【明慧日本2022年2月26日】(明慧台湾記者・李維安)2022年台湾法輪大法青年冬季キャンプは2月8日から10日まで、台湾雲林の環科大学で開催され、台湾および一部の海外の青年学習者が参加した。法を学び交流を行う中で、彼らは大法の素晴らしさと純粋さを実感したとともに、自身が使命を背負っていることも意識した。
一度は道を踏み外したものの、再び修煉に戻った青年学習者もいた。イベントの最後に、彼らは「次回も来よう」と約束を交わした。
早朝のグループ煉功を行っている青年学習者たち |
青年学習者たちが集合写真を撮っている様子 |
青年学習者たちが学法している様子 |
記憶が呼び覚まされ、修煉の初心に立ち返る
初めて2泊3日の台湾青年冬季キャンプに参加した交換留学生の小如さん(仮名)は、キャンプで放映された「恒久の詩篇」を見た後、子供の頃に見た夢を思い出したという。
「あの時、ある高次元の生命が一層一層の宇宙を通り抜けて私の傍に降りてこられました。その時、地球が薄くて光沢のある膜に包まれているのが見えました」
「その生命は小さな天使の姿に変化し、とても暖かくて慈悲があり、一日中私のそばにいました。私が間違った行動を取ったり、話したり、考えたりすると、その生命は何でも知っていて、穏やかに指摘し正してくれました。その日、私は終始暖かくて平和的なエネルギーに包まれているような感じがしました。しかし、たった1日いただけで、彼は行かなければならないと言い出しました。なぜなら、彼には1日の命しかないからです。彼の平和的なオーラも徐々に薄くなり、そして完全に消えました」
小如さんは溢れ出る涙を堪えながらこう続けた。「映画を見て、昔の記憶が呼び覚まされて、自分の使命と責任も分かりました。あの小さな天使は私を選びました。しかし、私は常人社会に迷い、修煉も精進しておらず、私に無限の希望を託した衆生に申し訳なく思っています。私がよく修めていなかったせいで、多くの衆生が消えていき、しかも永遠に消えてしまうことになります。本当に彼らにも、師父にも申し訳ないと思っています」
涙を拭き取った後、小如さんはこう言った。「早く修煉の道に戻って、法をしっかり学んで着実に修煉し、初心に立ち返り、誓約を果たしたいと思います」
師父の絶え間ないご加護に感謝
カナダのブリティッシュコロンビア大学(機械工学)を卒業した青年学習者・軒宏さんは、小さい頃母親に随い修煉していたが、年齢を重ね、学業が厳しくなり、社会の誘惑もあって、だんだん修煉から遠ざかってしまったという。卒業後、アメリカの英字新聞社「大紀元」に翻訳者として加わった後、他の学習者と接するうちに修煉の意欲を取り戻したという。
青年学習者が一堂に集まる機会はめったになく、大切にすべきだと彼は考えている。「私がどんなに精進していなくても、どんなに大法から離れていても、師父は決して私を見捨てず、私が修煉に戻ってくることを待っておられました」と、台湾に戻り再び修煉するようになった彼は、師父の慈悲なるご加護を深く感じつつ、精進をもって師恩に報いたいと語った。
海外から初めて参加した小芳さん(仮名)は、「海外では、このような法を学び交流できる環境がないので、私の修煉も三日坊主のようなものでした。手ぶらでここに来た私を見て、ある学習者は自分の本を私に渡しながら、自分は携帯電話で法を学び、自分の座布団を私に譲りながら、彼自身は3日間冷たい床に座って学法していました。この学習者は何も言わずして黙々と行動し、黙々と犠牲を払っていました。それに感心し、私の利己的な観念が打ち破られました」と語った。
台中新社から初めて参加した高校3年生の莉芝さんは、幼い頃から両親と一緒に修煉してきたが、大人になって初めて本気で修煉したいと思うようになったそうだ。学習者との交流を通じて初めて真に内に向けて探すことを学んだ彼女は、「今まで、自分は心性が優れていると思っていました。しかし、それは常人の基準に過ぎなかったと気づきました」と語った。
台中新社高校3年生の莉芝さん |
「この場の雰囲気はとても穏やかで、この雰囲気を家に持ち帰りたいです。ここに来て、学習者たちの生活を見ていると、どんなに小さなことでも、皆は無私で誠意をもって対応し、その優しさは真心から出ており、自然に行動に反映されています。それは一種の慈悲です。その状態に達して初めて真の修煉者の基準を満たしていると思います」と彼女は述べ、自分の欠点と他人とのギャップを見つけたと言った。
