心からの九文字を唱え 父は集中治療室から出られた
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文/山東省の大法弟子  

 【明慧日本2022年8月26日】父が2021年末に浴室で転倒し、病院に搬送されて検査を受けると、「左右の脳血管が広い範囲で詰まり、血液検査では心臓、肺、肝臓、腎臓のすべての指標に異常がある」と、判明しました。その後、父は発熱、昏迷状態、呼吸困難、尿失禁を起こし、同病院の集中治療室(ICU)に移されました。

 集中治療室に到着後、CT検査を受けた父は、肺に深刻な感染があることがわかりました。医師は、「血中酸素濃度が下がり過ぎないように、人工呼吸器をつけましょう」と言いました。

 父は人工呼吸器をつけられ、尿道カテーテルも入れられ、さらに、手足が動かないようにベッドに縛られました。

 父が集中治療室に入った日から、毎日、さまざまな薬を使うので、薬代、治療費、検査費で1日3000元(約6万円)ほどかかっていました。最初の4、5日は、かなり危険な状態でした。私たち家族は集中治療室に入れなかったのですが、たまに入れてくれると、私は父の耳元で「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』(心からの九文字。中国語では9文字)を唱えるようにしてね」とささやきました。

 時々、父がCT検査を受けるため、集中治療室から移動ベッドで移動される時、集中治療室の外にいる私たち家族は、この機会を捉えて父に心からの九文字を忘れないようにと言いきかせました。その時、父の手を握っていた私は、父の手が動いたと感じると「父は分かっているのだ」と理解しました。

 ほとんど毎日、集中治療室の外にいる私は、心から「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を唱え続け、父に伝わるようにしていました。

 集中治療室には、脳血栓、脳出血、脳梗塞、心臓病などの重症患者たちが入院しています。集中治療室の外に、多くの患者さんの家族が座ったり立ったりして、医師や看護師からの指示を待っています。待つというのは、実際に体験した人でなければ、気持ちはわからないでしょう。外にいる人が、朝から晩まで、集中治療室に入っている自分の家族や親戚、友人のことを祈り、毎日何百元、何千元も支払っていますが、普通に生活したり働いたりすることはできないのです。

 集中治療室の中には、1日や2日、あるいは数日の治療で亡くなられた患者さんもいれば、10~20日の治療を受けて亡くなってしまう患者さんもいます。集中治療室から一般病棟に移ったり、家に帰れる重症患者さんもいますが、本当に極少数なのです。外で待つ、ある人は大切な人の死を目の当たりにしたとき「集中治療室は地獄の入り口だ」と言いました。ある家族は「人は一生をかけて奔走し、闘争したりして、最後に旅立つと、何が残るのか」と言ったのです。多くの患者さんの家族は「人は本当に何のためにこの世に生まれたのか」と嘆きました。

 10数日の治療を受け、父の病状は改善し、人工呼吸器がはずされ、酸素による自力での呼吸が可能になり、血中酸素濃度もほぼ正常レベルになり、集中治療室から一般病棟に移されました。

 一般病棟では、家族の付き添いが必要です。時間があるときは、私たちは父に『轉法輪』を読み聞かせたり、李洪志師父の説法の録音を聞かせたりして、心からの九文字を暗唱するようにと常に言い聞かせていました。父は一般病棟で10数日入院して、病院側がこれ以上新しい治療方針がないことと、CTスキャンで薬が効かなくなっていることを理由に、父の退院を勧めました。そして、エレベーターがないため、父は4人の男性によって担がれて、自宅へ帰りました。

 家に帰ってから、私たちは父に大法の本を読むように勧め、李洪志師父の説法の録音を引き続き聞かせ、説法ビデオも見せました。それで、父はなんと、自分で立つことができ、次第に自分で部屋の中を数歩歩けるようになり、さらに、自分でスプーンを使って食事をすることができるようになるまで回復しました。

 父が退院して帰ってきてから、2カ月以上が経ちました。父はいま、階段の手摺を掴んで降り、しばらく外を歩き、また階段を上って帰ることができました。毎日『轉法輪』を読んでおり、心からの九文字を暗唱しています。

 父が法輪大法の恩恵を受け、健康で長生きできるように願っています!

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/13/447596.html)
 
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