【ヨーロッパ法会】 ヨーロッパのベトナム人学習者の修煉体験
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文/ヨーロッパの大法弟子

 【明慧日本2022年10月13日】

 尊敬する師父、こんにちは!

 同修の皆様、こんにちは!

 私はヨーロッパに住むベトナム人大法弟子で、2017年9月に法輪大法を修煉し始めて、4年以上になります。

 1、法を得たいきさつ

 私は貧しい農家に生まれ、幼い頃から姉と一緒に農作業や家事をたくさんやりました。経済的に苦しいだけでなく、両親はよく喧嘩をしていたので、家の雰囲気はいつも暗く、私と姉妹たちは貧しさと悲しみの中で成長しました。子供の頃、私は泳げないにもかかわらず、川に釣りに行ったり貝を獲ったりしなければならず、深い水に滑って奇跡的に生還した経験が何度もありました。修煉してから、それは幼い頃から師父にずっと見守られていたと分かりました。幼い頃から、一種の目に見えない力が、悪いことをすることを阻止しているとずっと感じていたので、どんなに貧しくても、他人にどう扱われても、良い人間になろうという心をずっと持っていました。

 大学卒業後にベトナムで2年働き、奨学金をもらって留学し、やがて結婚しましたが、思ったような生活はできず、夫と離婚しました。離婚後、日本の大学院に通いながら、一人で娘を育てました。孤独、虚しさ、不安に襲われ、慰めを求めてネットで読経を聞くと、一瞬だけ気持ちが楽になりますが、心はやはり悲しみに包まれていました。その間に今の夫と知り合i結婚してから、彼は私たち母娘を愛していないことを知りました。

 その大変な時期に、ソーシャルメディアで大法弟子がシェアした投稿を見て法輪大法を知りました。早速ネットで『法輪功』と『轉法輪』を見つけて一気に読みました。読んだ後、これは私がずっと探していたもので、李洪志師父は私がずっと探していた人生の師だと分かりました。その時から修煉を始めました。

 2、家庭の魔難の中で修煉する

 義父母は息子が私と結婚したことを知って、とても怒りました。なぜなら、彼らの息子は高学歴で(夫は私と同じ奨学金を受け博士後期課程の学生)、若くて、結婚歴がないのに、子持ちのバツイチと結婚したからです。妊娠後、夫も義父母も、その子を中絶するように私にプレッシャーをかけました。夫の家族はSNSで私と私の両親に罵声を浴びせ、特に夫の姉は私を激しく罵倒しました。

 私は普通の人に比べて高等教育を受け知識が豊富で、両親の誇りですが、今は夫の家族に侮辱されて、とても恥ずかしいと思いました。夫は、中絶しないと子どもを産んだら、面倒をいっさい見ないと脅してきました。当時、夫は遠いところに住んでおり、経済的余裕もない中で、私一人で妊娠した身で2歳の長女の世話をしながら大学院での研究を進めなければならない状況でした。研究が順調にいかないと卒業もできません。その時、まだ2、3カ月しか修煉していませんでしたが、「殺生というのは非常に微妙な問題で、煉功者へのわれわれの要求もかなり厳しく、煉功者は決して殺生してはいけないのです」[1]という言葉を覚えています。大法の中で修煉していきたいと心に決めていたので、私は中絶をしませんでした。博士課程をやめ物乞いをしても、修煉を放棄せずにこの子を産んで育てたいと思いました。

 修煉の前に、当時の状況で、私も指導教官も私が予定通りに卒業できるとは楽観していませんでした。しかし、6カ月の修煉の後、私は卒業に必要な成績以上の成果を出して、2年7カ月で博士号を予想よりずっと早く取れました。また、指導教官の推薦で学部内の助教として大学に残ることもできました。これは前例のないことでした。2人の幼い子供の世話をしながら早く卒業できて、こんなに良いポジションにつけた私を見て、みんなびっくりしました。修煉したい意思を固めた私を見て、師父は最も良い結果を按排して下さったと、私は分かっていました。

 2人目の子どもを産んで間もなく、3人目の子どもができました。夫の希望で義母が我が家に来て、世話をしてくれることになりました。毎日私は自転車に乗ってから電車に乗り仕事に行きます。義母は私のことが好きではなかったので、家の中でトラブルが絶えず、夫は毎日のように私を殴りました。きっと師父に守られていると思いましたので、体格の大きい夫にひどく殴られても、妊婦である私はあまり痛みを感じたことがありませんでした。ある日、私が子供を抱いてベッドに座っているところに、夫が入ってきて、怒鳴りながら強く私を蹴りました。蹴られた扇風機の羽根が壊れて、その一蹴りで私は遠くまで飛ばされましたが、痛みをまったく感じませんでした。大法の威力は本当に大きく、師父に感謝します。

 義母が来てから、トラブルが続きました。法を多く学ぶにつれて内にむけて探し、自分の闘争心、嫉妬心などに気づきました。最大の執着は恨む心です。私と子供を罵って殴る夫を恨み、私が殴られてもいつも息子を擁護し、私を侮辱し呪っている義母を恨みました。

 慈悲心を持ってこそ、はじめてこの憎しみを取り除くことができると分かっていながら、なかなかできませんでした。幸い、明慧ネットの文章を読んで、はじめて夫と義母の良いところを見ることができました。夫と義母の立場からみると、バツイチの子持ちと結婚することは、家系の名誉を汚すことなので、彼らはとてもつらいのです。そんななかで義母ははるばる我が家に来て子供の世話をしてくれています。そう思うと心の中の恨みが溶けました。私が恨みを除去すると夫も変わって、私と子供に優しくなり、家庭に対しても責任を持つようになりました。