重度のアトピー性皮膚炎を患っていた莉芝さんは修煉後、学校での健康診断で「完治し、皮膚アレルギー指数がゼロになっている」ことが分かった。莉芝さんはこう語った。「師父は私の体を浄化してくださったのに、私は精進せず、それを大切にせず、恵まれていながらも感謝を知らず、本当に師父に申し訳ないと思います。それでも師父は相変わらず慈しんで下さっています。私を見捨てていない師父に感謝しています」
「もっと、もっと頑張れ!」
初めてキャンプに参加した煒樺さんは、皆が内に向けて探し、自分の欠点を反省し、頭に現れる考えをじっくり見たりしていて、とてもいい環境だったという。「トラブルが起きれば、皆は率直でオープンな姿勢を取り、誠実な心を持って素朴な交流を行っていました。そのような環境に感化されて、私も自然に自分の一思一念を正すようになり、心にあった葛藤や悩みも交流の中で自ずと解決されました。皆と一緒に成長し、向上できたことを嬉しく思います」
青年キャンプはとてもいい環境であったと語った煒樺さん |
彼女は、中国本土の学習者たちが厳しい環境の中でも世人に真相を伝え続けていることに感心しつつ、台湾で快適な生活を送りながらも精進してこなかった自分が恥ずかしいと語った。また、彼女はこのような忘れられない不思議な体験も話してくれた。「あるとき、私はとてもネガティブで無力に陥り、諦めようとさえしていたとき、別の空間から伝わってきた『もっと、もっと頑張れ!』という声が聞こえました。連続して響いている『頑張れ』という声に励まされて、私の空間場全体が明るくなり、心に温もりを感じて、とても感動しました」
純粋で穏やかな心を保ち、着実な修煉を重ねる
公益事業に熱心で明るい少均さんは、ボランティア活動中にチームメイトから法輪大法のビラを受け取ったことをきっかけに、法輪大法の修煉を始めたそうだ。今回の環境を大切にしている彼はこう語った。「以前から青年キャンプの活動に参加したかったのですが、仕事の関係で参加できませんでした。今年、特別休暇を取って初めて参加しました。この環境は本当に貴重です」
学習者から資料を受け取ったことを切っ掛けに修煉を始めた少均さん |
彼は、2泊3日の参加中に最も印象に残ったのは、心を静めて学法できる環境であったという。「この環境を大切にしています。今の社会は無秩序で混乱しています。このような修煉環境は本当に貴重です。ここにいれば心はとても穏やかになります」
大法の玄妙さと洪大さを実感し、修煉の意義と世に生まれる生命としての貴さを理解した彼はこう語った。「今後、もっと着実に修煉していき、穏やかで純粋な状態を保ち、しっかりと自分を正してよく修め、より多くの人を助けたいと思います」
グループ学法の重要性が分かった
何回も活動に参加してきた暁婷さんは、自分の精進の無さによって、多くの縁のある人を救う機会を逃していたことには気づかなかったという。キャンプでの交流を通じて、彼女は初めて自分の欠点に気づいたそうだ。
恐怖心から突破できた暁婷さん |
かつての暁婷さんは、自分が表現力に欠けていて、人と話すのが苦手だと思っていたそうだ。「バカにされたらどうしよう。恥をかいたらどうしようっと、あれこれを怖がっていて、恐怖心がいっぱいでした。ここの学習者たちはとても誠実で穏やかなので、私もかなり安心できました。何よりも、この環境のおかげで恐怖心から突破できました」と、彼女は嬉しそうに言った。
感動した部分は何かと聞かれて、彼女は涙を浮かべながらこう言った。「道に迷ったとき、精進していなかったとき、振り返ると師父はずっと待っておられて、いつもそばにいて下さり、再三にチャンスを与えて下さいました。師父の秩序あるご按排により、私は絶えず向上することができました。特にコロナウイルスの流行期間中にこのようなキャンプに参加できたことは本当に貴重です」
結び
今回の2泊3日の青年冬季キャンプでは、青年学習者たちは大量に法を学んだ後、これ以上安逸を求めて修煉の機縁を失ってはならないと悟り、師父の慈悲なるご呼びかけをよりはっきりと聞こえるようになった。活動を通じて、彼らは大法弟子としての殊勝さを知り、自分の責任と使命が分かるようになり、着実に修め精進をもって師恩に報いるしかないと実感した。