何十年も解けなかった疑問が解けたおじさん
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文/中国大陸の大法弟子 

 【明慧日本2022年1月25日】今日、買い物の帰りに道端で日光浴をしている老人を見かけました。「この老人は党員(共産党員)かもしれない」と思い、私は笑顔で彼を見つめ、どう話しかけようかと考えていましたが、その老人は「私を知っていますか?」と先に話かけてきました。 私は、「どこかでお会いしたことがあるような気がします。見覚えがあります 」と答えました。 そう言って、私は歩み寄って彼とおしゃべりをしました。

 私は「おじさんは共産党員ですか?」と聞いてみました。 それを聞いて老人は憤慨して語り始めました。「私は優秀な団員でした。何十年も党に入りたいと思って申請したのですが、義兄のせいで定年まで入れなかったのです。私は元々運送会社に勤めていました。出身成分が悪く、父が批判されたこともありました。 現状を変えるために、私は頑張って仕事をし、積極的に共産党への加入を申し出ました。 当時、義兄は会社のナンバーワンの責任者でしたが、『お前の入党は認めない』と言っていつも断っていました。ついに退職するまで入党することができなかったのです。彼を本当に憎みます。あまりに嫌だったので、今はもう縁を切っています。 彼の邪魔にならないのに、なぜ私の入党を断ったのか今も理解できません」老人はそう言って、また罵声を浴びせました。

 私は微笑みながら「おじさんはその人にお礼を言うべきですよ」と老人に話しました。そして、貴州省の「藏字石」に「中国共産党亡」という6つの大きな文字が書かれていたことを話し、「入党の誓いを立てたら、一生、共産主義のために命を捧げ、戦わなければならなくなります。党に加入する者は、党の一員となります。 いつまでも続く王朝はありません。 その一員となれば、天がそれを滅ぼすときに一緒に罰が当たります。入党しなくて正解だったと思います。 それに、おじさんのお父さんは共産党に迫害されたのに、共産党に加入すると、ご先祖様は、おじさんを不肖な息子、孫と呼んだことでしょう。 共産党に加入しないだけでなく、団員からも脱退して、先祖に恥じないようにすべきですよ」と話しました。

 それを聞いておじさんは、突然何かを悟ったかの様子で「何十年考えても理解できなかったことが、あなたの話を聞いて明白になりました。明日、団員脱退をしに行きます。」と言い出しました。私は、団員脱退しに行かなくても、心の中で脱退すればいい、神様は人の心を見ているのだと言いました。 老人は嬉しそうに「脱退します! 脱退します! 私は心の中で脱退します」と言いました。

 最後に、私は老人に 「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」といつも唱えるようにと話しました。老人は子供のように喜んで、「はい、はい。何十年も経ってやっと分かりました」と何度も言いました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/23/435222.html)
 
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