 3、『轉法輪』を暗記して、安定した修煉状態を保つ

 私はもう3年も『轉法輪』を暗記しています。私の自由時間は限られていますが、朝起きてご飯を食べさせてから子供を学校に送り、それから電車に乗って出勤します。通勤には1時間かかります。夜は7、8時にやっと家に着きます。夕食と片付けをしてから10時頃にやっとベッドに入って休むことができます。朝起きて煉功し、『轉法輪』の暗記をします。歩いている時、電車に乗っている時、大学で昼休みの時間に学法と暗記をしています。妊娠しているとき、1年近くカップラーメンを食べ続けましたが、体は健康で元気に働きました。

 『轉法輪』を暗記するおかげで、ここ数年、私は安定した修煉状態を保つことができました。妊娠し、大学の助教をして、日本の職場環境の中でかなりのストレスを受けていました。3年間働いた後、評判のよい給料のよい仕事を辞めて、家で子供の面倒を見ることにし、事業を発展する機会を夫に譲りました。数年後、日本での生活が安定していた時にすべてを投げ出して、夫について今の国に来て、生活はさらに苦しくなりました。その過程で多くの執着を取り除くことができました。名、利、情の放下は難しいことですが、師父のご加護とご加持の下で今日までずっと修煉を続けてきました。

 4真相を伝える

 約9カ月修煉してから、すべての経文を読み終え、真相を伝えて衆生を救うことの重要さを理解しました。時間がないため真相拠点に応援に行くことは現実的ではありませんが、私はプリンターを買って、三つ折の真相資料を印刷し、ビニール袋に入れて、家周辺の住民に配りました。

 新型コロナウイルスが流行してから、私はネットで真相電話をかけるプロジェクトに参加し、電話をかける中国人同修に協力して「三退」を促しました。最初の頃、多くの困難や妨害に遭いましたが、皆はとても頑張って、毎晩ネットで学法し発正念をして、電話をかけるテクニックを学びました。約半年後、私たちのグループは最初の5~6人から70~80人に増え、大半はそれぞれ異なる国に住んでいる50~70歳の同修ですが、毎日60人前後に「三退」してもらうことができました。

 夫についてヨーロッパに来てから、日本に住んだ時と比べて、中国との時差が大きく変わったため、私は生活のリズムを調整しました。深夜の1~2時に起きて、『轉法輪』の暗記をして、中国語で電話をかける練習をします。それから公園に行って煉功し、家に帰って家事をします。昼は中国の夜の時間帯に当たるので、ネットに上がって真相電話を数時間かけます。私が住んでいるところでは、私が唯一の大法弟子なので、冬は雨や風の日が多いにもかかわらず、毎朝一人で公園に行って煉功することにしています。午前中は仕事をし、学法と煉功もしたので、午後と夜は家族の世話をする時間がたくさんありました。

 中国人に真相電話をかけることを大切にしています。法の暗記、煉功、発正念を少し怠けると、電話をかける時の効果が良くありません。そのため、早起きして電話をかける前に『轉法輪』の暗記をします。通話中にもし私が焦ったり、結果を追求したり、我慢できなかったり、同修に不満を抱えたり、若しくは何か良くない考えを持つと、電話伝えの効果が良くありません。一つ一つの思いを正して正念を強めることが如何に大切か、身をもって分かりました。

 毎日5~8時間ほど真相電話をかけています。電話をかけるほか、電話の向こう側の中国人とコミュニケーションを取ったり真相の情報を送ったり、パソコンに電話番号などを保存したりして、時間を無駄にしません。このように連続して数時間やっても疲れを感じませんでした。これは師父がいつもそばにいて支えて下さっているおかげだと思います。

 一度、私の体に新型コロナウイルスの症状が現れました。体は時に寒く時に熱く、とても疲れました。ふわふわして味覚を失い、2週間ほど飲食をあまりしていません。その頃、夫は新型コロナに感染して自宅隔離になり、私一人で夫と3人の幼い子供の世話をして、疲れていましたが、頑張り抜きました。それだけでなく、夫は毎日イライラして、よく私を怒りました。そのころ、自分は本当に魔難の中で向上していると実感しました。それでも深夜1~2時に起きて煉功し、真相電話をかけることは、一日も休んだことがありません。2週間ほどで疲れの症状が軽減しました。その後、長い眠りから覚めたような気がして、目が覚めたら周囲のすべてが馴染みのないものに感じました。しかも、心は非常に落ち着いていて、座るとすぐ入定できました。師父は多くの業力を消し、私の体をもう一度完全に浄化して下さいました。今回のコロナ症状を経験してから、心性はずいぶん向上しました。

 中国との時差が大き過ぎることを理由に、最初はヨーロッパに引っ越さざるを得ないことに大きな不満を持っていましたが、だんだんと師父はすべてを整えて下さったと分かりました。最後に、師父の言葉を引用して同修たちと共有したいと思います。

 「法を正す時期の大法弟子にとって、個人の解脱は修煉の目的ではありません。衆生を救い済度することこそ、皆さんがやって来た時の大きな願いであり、法が正される中で歴史が皆さんに賦与した責任と使命です。ですから、大量の衆生は皆さんが救い済度する対象になります。大法弟子は法が正される中で賦与された偉大な責任を台無しにしないでください。更に、救い済度される衆生を失望させないでください。皆さんは彼らが未来に入ることができるかどうかの唯一の望みとなりました。ですから、全ての大法弟子、新しい学習者、古い学習者はみな行動を起こし、全面的に真相を伝えるべきです」[2]

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「人心を放下し、世の人々を救い済度する」

 (2022年9月ヨーロッパ法会の原稿)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/9/20/449780.html)
 
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