2021年 中国本土の公安庁長、局長155人は悪報に遭った(一)
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年3月25日】明慧ネットおよび中国共産党(以下、中共)メディアの報道によると、2021年において、中国本土の公安系統の庁長、局長だけで155人(不完全データ)が悪報に遭ったという。そのうち、明慧ネットで報道されたのは84人、中共メディアで報道されたのは71人である。うちの130人は調査され、19人は死亡(1人は部下に射殺され、1人は水死、ほかの17人は癌、白血病、心臓病、脳出血、急死)、4人は判決を宣告され、1人は息子にまで災いが及び死亡、1人は警告処分された。悪報は中国本土の28の省、自治区、直轄市に及んだ。そのうち、広東省14人、遼寧省13人、山東省13人、河北省12人、山西省10人、黒竜江省9人、広西省9人である。

 中共は1999年7.20から法輪功への迫害を始め、首魁の江沢民は「名誉を汚し、身体を消滅させ、経済的に破綻させる」「殺しても自殺と見なし、身元の確認をせずに直接火葬する」という命令を伝達し、中共警官は迫害の政策を積極的に執行し、公安系統を利用して法輪功学習者(以下、学習者)に残酷な迫害を加担している。特に公安系統の庁長、局長の関係者は出世のため、手段を選ばず、中共に媚びて学習者を迫害した。「天網恢恢疎にして漏らさず」ということわざがあり、迫害に加担した全ての人は天理に裁かれる日がきっと来る。

图:2021年中国大陆155名公安厅长、局长遭恶报

2021年、中国本土の155人の公安庁長、局長は悪報に遭った

 悪報に遭った実例の一部は下記の通りである。

 一、生前悪を尽くし、死後は「英雄化」される

 ▼福州市公安局の局長・潘東升は悪報に遭い、「時代の模範」と宣伝された

 2021年9月25日、中国本土のメディアの報道によると、福建省福州市の副市長、公安局長の潘東升は職場で突然発病し、57歳で死亡したという。公式では死因が「過労死」である。

 潘東升はかつて福建省公安庁の党委委員、福州市政府党組のメンバー、副市長、市委の政法委員会(治安・司法などを統括する機関、以下、政法委)、市公安局の党委、局長兼督察長である。

 潘東升は2000年から福建公安のインターネット安全監察所の副所長を務め、2010年から福建省公安庁科学技術通信所の所長となり、中共の監視施設「金盾プロジェクト」の参与者である。潘が任期中の福州市と三明市は福建省の法輪功に対して迫害の最もひどいエリアである。

'潘东升'

潘東升

 潘が参与したインターネットの監視システムは、610弁公室の迫害を助長している。明慧ネットの報道では、ますます多くの学習者が監視カメラに撮られて迫害されたことがわかる。

 中共は潘の急死を隠し、「全省の優秀共産党員」、「模範」、中共宣伝部に「時代の模範」を追授され、「年度の英雄」に入選。

▼匡伯彪は死亡、優秀な警官と美化された

 匡伯彪(ミャオ族男性)、1966年1月に生まれ、広西省都安の出身、中共の党員。広西梧州市副市長、党組メンバー、市公安局局長、党委書記、督察長(兼任)、市委政法委第一副書記である。かつて広西鳳山県の公安局局長、河池市公安局金城江支局の局長、政法委委員、河池市公安局の党委委員、副局長である。2021年6月10日5時27分、匡伯彪は河池市で死亡、享年56歳。匡伯彪が在任中の河池市、梧州市は広西省において法輪功迫害の最もひどいエリアである。

'匡伯彪'

匡伯彪

 2017年3月、広西省荔浦県の学習者・陸会碧さん(54歳女性)は梧州市蒙山県で法輪功の無実が書かれた資料を配布した時、県の私服警官に尾行され、懲役3年の不当な判決を宣告された。2018年3月、陸さんは広西省女子刑務所に移送された。

 匡伯彪は迫害に加担し、悪報に遭ったにもかかわらず、中共に「全国の優秀な人民警官」と美化された。

▼ハルビン道外支局の副局長・劉学鋼 英雄模範と宣伝された

 劉学鋼(男性)は1970年4月に生まれ、中共の党員である。黒竜江省ハルビン市公安局道外支局の副局長、東莱街派出所所長を兼任。かつて道外支局の南馬路派出所の警官、政治処副主任である。2021年9月24日、劉学鋼は病気で死亡、享年51歳。明慧ネットの報道によると、ハルビン市公安局道外支局は地元の法輪功迫害に加担したという。

'刘学钢'

劉学鋼

 劉学鋼は公安部に全国公安系統の二級英雄模範と追授された。

▼安徽太湖県の公安局長・王屑は死亡 「二級労働模範」だと美化された 

 王屑は1969年11月に生まれ、宿松県出身、中共の党員である。安徽省安慶市太湖県政府党組メンバー、副県長、県公安局党組書記、局長である。生前、中共に全国公安系統の二級英雄模範として表彰され、2021年4月に安徽省の「五一労働賞」を受賞。

'王屑'

王屑

 2021年9月1日、王屑はすい臓癌で死亡、享年52歳。王屑は地元の法輪功迫害に責任がある。

▼鶴岡市興安支局の副局長・李迎晨は死亡 「烈士」として美化された

 2021年の初め、黒竜江省鶴岡市興安支局の副局長・李迎晨は職場に着いた時、突然発病し、死亡した。

 中共は李迎晨を「烈士」として美化したが、李迎晨は鶴岡市留置場の所長の任期中、職権を濫用し、法律を犯し、数人の女性学習者に刑具をつけ、残酷な迫害を加えたため、明慧ネットでは何度も名前を暴露された。

 2004年、学習者・譚延軍さんは鶴岡市公安局第一留置場で迫害され、鼓膜穿孔、強直性脊椎炎、股関節骨性関節炎、肺結核、洞性心悸亢進、リューマチ、首と腰、両足が動かなくなった。同年11月15日、李迎晨と刑務所の医者・楊占軍、運転手の張強は痩せこけた譚さんを母の家から100メートル先の路上に捨て去った。譚さんの母は1人で譚さんを引っ張り、譚さんは這って帰った。譚さんは姉に「僕は連行された時は歩いていたが、両手で這って帰ることになったのは迫害されたためだ」と話した。

 帰宅後の譚さんは座ることも横になることもできず、食事もできず、眠ることもできなかった。よく血を吐いて、呼吸困難で痩せこけていた。2005年2月27日の昼、譚さんは未成年の娘、息子の前で涙を流しながら、この世を去った。享年40歳。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/11/439489.html)
 
関連文章