私は真・善・忍を心にもつ先生が好き(一)
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明慧日本2022年1月13日】(明慧記者:沈容のインタビュー報道)

 教育には「潤物細無声」(訳注:知らず知らずのうちに受益する)というのがあります。ある先生は心に「真・善・忍」を抱き、また「真・善・忍」の理念で生徒を指導し、このような環境の下で教育を受けた生徒は、成長する中でだんだんと、誠実で、善良であり、我慢強くなっていきます。郁青先生と彼女のクラスはその一例です。このようなクラスの中でどんな物語があるのか一緒に見ていきましょう。 

'图1:郁青老师以真、善、忍的理念教导学生。在这样的环境下接受教育的学生,逐渐成长为真诚、善良、忍让的人。(郁青本人提供)'

郁青先生と生徒たち(郁青さん本人提供)

 やんちゃでいたずらっ子の小宇が双盤で授業を受ける

 癇癪持ちの生徒・小宇は、教師たちの中では頭痛の種でした。特定の授業では気が散りやすく、暴れて授業を妨害します。しかし、小宇は郁青先生と法輪大法を学んでから、主導的に「真・善・忍」で自分の一言一行を自制し、やんちゃでいたずらっ子だった生徒が、真面目に勉強する良い生徒に変わりました。

 小宇は授業をとても真面目に聞き、毎週の「閲読授業」では、いつも図書室の隅の方で、双盤して穏やかに、落ち着いて大法の本を読んでいます。何人もの同級生を先導して一緒に足を組んで閲読しています。まだ法輪功を学ぶ前は、いつも「閲読授業」になると、小宇は授業中ウロウロするだけでなく、本棚に登っていたずらをしていましたが、今の彼は誰よりも閲読授業を大切にしています。

 学法していくうちに、小宇は生活の中でどのように「真・善・忍」を実践するのかが分かり、また煉功の大切さも知り、掃除が終わって残った時間を利用して、郁青先生にお願いして五式の功法を教えてもらいました。小宇は何人かの同級生と一緒に功を学び、皆第一功法をした後、全身が暖かくなり気持ち良くなったのを感じました。

 郁青先生は、積極的に功を学ぶのは小宇だけだと思っていましたが、何人もの女子生徒が掃除が終わってから、先生に「私にも教えてくれる?」と言い、小宇は「なんでクラス全員で一緒にしないの?」と言い、それで、掃除が終わったあと、時間が多く余ったら、多くの子供たちが郁青先生と一緒に煉功する姿が見られました。

'图2:孩子们打坐读大法书(郁青本人提供)'

子供たちが坐禅して大法の本を読む(郁青さん本人提供)

 坐禅学法に参加 ワガママな小麗が変わった

 小麗は隣のクラスの女の子で、ワガママな行動をして、頻繫に同級生と衝突していました。郁青先生のクラスの同級生と小麗は、昼休みの坐禅の素晴らしさを分かち合い、小麗は担任の許可を得てから、昼休みの坐禅学法に参加していました。

 ある日、隣のクラスの周先生が郁青先生に言いました。「最近の小麗の変化が大きい。以前は何かを指摘すると、彼女は屁理屈をこねて、自分の良くない行為の理由を探しては反抗していましたが、今は彼女の行為に不適当なところがあったとき『あなたの真・善・忍はどこにあるの?』と思い出させると、小麗は黙々と改善します」

 周先生は、小麗にこんなに大きな変化があったのに興味があり、小麗に聞きました。「あなたは郁青先生とあそこで何をしているの?」

 小麗は言いました。「同級生が宝の『轉法輪』を読んでいて、それを聞いてる。あと『修煉の伝神奇(小弟子篇)』を見てる」

 周老先生「何を学べた?」

 小麗は元気に「私たちは真・善・忍を学んで良い人になるように学んだ!」

 周先生はまた質問します。「何が真・善・忍?」

 小麗は真面目に「真は本当の話をして、本当のことをする。善は同級生を助けて、人のために考える。忍は殴られても殴り返さず、罵られても言い返さない」

 周先生は聞いてからびっくりしました。「自己中心的な、とてもコミュニケーションが難しかった小麗の口からこのような言葉が出て、本当に不思議です。また彼女の行為が良くなっただけではなく、礼儀正しくなり、クラスの人付き合いも良くなった。以前は、かなり彼女を避けていた男の子が、今では彼女に対する態度も良くなり、もしかして、これは彼女と大法を学んだ後、思いやりが出たことと関係があるのかもしれません。小麗は何度か坐禅しただけで、こんなに大きな変化があり、本当に私を驚かせました」

 これだけではなく、郁青先生のクラスで小麗の善良な現れが同級生の支持を得ました。数人の女の子が授業が終わってから小麗を囲み、彼女の読む『洪吟』を聞いていて、以前小麗と親しくなかった女の子たちは、笑顔で小麗に「本当にあなたと同じクラスになれたらいいのに」と言いました。小麗は初めて同級生の歓迎を受け、目が輝いて、心からの幸福な笑顔がこぼれました。

