【日本法会】『轉法輪』を読んで、550以上あった血糖値が正常になった
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文/日本の法輪功学習者

 【明慧日本2022年10月10日】2001年11月26日から12月20日まで私は東京都練馬区にある「浩生会スズキ病院」に糖尿病で入院しました。入院中に幸運にも貴重な書籍である『轉法輪』を拝読しました。『轉法輪』を拝読しそれまでの自分の生き方が間違っていたことに気づき道徳心を向上させなければならないと思いました。その一念の結果、入院時は550以上あった血糖値が約6カ月後の2002年5月15日に正常値に戻りました。病院から糖尿病の完治を告げられました。

 その後の20年間、不定期に医師の指示で血糖値の検査を行っていますが、現在(訳注:2022年10月)まで毎回、正常です。

 もし『轉法輪』を拝読していなければ私は自分が作り出したストレスに押しつぶされ、現在(訳注:2022年10月)は生きていなかったと思います。自分の生き方が完全に間違っていることに気づかせてくださったのは大法の法理です! 本当に師父に感謝申し上げます!

 それでははじめから説明します。

 修煉を始める前、私は会社員として働いていました。自分の仕事の成績を上げるために、私はある手法を使っていました。

 最初は事務部門に配属されたのですが、その後、営業部門に異動になり、トップ営業マンと呼ばれるようになりました。その後、企画部に配属され、その後、紹介で外資系IT企業に入りました。

 当時の私の感覚では「機に乗じ巧妙な手段で私利を得る手法によって頂点を極めた」と思っていたのですが、この手法には問題がありました。

 それは、本来自分が実際に持っている以上の能力を持っていると、人々に勘違いさせてしまったのです。簡単に言えば、50の能力しか持っていない私が、他人には100の能力を持 っているように見えるということでした。

 そして、たとえ50の能力しかなくても、100の能力を必要とする仕事をこなしてしまえば、次は110の能力を必要とする仕事を与えられます。

 さらに120、130の能力が必要な仕事まで依頼されます。しかも、実際には50の能力しかないわけですから、自分のできることと実際の状況との乖離が大きくなっていきますので、架空の能力をさらに高めていかなければなりませんでした。

 人々を錯覚させる手法には特別に何か決まったやり方があるのではなく、自分の能力・立場や環境などを、最大限に活用していくだけでした。現在(訳注:2022年10月)も同じように行っていますが、当時と現在には違いがあり、つまり修煉を始める前と始めた後では違いがあります。

 両者の違いは、以前の私のやり方は、法律には反していませんが、道徳には反していたということでした。現在(訳注:2022年10月)、私は真・善・忍、つまり道徳から逸脱することはありません。

 例えば、以前、営業部門に所属していた時は、毎回、他の女性スタッフから見込み客に関する営業情報を入手していました。これは法律違反ではありません。しかし、この営業情報を、私は自分の営業成績のために独り占めにしていたのです。現在(訳注:2022年10月)は「この見込み客の営業情報があるから、みなさんで一緒に利用しましょう」と提案するのが正しい方法だとわかっています。

 また、企画部門に所属していた時は、プレゼンテーションも多く行いました。プレゼンテーションの目的は相手を説得することですが、説得のために嘘泣きしたりすることもありました。嘘泣きしたりすることは法律には触れませんが、真・善・忍から逸脱しています。

 外資系IT企業に入社した時の職種はテクニカルサポートでした。外資系IT企業でのテクニカルサポートに求められるスキルは、英会話とITの知識です。しかし、私はどちらも持っていませんでした。ある人の紹介で入社したため、IT企業の人たちは私の英会話力やITスキルの低さに気づきませんでした。当時は、自分のやり方なら何でもできると私は思っていました。ですから、英会話やITのスキルがなくても、少なくとも外資系IT企業のテクニカルサポートくらいなら自分の手法を活かすことができると考えました。

 しかし、現実はそう甘くはありませんでした。テクニカルサポートとしての実績は上げたものの、英会話もITスキルもないことを隠して仕事をすることは、とてつもないストレスとなり、そのストレスが心身に大きな負担を与えました。結局、ストレスに負けて糖尿病を発症し、2週間ほど入院しました。入院時の血糖値は550以上でした。

 幸いなことに、入院中の2週間、私は『轉法輪』を拝読しました。『轉法輪』を拝読し、自分のやり方が間違っていたことに気づきました。

 法輪功の修煉は病気を治すためのものではありませんが、修煉はまず心性を向上させることから始まり、心性が向上するにしたがって身体も健康になります。

 私の場合、まず心がけたのは、真・善・忍の真から外れないことでした。

 退院後も、私はその外資系IT企業で働き続けました。しかし、もし『轉法輪』を拝読していなかったら、絶対に今までの手法を用いて仕事の成果を何としてでも上げようとしたでしょう。もし、退院後も今まで通りの生活をしていたならば、私は自分で作り出したストレスに押しつぶされ、現在(訳注:2022年10月)は生きていなかったと思います。

 退院後、タバコとお酒をやめました。私はアルコール依存症ではなかったので、お酒をやめるのは簡単なことでしたが、タバコをやめるのはとても難しいことでした。禁煙で私は毎晩のように悪夢にうなされ、禁煙は私にとって大きな関でした。

 オフィスは禁煙でしたので、私の目の前でタバコを吸う人はいませんでした。ところがある日、同僚と一緒にクライアントを訪問した時のことでした。帰りに私たちはカフェに入りました。カフェで、同僚が私の目の前でタバコを吸い始めました。

 「タバコを1本いただけませんか?」という言葉が、喉元まで出て来ました。しかし、私は何とかタバコを吸いたい衝動に耐えました。もしあの時タバコを吸っていたら、おそらく私はタバコを一生やめられなかったと思います。そして、もし『轉法輪』を拝読していなければ、あの時、タバコの誘惑に勝てなかっただろうと思います。

 血糖値が550を超える糖尿病患者が6カ月で完治するということが通常ありえないということが、医療関係者ならおわかりだと思います。しかし、退院して6カ月後、医師から「糖尿病が完治しました」と私は告げられました。これは奇跡だと私は思います。

 退院後、真・善・忍から外れないように努めましたが、英会話もITスキルもないことを会社に打ち明ける勇気が私にはありませんでした。また、英会話やITスキルがないことを隠して会社にとどまることも、真・善・忍から外れていることになります。ですから、糖尿病が完治した後、私はそのIT企業を辞職しました。

 以上が、私が『轉法輪』に出会い、法輪功に救っていただいた修煉体験談です。

 師父に感謝申し上げます!

 同修のみなさんに感謝いたします!

 (2022年日本法会投稿原稿)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/10/450604.html)
 
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