【慶祝513】社内の朝礼で物語を語る
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 文/北京の大法弟子 順縁

 【明慧日本2022年6月13日】私は、大法の修煉を始めて12年になります。この12年間を振り返ってみると、私が行ってきたすべては、師父が苦心して按排してくださったことだと深く実感しました。

 2021年4月初旬、私は現在(訳注:2022年5月)のこの会社にやってきました。ここには、私に救い済度されるのを待つ人がたくさんいたのです。私は自分が大法弟子であることを常に忘れず、師父のお言葉に耳を傾け、すべてにおいて人の事を先に考え、トラブルに遭った時は自分を探し、身の回りのことをすべてしっかり行いました。その過程で、私の心と精神の変化が知らず知らずのうちに周囲の環境に影響を与え、やがては会社の賛同を得て、ゆとりのある修煉環境を作り上げました。

 会社のトップに物語を語る

 出社して間もなく、会社の財務部のドアに八卦図のカーテンがかかっているのが見えました。そして社長が朝礼で「風水師を雇って3万元かけて風水を調整した」と言うのを聞きました。この時、私は社長に真相を伝えるべきだとひらめきました。

 朝礼後、風水のことで社長と会う約束をしました。そして私が社長に「今朝、風水調整に3万元かけたとお聞きしましたが、お金がかからず、信じさえすれば幸運が訪れることを保証する素晴らしい方法をお教えします! 私はその恩恵を受けました」と切り出すと、社長は「すばらしい!」と言いました。私は「まずは二つの物語をお話ししてから、私の話をさせていただきます」と続けました。

 物語1

 昔、食べ物を乞い、お寺のお布施を拾い、必死に生きている人がいました。ある日、占い師がその人に「あなたは某年の某月某日に某所で餓死する」と告げました。それから間もないある朝のこと、寺から誰かがやってくる音がしました。前庭に行くと、香炉のそばに透き通ってきらきらと輝く物があり、それは高価な翡翠の装飾品でした。その人は「重大なことが起きた人が、神佛にご加護を求めに来たのだろう。この装飾品が見つからなければ、もしかしたら誰かが死んでしまうかもしれない」と思いました。そして、この持ち主が戻るのを待ちました。それから20日後、ようやく2人の女性がやって来ました。尋ねてみると、正に翡翠の装飾品をなくした人でした。2人の女性は、ある老人を救うためにこの装飾品を都へ持っていかなければならないとのことで、もしこれが見つからなければ、老人が死ぬだけでなく、2人も生きてはいけないので、寺の石柱の上で死のうとしていました。2人は翡翠の装飾品を手にし、老人を救うために都へ出発しました。

 数日後、占い師が再び乞食(訳注:その人)を見かけると、何度も首を横に振りながら「違う、違う、さあ自分の顔を見てごらん。死なないばかりか、果てしなく続く富貴がある。最近、何か大きな善を行いましたか?」と尋ねました。乞食(訳注:その人)は占い師に、自分が見つけた翡翠の装飾品のことを話しました。占い師は「そういうことか!」と絶句しました。やがて翡翠の装飾品で救われた老人は、人を派遣して乞食(訳注:その人)を都に招き、乞食は富を享受しました。

 物語2

 これは「相は心から生じる」という物語です。ある道士が橋の上で休んでいると、剣を手にした男が橋の向こう側へ激怒して向かいました。その後には、様々な武器を持った猛々しい異形の者たちが続いていました。しかし1時間もしないうちに、その男は顔を和らげて慈愛に満ちた表情で引き返してきました。そして、慈悲深い顔つきをした仙人がそれに続いています。道士はその男に声をかけ、「行ったり来たりされていますが、どうしたのですか?」と尋ねました。男が答えるには、彼に多額の借金をした男が、それを返さないばかりか彼をいじめたので、酒を飲んだところ殺してやろうかと思うほど腹が立ったと答えました。そこでナイフを持って激怒しながら向かったのですが、ちょうど相手の男の妻が相手の男の母親に手を添えて歩いているところでした。その男は「私が彼を殺したら、彼の母親と妻はどうなるのだろう? 彼女たちは巻き添えになる。忘れよう、もう復讐はしない」と思いました。そしてその男は戻ってきたと言うのです。道士は「相は心から生じるというのは、本当なんだ!」と感嘆しました。

 私は社長にこう言いました。「この話は、良い心を持っていれば正神がご加護してくださいますが、悪い心を持っていれば悪い悪魔に付きまとわれるということを教えてくれています! 善良さが私たちにとっての最高の風水です!」

 そして、私自身がいかに運命を変えたかを社長に伝えました。修煉を始めた私が心を入れ替えて真人間に生まれ変わったこと、目の当たりにした奇跡、特に精神面での変化、修煉前と修煉後の違い、周りの常人との違いなどを話しました。そして、このすべては法輪功のおかげであり、私には師父がいらっしゃること、修煉している私を師父が見守ってくださり、私の身体と心を浄化し、智慧を授けてくださり、薬がなくてはとても生きていけなかった私の体から病が無くなり軽くなったこと、苦痛の淵から充実した幸せに至り、何も持っていなかった私が、必要な全てを持つようになったのだ、と社長に伝えたのです。

 そして私は「中共がどんなに法輪功を弾圧・迫害しても、正しい信念の前では、石を持ち上げて自分の足を叩くようなものであり、自らの滅亡を早めるだけです。法輪功は現在、世界で100以上の国や地域で普及しています。中国でも着実に修煉する弟子は、臆することがありません。中共による法輪功への弾圧が過熱していても、縁のある人は大法の修煉を始めています。私も、その1人です」と続けました。