 現在、周先生は坐禅に参加することを小麗へのご褒美としています。もし小麗の表れが良くなければ、来ることが出来ないのです。このとき小麗はとても残念そうですが、更に坐禅に来る機会を大切にし、努力してクラスでやり残した事を良く行っています。

 心からの言葉を念じて、貞貞の尿潜血が正常に回復した

 学校の健康診断で、貞貞は尿検査で一つの項目に尿潜血の現象が見つかり、また検査しても同じ状況で、教師は心配して郁青先生に言いました。「4年生全員で貞貞だけに検査異常が見つかりました。家族に知らせて病院で詳しい検査をしてもらった方がいいのではないでしょうか?」

 貞貞の母親は、それを知ってから心配でたまらず、急いで子供を泌尿器科に連れて行って診てもらい、3回の検査後、貞貞は同じように尿潜血の状況でした。医者の診断では、子供は腎臓に病気があるということでした。子供はまだ小さいのになぜ腎臓に問題があるのでしょうか? 貞貞と母親はとても心配しました。

 郁青先生は、それを知ってから貞貞に教えました。「もし良かったら、心からの言葉『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を念じてみて」。貞貞はうなずきました。まもなくして、病院で診てもらった貞貞は「再検査後、全てが正常になったと言われました! とても嬉しかった。心からの言葉は本当に不思議です!」と喜んで郁青先生に言いました。

 貞貞は郁青先生に「半年前、父が脳腫瘍で手術したとき、私は父が死んでしまうのではないかととても心配でした。そのとき先生が私に、もしお父さんが心配なら、心からの言葉を念じるように教えてくれました。あのとき帰ってからお母さんに教えて、一緒に心を込めて念じて、お母さんは念が空になったと言いました。それからお父さんの手術状況は非常に良くて、早く回復しました。また私が気づいたのは、煉功してから、小さい頃からのお腹が痛い問題が、もう出てこなくなりました!」

 3年生とき、貞貞は同級生の文房具が好きで、無断で占有し、そのとき彼女は認めなくて、大きなもめ事を引き起こしました。しかし、4年生全クラスで一緒に学法を始めてから、貞貞は善良で誠実になり、自ら人を手伝ったり、同級生の行為が良くないのを見ると、善意をもって彼らに言います。「これは修煉者がすることじゃないよ」と。

 現在の貞貞は主導的に双盤をし、大法の本を読み、午後の掃除が終わってまだ少し時間があるとき、彼女は「先生、煉功しても良い?」とお願いしています。

 小瑞は自暴自棄から各教科の平均点が90点以上に

 小瑞は低学年のときに成績が落ちてから、毎日先生に怒られ、また母親からも厳しく教えられ、学習への興味を失っただけでなく、救済教育の対象になりました。当時、小瑞の自信がひどく不足し、教師に対しても恐怖感を抱き、長期のプレッシャーが積み重なったことで両足を血が出るほど搔きむしり、もう少しで蜂窩織炎(ほうかしきえん:細菌感染症)で入院するところでした。

 自分がどんなに努力しても上手くいかないことで、小瑞は宿題をいつもぐちゃぐちゃに書くか、何も書かず、自分を放棄しはじめました。ある日、郁青先生は小瑞を呼んで特別に話をしました。郁青先生は「先生は今やっと分かったのは、あなたは頻繫に小言に叩かれていたのね。このことを今まで先生に話したことはなかったね。今回、同級生が気づいて先生に話してくれたの。私は小瑞がとても善良で、心性がとても高いと思う。私も小瑞とは比べられないぐらいだわ」

 郁青先生は続けて小瑞に教えました。「知ってる? 私たちはみんな天上から人間のところへ来て、真・善・忍を学んでいて、天上の家族もみんな私たちが帰るのを待ち望んでいるの……」。小瑞は目を大きくして聞いていて、目が赤くなり、目から温かな涙が流れました。

 そのときから、小瑞は『洪吟』を読み、また幾つかの歌詞を暗記し、足りなかった宿題課題も補いました。小瑞は努力して宿題をし、郁青先生に「私がもし宿題を終えたら、お昼に坐禅しても良いですか? とても気持ち良く感じます」と言いました。郁青先生が答えると、小瑞はとても早くお昼ご飯を食べ終え、主導的に先生の側で宿題をやり、速やかに昼休みに坐禅をしました。また、小瑞は頻繫に痛みに耐え、30分以上の双盤をしました!

 だんだんと、小瑞の成績が良くなり、最近のテストでは各教科の平均点が90点以上でした。天性が善良で、誠実な小瑞は、自信がつき、各方面で生まれ変わったようになり、父母と教師がそれを見て、本当に心から小瑞のことを喜びました。

 (続く)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/21/434750.html)
 
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