丸まった背中がまっすぐになったお婆さん
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 【明慧日本2022年7月2日】今年3月中旬のある日、私たちの学法チームの同修はいつも通り、座禅をして発正念をしようとしました。

  私の向かい側に座っている同修Aさんは「皆さん背筋を伸ばして座って下さい」と言いました。同時に私の右に座っていた同修Bさんに、「背筋を伸ばして」と言いました。Bさんを見てみると、Bさんの背中は丸まっていて、首を前に倒して、縮こまって座っていました。この時、Bさんはどうしょうもない表情をして、少し体を正しました。それから皆は6時の正念を発して、座る姿勢の事は誰も口にしませんでした。

 現地の7時の発正念の時間になって、私はふとBさんを見ました。彼女は背筋を伸ばし、首も前に傾いておらず、身体全体がとてもリラックスして、自然にまっすぐな状態で座っています。その時、AさんもBさんを見ていました。私とAさんの目が合って、思わず笑いました。Bさんも、私たちが彼女を見ていたのを知り、「一本の棒が私を支えているのです」と言いました。話はそこで終わり、続けて発正念しました。

 Bさんは7.20前に修煉を始めた大法弟子であり、師父と大法に対する固い信念で大きい関門を乗り越えてきました。今は体の片方の手足が不自由であり、話すときもうまく話せません。彼女の家はこの地方の資料提供拠点であり、私たちの学法チームが学法している所でもあります。彼女は毎日学法し、煉功や発正念をして、大法の資料を作り、家事もこなし、毎日のスケジュールは詰まっています。家もいつも綺麗に片づけています。彼女は煉功者として大法の基準に基づいて自分を律し、心性を修め、家族も大法に対し良い印象を持っています。彼女の主人も彼女を支持し、主人も大法の恩恵を受けていました。彼女の家は現地の同修に集団で学法するよい環境を提供してくれました。

 7時の発正念が終わって、Bさんに「先ほど言っていた棒とは何のことですか?」と聞きました。彼女は身振り手振りをしながら、「頭の両耳から左右の肋骨の下側に2本の棒が下りてきて、もう1本の棒がお腹を横切って、下りてきた2本の棒と両端で結合し、体の中で支える支柱が形成されました。それから、緑色の葉っぱもついていて、直径1センチくらい太さでした」と教えてくれました。皆は笑いました。これはまっすぐ座れるように師父が下さった支柱です。Bさんもとても嬉しく微笑んで頷いていました。「師父はいつも私たちのそばにおられ、とても感謝しています。師父は私たちの為にずっと見守ってくださっています」。この時、普段は正座をしていない私や同修も正座をしました。

 皆は座禅をする時、師父は「腰を伸ばし頚をまっすぐにし」[1]、「 自然に立つことを要求するが」[2]と私たちに求めています。しかし、私たちはしっかりできているでしょうか? Cさんは「学法する時に、座る姿勢は意識せず、気ままにし、それは師父や大法に対して不敬です。私も、学法や煉功の時に姿勢を気にしておらず、同修に注意されてすぐ直しましたが、しばらくするとまた元に戻ってしまうので、本当に恥ずかしいと思います。

 今回、Bさんの件を通して、皆は師父がBさんの口を借りて私たちを悟らせてくださっていると感じました。私たちは学法、発正念の姿勢を正さないといけません。私も煉功時の正しくない状態を正しました。学法チームの皆さんも全体として向上する機会を与えられました。

 注:

 [1] 李洪志師父の著作:『大圓満法』「二、動作の図解」

 [2] 李洪志師父の著作:『大圓満法』「二、動作の仕組み」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/26/445431.html)
 
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