年ニューヨーク法会での説法』
 [5] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「理性」
 [6] 李洪志師父の経文:『台湾法会へ』
 [7] 李洪志師父の経文:『二〇一八年ワシントンD.C.での説法』

 (明慧ネット第18回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/18/433161.html)
 
関連文章