 最後に私が「皆が法輪功の真相を知ることが重要です。法輪功は佛法修煉であり、真・善・忍の基準に従って誰もが善い人になることができます。特に中共が狂ったかのように弾圧し迫害している時に真相を知り、法輪大法がすばらしいことに同意し、中共の党、共青団、少年先鋒隊を脱退し、毒の誓いを取り消せば、より良い未来を自ら選択したことになります! 『法輪大法はすばらしい、真・善・忍心はすばらしい』ということが心にあれば、災いを除き困難を排除して幸運に恵まれます。さらに悟性が大きい人は、貴重な本『轉法輪』を読み、私のように宇宙一幸せな人になることもできます!」と言うと、社長は笑って「今日は本当に恩恵を受けるところ大です!」と言いました。

 そして、天安門焼身自殺事件のことや4.25の陳情のこと、なぜ私たちが病院に行かないのか、など社長はいろいろと質問しました。私がそれら全てに答えると、社長は「なんとこういうことだったのですか!」と感慨深げに言いました。社長は果断に三退し、喜んでお守りを受け取りました。

 翌日、社長の妻が夕食前に急に息切れをしたため、社長はすぐに私のことを思い浮かべて電話をかけてきました。私が駆けつけると、社長の妻は顔色が悪く、弱っていました。私はすぐにお守りを取り出し、お守りに書かれている 『法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい』という心からの九文字を心の中で念じるようにと言いました。しばらくすると社長の妻は笑って「とても役に立ち、薬を飲むより役に立ちました!」と言いました。社長は「あなたの縁ですので、みなさんに話しましょう!」と言いました。その日、その場にいた6人全員が大法の真相を理解し、全員が中共の共青団と少年先鋒隊の組織を脱退しました。

 社内の朝礼で物語を語る

 私たちの会社の朝礼では、まず社長が全員に話をします。もしその後に質問や何か話したい人がいれば、話すことができます。真相を聞いた後のある日の朝礼で、社長は「今日は誰が話をしますか?」と尋ねました。誰も何も言おうとしないので、社長は笑顔で私を見ました。私は、わかりましたというようにうなずいて「私が話をします」と言いました。社長は「時間制限はありませんので、あなたの物語を話してみてください。皆さん、よく聞いてください、本当に役に立ちますから」と話しました。私は「それではまず、いくつか物語をご紹介しましょう」と始めました。

 私は社長に伝えた二つの話をしました。私は「神々の祝福を受けたい、幸運を手に入れたいと思うのはみなさん同じですよね? それは実はとても簡単なことで、私たちは心に善念を持っている時に最高の風水を手に入れることができます」と続けました。私は疫病にまつわる物語をさらに二つ話しました。

 物語3

 結婚したばかりの徳の高い若い女性が里帰り中、義理の両親が疫病にかかり、多くの人が死んだと聞いた物語です。その女性はすぐに両親に「義理の両親の家に帰って夫の家族の面倒を見ることになりました」と話しました。両親は「疫病が蔓延しているのなら、死ぬために行くようなものではないか?」と言いました。その女性は「死んでも戻らなければなりません。嫁いだ自分も義理の家族の一員であり、一緒に死ななければなりません」と答えました。両親は涙を流しながら娘を送り出しました。その女性が姑の村に帰ると、何人かの疫鬼(訳注:疫病をはやらせるという悪神)が「徳の高い夫人が戻ってきた。みんな帰らなければいけない!」と言っているのが聞こえました。はたして、その女性が帰って義理の両親の世話をしたところ、みんな元気になり、やがて村全体も元気になりました。

 物語4

 これは私が子供の頃、母から聞いたヨモギの葉の物語です。 昔、あるところに善良な員外郎(訳注:中国の古代の官僚の呼称)がいて、朝、小便に起きた時、変な容貌の人たちを見かけたので「あなたたちは何をしているのですか?」と聞きました。変な容貌の人たちは「私たちは疫神(訳注:疫病をはやらせるという悪神)で、疫病を広める指令を実行しています。あなたは大きな善を行った人なので、疫病を避ける方法を教えようと玄関であなたを待っていたのです。5月1日から5日まで、ヨモギの葉と桃の枝を数本玄関にかけて目印にしてください。そうすれば、その家に疫病はやってきません!」と言いました。この員外郎は善良で、この情報を他の人にも教えました。その結果、信じて玄関にかけた人は疫病を免れ、そうでない人は疫病で死んでしまったそうです!

 私は「この二つの物語は、疫病には目があり、時代によってそれを避けるための治療法が異なることを教えてくれます」と続けました。私はここで一旦話を止め、そして「天災、人災が横行する昨今、特にコロナウイルスは、流行を広げるようと疫神が働いているのではないでしょうか? 私たちも疫病から逃れられるためのヨモギの葉を心待ちにしていているのではないでしょうか?」と言うと、みんなが声をそろえて「そうです!」と答えました。

 私は「それでは疫病を避けるためのよい方法をみなさんにご紹介します。疫病から逃れる唯一の方法は、加入している中共の党、共青団、少年先鋒隊を脱退し、赤い旗への誓いを取り消し、心の中で『法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい』と敬意をもって念じることです! みなさんが平和で健康で幸運に恵まれ、最後の大劫難を歩み切り、神佛の救い済度を得て素晴らしい未来を得ることができるよう願います!」と締めくくりました。

 私の話が終わると、拍手が沸き起こりました! そして従業員全員が実名で三退し、全員が「心からの九文字のお守り」を受け取りました。

 真相を理解している人々がみな、物語の善良な員外郎のように行い、真相を知らない人に伝えに行ってほしいと思います! そうでないと、何をやっても手遅れになる日がきます! 信じないより信じたほうがいいです!

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/5/26/442276.html)
 
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