7.20反迫害 名古屋の中国領事館前で平和的な抗議活動
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 【明慧日本2022年7月28日】愛知県の法輪功学習者は7月20日の午前、名古屋駐在中国総領事館の前で平和的な抗議活動を行った。中国共産党政権が法輪功学習者(以下、学習者)に対し、23年間にわたって迫害し続けている実態を暴露し、中共は直ちに「真善忍」を理念とする法輪功への迫害を停止するよう呼びかけた。

 学習者は、中国領事館前で、「法輪大法は素晴らしい」「真善忍」「法輪大法は全世界に広がっている」「SOS法輪功への迫害を停止!」「中国共産党政権による法輪功学習者からの臓器狩り、暴利行為を制止!」という内容の中日英3カ国語で書かれた横断幕を掲げた。

图1~2:二零二二年七月二十日,日本爱知县部分法轮功学员在名古屋中国总领馆前举行和平抗议活动。

7月20日、愛知県の一部の法輪功学習者が名古屋駐在中国総領事館の前で平和的に抗議活動をしている様子

 当日の朝8時半頃、学習者が名古屋駐在中国総領事館の前に着いた時、すでに20〜30人の中国人が集まっていることに気がついた。そして、その中国人たちに法輪功迫害の実態を説明した。

 しばらくすると、領事館の総領事が外へ出て来て、集まっている中国人たちと一緒に写真を撮影しようとした。その時、3、4人が学習者が掲げている「SOS法輪功への迫害を停止!」という横断幕の前に立って、その横断幕の内容を遮る行動をとったのだ。学習者は静かに少し移動して、その横断幕の内容が見えるようにしたと同時に、遮った人達に次のように話した。「あなたたちのやり方は本当に良くないですね。この民主の自由社会で、言論は自由です。言論の自由を妨害したら、起訴されるかも知れませんよ」。それを聞いて、その人達は横断幕を遮ることをやめたのだ。

 総領事が外へ出て来たことに気づいた学習者は、公開書簡を大きな声で読み上げた。書簡は領事館前にいる中国人たちに対し、「今日は2022年7月20日です。23年前のこの日、即ち、1999年7月20日、前国家主席・江沢民が、『真善忍』を理念とする法輪功学習者に対する弾圧を開始しました。この迫害はすでに23年も続いています。現在、迫害され亡くなった学習者は約5,000人と上ったことが分かっています。これは、ただの氷山の一角です」。公開書簡には、法輪功とは何か、天安門広場での焼身自殺事件の真相、そして法輪功学習者の生きた体からの臓器狩りの蛮行も暴露した。

 活動当日、中国人と外国人たちが次から次へと中国領事館を訪れた。法輪功学習者は、積極的に全ての人たちに法輪功の資料を手渡した。ある50歳前後の女性が、領事館から外へ出て来て、じっと法輪功の横断幕の内容を見ていた。学習者は資料を女性に手渡した。

 この女性は、自ら次のことを法輪功学習者に話してくれた。「私は長春出身です。日本へ来てすでに十数年となりましたが、今日は、初めて法輪功の人達に会いました。中国では、法輪功が禁止されています。私の弟の嫁が法輪功を学んでいますが、何回も逮捕され迫害されていました。私は、法輪功についてあまり分からないのです」

 学習者は、法輪功とは何か、なぜ中国で迫害されているのかなどを説明した。女性は、その説明を聞いて理解したと言った。学習者が、彼女に「三退」のことを話すと、「昔、中国で共青団と少年先鋒隊(少年隊)に参加したことがあります」と女性は答えた。学習者が、彼女に「幸福」という仮名を名付けてあげると、彼女は、非常に喜んで共青団と少年隊からの脱退を表明し、法輪功学習者に「ありがとう!」とお礼を言った。最後に、どこで法輪功を煉功できるのかと女性は尋ね、煉功場所と時間を女性に教えた。「今後、時間があったら、その煉功場所を探して行きます」と、彼女は話してくれた。

 また、中国東北地方出身の女の子もいた。学習者は彼女に、以前中国共産党及びその下部組織・共青団と少年隊に入ったかどうかと聞いたが、彼女は、以前中国にいたとき、すでに脱退声明を登録してもらったと答えた。そして、「なぜ法輪功が迫害されているのですか」と彼女は尋ね、学習者は説明した。「原因が分かりました。家に帰ってから、ゆっくり資料を読むつもりです」と、事実が分かった彼女はそう言った。

 当日、学習者は、傍にいる警察の人たちにも法輪功に関する資料を渡した。さらに、明慧ネットに掲載された、世界中各地で行われている反迫害23年の活動の写真も見せた。ある警官は、その写真を見て「規模が大きいですね!」と言った。

 活動の当日、領事館に何か渡す資料があるかと警察に聞かれた。学習者は、「天賜洪福」などの中国語の資料を領事館のポストに入れた。そして、領事館のスタッフたちが法輪功に関して真実の状況を知り、皆によい未来が訪れるようにと祈った。

 また、領事館の前には、平和的な抗議活動に参加したベトナム出身の法輪功学習者・タイさんもいた。タイさんは、次のように話した。「私は3年前にベトナムから来日しました。今は、日本で働いています。法輪功を学び始めてから、人間関係が良くなり、病気もストレスも緩和されました。法輪功に出会ったことは、私にとって人生で一番幸せなことです。本当にありがとうございます。中国で法輪功学習者に対する迫害がすでに23年も続いている今日、中国当局に直ちに法輪功への迫害を止めるよう呼びかけなければなりません」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/7/24/446734.html)
 
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