唐山大地震の生存者は大法の真実を伝える生きたメディアとなった
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文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2022年6月17日】私の家族は1949年以前、長春の田舎に暮らしており、祖父は穀物加工工場を営むほかに数エーカーの土地を所有していました。中国共産党(以下、中共)が権力を奪った後、祖父が「地主」と「資本家」に指定され、それほど多くない財産はすべて奪われました。生計を立てるために、一家は河北省の農村部に引っ越すことを余儀なくされました。

 家庭の事情で私は学校にも行けず、それに生活習慣や言葉が地元の人とは違っていたため、子供たちにからかわれました。小さい時から、私はいつもむかむかしていて、無口になり、家族からも「阿呆」と呼ばれていました。 若い頃から首に病気があり、結婚してから、甲状腺機能亢進症と呼ばれる病気だと知りました。それが心臓にも深刻な影響を及ぼし、しばしばショックを起こしました。その後、首の手術を受けましたが、成功しておらず、左側が終わった後、右側の手術の前に気を失い、応急手当を受けて、ようやく生き返ることができました。

 1976年、河北省唐山市に大地震が起きました。中共は人々の命を顧みず、一部の専門家から地震の予報の報告を受けたにもかかわらず、それを無視したため、数十万人の死者と無数の負傷者が出る結果となりました。夫は震災で亡くなり、私は腰、左骨盤、腕、首などに複数の骨折を負い、右目が見えなくなりました。

 自身に起きた変化で大法の素晴らしさを実証する

 唐山大地震で、私はほぼ障碍者になりました。1997年、私は病気治療のために法輪大法の修煉を始めました。修煉してから、数々の病気が治りました。現在私は78歳になりましたが、自転車に乗ることができ、自転車に乗ると、誰かが後ろから押してくれるように楽々で、誰もが私は60代にしか見えないと言ってくれます。今、私は毎朝3時に自然に目が覚め、早朝の煉功をします。午前中に出かけて法輪功の真実を伝え、人々を救います。昼頃に家に帰って、真相資料を作ります。それから夜9時まで法を暗唱する形で学法をし、発正念をしてから就寝します。私は自分のことを「専業修煉弟子」と見なし、毎日、17〜8時間を「3つのこと」に費やし、目が覚めた時や、静かになった時は、自然に大法を暗唱したり、発正念をしたり、毎日が楽しくて充実しています。「3つのこと」はすでに私の日常生活の主な内容になりました。

 出かけて大法の真実を伝える時、基本的には人を選ばず、自分の身体の変化等を語ると、簡単に伝えることができました。私の年齢を聞くと、みなが「信じられない」と言い、その話題から、法輪功を修煉してから24年間薬を飲んだことはなく、すべての病気がなくなり、健康になった事実を話しました。また、人に首の傷を見せ、それは小さい時からよく怒っていたため、甲状腺機能亢進症に罹り、手術した傷だと説明した上で、怒りは人を傷つけたり殺したりすることができ、真・善・忍に従って修めれば、決して怒ることはないと言いました。それから、法輪功迫害の真実を伝えました。 この20年間、私は人々に伝え続けましたが、悪意を持って通報されたことはないし、叱られたり叩かれたりしたこともありませんでした。 もちろん、信じてくれない人もいれば、聞く耳を持たない人もいました。

 私は毎日、きちんとした服装で出かけて人々を救っています。師父は「平素から慈悲に満ちた、和やかな心を保っていれば、問題が起きた時には、一息おいて余裕をもって、適切にその問題に対処することができるのです」 [1] と語られました。私は師父のお教えに従って、このような心理状態で真実を伝えると、恐れる心は全くありません。私はいつも笑顔でゆっくりと語り、親しい知人に会った時のように親切に、日常生活の話題から自然に切り出し、和やかな雰囲気で効果も良いのです。

 三退した後の人々の変化

 大型スーパーで出会った女性が、中共の各組織から脱退する「三退」をした後、しばらくしてまたその女性に会いました。「また会えて良かったですね!」と声をかけられました。私は「本当に縁がありますね! 何か用事がありますか?」と尋ねました。女性は「先日あなたが言ったことを考えれば考えるほど正しいと思いました。息子も三退させてください。パイロットである息子は中共の党員です」と言って、息子の本名を教えました。

 ある時、同修と一緒にスーパーで大法の真実を伝えました。同修とスーパーから出た時、同修が後ろの男性に三退を促すと、男性は「僕はずっと前にすでに三退をしました」と言った後、私を指して「その方がしてくれました。とても分かりやすく説明してくれました。まだ覚えています」と言いました。

 今年の1月末、スーパーである年配の男性がリンゴを選んでいたところに私は近づき、リンゴを選びながら大法の真実を伝えました。しばらくすると、1人の若い女性が来て、側で何個かを選んで私に渡し「これはなかなかいいですよ」と言って離れました。「縁のある人だね」と思い、男性に大法の真相を伝えた後、彼女を追いかけました。女性は「私のことを覚えていませんか? 先日『新宇』という名前で三退しましたよ。先ほど、年配の方に三退を促しているのを見て、たぶんリンゴを選ぶ余裕がないと思って、手伝いました」と言った後「さっきの方は三退しましたか?」と聞きました。「しましたよ!」と言うと、私たち2人はともに微笑みました。

 大法の真実を伝える時、私はいつも「法輪功は佛家の大法であり、真・善・忍を修めます。それに従えば、怒ったり怨んだりすることはありません。怒りは人々を傷つけ、ひいては人を殺すこともあります。そして、健康にも悪影響があり、ほとんどの病気はそれから始まります」と言うと、ほぼ百パーセントの人が賛同してくれます。すると、相手が積極的に会話に参加し、さらに伝えると、より多くの真実を聞きたいと言い、私に連絡先を求める人もいます。

 私は彼らに大法の真実を伝えた後、必ず「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を覚えてください。困難や災害に遇った時に唱えると、危機を乗り越えて無事に解決することができます!」と言います。相手はみな「ありがとうございます!」と言ってくれます。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/10/444703.html)
 
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