文/中国の大法弟子
【明慧日本2022年2月17日】約10年前、発正念のとき自分は雲の上に立っていて、師父の法身が私のそばにおられ、師父は何もおっしゃいませんでした。師父は私に雲の下を見るように示されたので、下を見ると、そこは白黒がまじりあったグレー色のもうもうとしたところでした。また、自分が下で発正念をしている身体を感じ、打ち出した意念が雲の上を突き抜けました。その時感じたのは、師父が私の発正念を励まして下さっていることでした。
一、発正念の蓄積効果
当時は、人を救うことで忙しく、発正念をする時間が少なくなっていました。最近、大量に発正念をすると、またあの雲の上に行きました。雲の下を見ると全て白くなっていて、グレーのもうもうとした感じは無くなっていました。
私が発正念をするとき、よく他の空間の汚泥がゆっくりと消えていくのが見え、麦、青菜、キノコ、バラの花、また各種の名前の知らない花が成長していました。時に見えたのは、渇いた海から石が出てきて、続けて透き通った海水が現れ、勢いよく「ざあ」と流れました。時には、地面に一列の餃子が現れました。また、一つの茶碗にモヤシが芽生え、取ろうとしても取れませんでした。時に、ある空間場に一つの逆さまの茶碗から雨が降ってきて、いつまでもやまないのを見ました。
二、発正念で怨恨心を取り除く
ある日の発正念のとき、空間場に30代ぐらいの女性が座っているのが見え、恨めしそうな目つきで見ていて、しばらくすると、表情に活気が無くなりました。また何度か見たのは、異なる年齢の10代~30代の女性で、目を閉じていて、死んだ人のように私の空間場に入って来ました。かつて知っていた故人も両目を閉じて私の空間場に入って来ました。常人の所に現れ、自分の目に活力が弱まっていると感じました。それによって、私が感じたのは、身体に痛みが現れたり、表情が不正常になったりで、全て他の空間に良くない物質の存在がありました。
小さな頃から私は父母に対しての怨恨心が重く、幼いころに家庭の温かみを感じたのはとても少なく、まるで父母が私の「克星(相性の悪い相手)」と同じようで、ずっと彼らから離れたい、一緒にいたくないと思っていました。最近、私は続けて3時間発正念をしたとき、突然師父が詩の中で書かれた「腐敗物は滅され 光明が顕れる」 [1]を感じました。以前、父母が私に対して良くなかった部分が全部メリットに変化し、父母も大変だったと感じ、若い時家が貧しく、母は病気も多かったのです。父母の暮らしも本当に大変だったと思い、彼らに対する怨恨が一気に消えてしまいました。
三、発正念で身体の正しくない状態を取り除く
ある日、私は額が痛く、あまり元気がありませんでした。そこで、すぐに発正念して自分を正し、法輪が大脳の中で頭の全てを率いて回転するのを感じました。30分後、頭が軽くなり、何事もありませんでした。
またある日、腰が痛み、発正念をするとすぐに、腰からエネルギーが出たのを感じ、その瞬間、腰から何かの物質が落ちてきて、それから腰の痛みは無くなり、軽くなったように感じました。
時に発正念していると、邪悪が絶えず私の空間場に何かを投げ込んできて、蛇のような物で、自分では一掃しきれず、師父が私を助けて一掃してくださいました。ある日の夜、発正念をしていると、邪悪が私の胸の前に1枚の黒い皿を投げ込みました。数日後、私の胃が空っぽになったような、胃が無くなったような感じがしました。また数日経って、師父が私の背後を通られた感じがした時、私の背後の胃の部分辺りを指で軽く押すと、急にまた胃が戻ったかのような感じがしました。
ある日、発正念をしていると、一つの大きな手が私のお腹に入って行くのが見え、関節まではっきりと見えました。私の何を取ろうとしているのか分かりませんが、私が「炸(zhà:爆発)」と言うと、その手は大きく変わり、また「炸」と言うと、この手が更に大きくなりました。私はおかしいと思い、なぜ小さくなって消えるどころか大きくなるのかと思いました。それから師父の法を思い出しました。「ご存知のように、膨らむということは何を意味しているのでしょうか? ある物が爆破する前になると、膨らむのです。あるところまで膨らんだら、瞬時に崩れてしまいます。ですから、全てはすでに最終段階にあります」 [2]
私はやっと理解しました。それからまたグレーの手が、私のお腹に入って来た時は、すぐに「炸」と言い、それは消えました。
四、発正念して、色魔、情魔を一掃する
ある時、色魔、淫魔(いんま:性欲に関係する悪魔のこと)が体内のプライベートゾーンを這うのを感じ、その部分が痒くなるのを感じました。それで私は狙いを定めて痒みの部分に発正念して、私の身体の淫欲を滅し、1分も経たずに消えました。
ある夜の3時に発正念していると、一人の60~70代のおばあさんが見えました。彼女は14~15歳の女の子を連れていました。おばあさんは「今日はどうしてこんなに怖いのでしょうか?」と言いました。それから彼女達はちょうど寝ている夫(同修)の前に立ちました。おばあさんは私を見て何も出来ず、続けて「怖い」と言いました。私は反応があってから彼女達を一掃し、彼女達はすぐに消えました。次の日の夜3時頃発正念していると、また昨日のおばあさんがいて、もう一人別のおばあさんは、私のリビングの窓の下で話をしていました。そこで私が発正念すると、彼女達を見ることは無くなり、それ以来現れることは無くなりました。
またある日発正念しているとき、誰か知りませんが、頭から私の左眼に入って来て、黒い気がもうもうとして、少しして、すでにこの世を去った親族の念を引き起こしました。私は発正念して「宝塔」を使って、黒い気を片付け、取り除きました。私は「偽の自分」に情があり「真の自分」には情は無く、ただ慈悲があるのみだと思いました。真の自分が偽の自分を滅し、真・善・忍が偽の自分を滅し、黒い気を滅して、すぐに私は想わなくなりました。
その後も発正念していると、空間場に黒い気の流れが私の身体に向かって来て、昔の職場のリーダー、同僚の情の執着、いくつかの美形の男性や女性に対する執着を呼び起こしました。私は発正念をして色欲に対する情の執着を一掃し、ゆっくりとこの情が淡白になり、そのまま消えました。
注:
[1] 李洪志師父の詩 :『洪吟』「新生」
[2] 李洪志師父の著作:『各地での説法二』「二〇〇二年ボストン法会での説法」