ハルビン市の張生範さんが迫害され死亡、強行火葬される(二)
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 【明慧日本2022年3月12日】(前文に続く)

 拘禁されて3日間で惨死、家族は遺体を見ることを許されず

 6月12日9時50分、張さんは救急センターに運ばれたが、医師は「すでに死亡していた」と言った。張さんの家族が死亡の情報を知ったのは、13日であった。当局は遺体を見ることを許さず、家族は法医学医の検査を求めたが、「私たちが認めた法医学医でないといけない、全て私たちの指示に従わなければならない」と言われた。当時、家族は張さんの遺体がどこにあるのか分からず、冷凍庫に置かれているかもしれないと推測した。

 地元公安局の責任者は家族を恐喝

 張さんが死亡した後、双城市公安局の副局長・張国富らは、まず情報を封鎖し、死因を捏造した。6月20日前後、張国富は留置場の所長、市衛生局長および万竜郷派出所の警官らと一緒に張さんの兄の家に行き、「お前たちは政府の仕事にしっかりと協力して欲しい、解剖に協力しなければ、お前たちは仕事を失うことになる」と兄夫婦に圧力をかけた。兄の妻はあまりの恐怖に体調を崩し、長い間点滴をしていた。

 家族の疑問

 連行される前は元気だった張さんは、なぜわずか3日間で突然死んでしまったのか? 死因は心臓発作だと言われるが、信憑性が低すぎる、大勢の前でも乱暴を働いたのに、裏ではどのようにひどく殴られたのだろうと家族はいくつかの疑問を感じた。

 1、双城公安局はなぜ身分証明なしで民家に押し入ったのか?

 2、公安局の関係者はなぜ障害者を殴ったのか? 誰の命令なのか。

 3、打ち殺されたのに、なぜ病死と捏造するのか。

 4、心臓発作で緊急措置をとった(本人は心臓の持病がない)と言っているが、なぜ家族に知らせなかったのか?  緊急措置に携わった医師は? カルテはなぜ公開されなかったのか?

 5、死亡後、なぜ速やかに家族と連絡しなかったのか? 翌日まで待たなければならなかったのはなぜか(23時間後)。

 6、家族に遺体を見せないのはなぜか。

 「4.28特別捜査チーム」の関係者は自ら犯行をさらす

 張さんが殺された後、「4.28特別捜査チーム」の関係者は他の学習者を尋問した時、得意な態度で「張生範を殺したのは俺たちだ、お前はまだ宣伝物を貼り付ける勇気があるのか? 死を恐れていないのか! これで張生範を殴り殺したのだ」と言ったことがある。「これ」とは、頭のてっぺんから全身を叩くのに使う電気コードのような刑具を指している。

 罪悪を隠すため遺体を強制火葬

 双城市公安局による張さんを殺害した事件が報道された後、公安局の関係者らはいろいろと画策し、家族にサインさせることを強制した。家族の同意を得ていない状況下で、家族が不在の間に強制的に遺体を火葬した。家族は、今でも張さんの遺骨がどこにあるのか分からないという。

 加害者は悪報に遭う

 公安局の副局長・張国富はすでに退職したが、重病を患い、外部の人との接触はほとんどなく、あちこちでこっそり治療している。

 刑務所の医者・那彦国は2004年に解雇され、離婚したため、バイトで一人生活を維持していたが、いま脳血栓症を患っている。

 留置場の副所長・蒋清波は、癌で死亡した。

 刑務所の警官・李懐新は交通事故で死亡した。

 留置場の指導員・王文山は在職中、法輪功を誹謗中傷し、「法輪功を煉っている親戚は、多くのことを説明してくれたが、私は一切信じない」と言いふらした。間もなく、王文山は交通事故に遭い、死亡した。

(完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/27/439436.html)
 
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