【明慧日本2022年9月16日】遼寧省荘河市の法輪功学習者(以下、学習者)王長青さんは昨年10月に不当に連行され、今年5月に大連市の普蘭店裁判所により懲役3年の実刑判決を言い渡された。現在、王さんは普蘭店留置場に拘禁されている。
明慧ネットの報道によると昨年6月2日、大連市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)が大連市政法委の指示を受け、各派出所と共に長い間に監視されている学習者を同時に連行し、家宅捜索を行った。30~40人の学習者たちが連行され、家宅捜索を受けた。今年1月まで、すでに30人以上の学習者が収容された。
王長青さんは荘河市光明山鎮魏屯に在住。2020年7月、自宅で連行されたが当日帰宅した。昨年10月19日、再び自宅から連行され、その後、起訴された。
事件の経緯:
2020年7月11日午前5時、大連市国家安全局、普蘭店区公安支局、瓦房店市皮口支局の警官らが共同行動を起こした。当日、十数人の警官らが4台のパトカーに乗って、鎮魏屯に駆けつけ、王さんの家に押し入って王さんを連行し、家宅捜索を行った。
王さんは光明派出所まで連行され、午後6時に皮口支局に移送され、そこで尋問された。当日夜、一晩中、尋問椅子に座らされていた。
2020年7月12日午前6時、警官が王さんを病院に連れて行き、身体検査を行わせた。王さんは、肺に少し炎症が発見されたため、留置場は受け入れ拒否となった。同日午後、警官は王さんの息子に2千元を強要した後、王さんを帰宅させた。
2020年9月、普蘭店皮口派出所の警官は王さんの書類を検察庁に提出した。
昨年10月19日午後、仕事中だった王さんは3人の私服警官に再度連行された。当時、王さんは塀の上で作業していたが、警官に無理やり下まで引っ張られて手錠をかけられた。王さんの「痛い! 腕が折れた!」と悲鳴した大きな声が響いた。しかし、警官らは何の対応もせず、王さんを連れて行った。
翌日、警官は王さんの家族に「王さんの身柄拘束の手続きに来るように」と通知した。警官はまず王さんを隔離施設に送って、その後、留置場に送った。
今年5月、普蘭店裁判所は王さんに懲役3年の実刑判決を言い渡し、現在もなお王さんを普蘭店留置場に拘禁している。