シンガポール法会|貴重な修煉の機縁を大切に(一)
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 文/シンガポールの大法弟子

 【明慧日本2023年1月16日】

 慈悲なる師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 私は法輪大法の修煉を始めてすでに24年になりました。大法に出会った当初のことを思い出すと、その感動は今でも忘れられません。師父の弟子になれて、とても光栄に思っています!

 真の正法を見つける

 私は若い頃から、真の修行の法門を求めてきました。16歳か17歳の時、勉強のストレスで重度な不眠症になり、自分の人生が台無しになるのではないかと心配していました。ある人からもらった佛教の本を読み、少し理解したようで、心の悩みが緩和しました。18歳の時、私は佛教徒になりましたが、その中の多くの人が「求めている」ばかりで、本当に修める人はあまりいないことに気づきました。その後も、私はヨガや気功、佛家、道家、密教などから探し続けました。

 1998年初頭、私は本屋で『米国法会での説法』を見かけました。これは、私が初めて読んだ師父の説法でした。本を読み、私は心の中の多くの謎を解き、多くの物事の根源を知ることができました。「これは冗談ではない。これこそ真の修煉の法門だ」と思いました。 しかし当時、どこに行けば学ぶことができるのかは分かりませんでした。

 1998年10月、私は新聞に掲載された法輪功の無料の9日間セミナーの広告を見て、参加を決めました。

 修煉を始めてから、私は心身ともに生まれ変わりました。重度な不眠症をはじめ、喘息、皮膚病、倦怠感などの症状が明らかに改善し、全身が軽く感じました。以前は短気で怒りやすい性格でしたが、大法を学んで、感情を抑えることができるようになり、人を怨むことも少なくなりました。また、以前はゲームに夢中になっていましたが、修煉後、完全にやめました。

 私は自分の変化に驚きました。佛教徒として、30年以上佛教を学びましたが、あまり変わりませんでしたが、大法を修煉して、短い時間でこれほどにも明らかな改善がありました。法輪大法に出会ったことを本当に幸運に思い、この法門を認め、必ず最後までしっかり修煉していこうと決意しました。

 難関の中で目覚める

 長年修煉している中で、私は大法弟子が行うべき三つのことに、精進したり、ある時には怠けたりしてきました。2018年、突然やって来た病業の難関でやっと目覚めました。

 両親が早く亡くなったため、私たち兄弟姉妹は常に助け合い、とても情が深かったのです。2018年、妹は離婚して、3人の子供を連れて生活することになりました。私は、体の弱い妹の将来を心配し、大法を修煉することを勧めようと考えていました。しかし、精神的なストレスと仕事の忙しさで、突然体調が崩れてしまいました。部屋からトイレまで歩くことも困難な状態で、ついに倒れてしまい、2週間の休暇を取らざるを得ませんでした。

 妻も大法を修煉しており、私に煉功発正念をするように励ましてくれました。最初は体のバランスが取れていなかったため、ソファに体を寄せて煉功をするしかありませんでした。私は発正念の時間を延長し、少なくても30分、長い場合は45分間しており、効果が良いと感じました。仕事に復帰してからも続けました。数週間後には体力が少しずつ回復してきました。

 今回のことを教訓として、私は怠けてはいけないと思い、まじめに修煉するようになりました。毎日外で煉功すると同時に、真剣に法を学び始めました。それ以降、たくさんの執着を捨て、パソコンやネット上の情報などにもそれほど関心を持たなくなり、家族への情も重く考えな過ぎていたことに気がつきました。

 翌年の10月、今度は交通事故に遭いました。その日、マレーシアの法会に参加しようと急いでいました。仕事の関係で一日遅れてしまって、妻はもうクアラルンプールで私を待っていました。車のスピードを出しすぎて、ほかの車にぶつけてしまいました。痛みなどを感じませんでしたが、頭から血が流れていました。救急車が来てくれましたが、病院に運ばれる途中で血が止まりました。いろいろ検査を受けた後、入院することになりました。「私は修煉者だから、絶対に大丈夫。明日もここにいるなんて嫌だ!」と退院を決意しました。その日の夜中に退院し、翌朝、通常通り煉功場に行きました。しかし、法会に参加できなかったことはとても残念でした。

 これらの魔難を乗り越えた私は、修煉の厳粛さを深く認識し、修煉の時間をもっと大切にしなければならないと思いました。

 パンデミックの中、ネットで学法と煉功を続ける

 2020年の初め、ある同修が、私と妻にネットで一緒に学法と煉功するよう誘いました。これは、後のパンデミックの中で、私たちが集団で学法と煉功ができるきっかけとなりました。すべて師父が手配してくださったのだと思いました。

 私たちは、夜の9時30分からネットで学法を始めました。その時から今日まで続けています。最初の2、3人から、今では十数人までに増え、同修たちも皆修煉の道で少しずつ成長してきました。毎晩、学法の時間になると、手元の仕事や家事などすべてを置いて、自然とそこに座りオンラインで法を勉強します。一日勉強しないと何か足りないような感じがして、いまではすでに習慣となっています。

 この過程で、同修との間に心の試練もあります。速く読む人もいれば、遅く読む人もいますし、字を読み間違えることもあれば、上手に読めると見せびらかす心が出て来ることもあります。また、何度も指摘されると、自分に向けられているのではないかと疑ってしまうこともあります。最初に言われた時は、良くない気持ちがありましたが、一緒に学法をしている中で、心性が向上し、「指摘があったからこそ上達することができた」と思い、相手に感謝することも多々あります。この過程で、私たちは「他人の間違いを指摘する時には、善をもって、やさしい言い方でなければ、トラブルを生じかねない」と分かってきました。今、私たちの状態はだんだんと良くなっています。人数もどんどん増えてきて、中国やベトナムの新しい学習者も入ってきました。

 私たちは2020年5月からオンラインで集団煉功を始めました。朝の4時20分から7時15分まで、1時間の抱輪と発正念を含めて、五式の功法のすべてを煉功します。2年以上続けています。

 また私は、オンラインで煉功音楽の放送も担当しています。簡単なように見えますが、実際に始めると大きなプレッシャーを感じました。パソコンの操作に慣れていないことや、Wi-Fiや音響効果、ソフトウェアに問題がある場合もあります。それだけでなく、就寝時間が遅くなったり、目覚まし時計が鳴らなかったり、疲れたりすると、朝早く起きるのはとても辛いことです。また、仕事のことや人間関係などに悩まされ、集中して煉功できない時は、パソコンの調子が悪くなることもあります。それらは心の問題だと気づき、心性を高めると状況も変わってきました。「今日の音響効果は良くなかったですね」と同修に言われたこともありました。最初は不平不満に思ったこともありましたが、今はそのような気持ちはありません。自分の威徳を築く機会なので、大切にしなければならないと理解し、同修に感謝しています。

 私と妻が海外に行く時は、ほかの同修に放送するように頼みます。実際に放送してみて、初めてその大変さが分かってくると思います。最初のうちは、急に止まったりすることもあり、私たちは一緒にそこでチェックしたり、調整したりしました。その過程で、自分の責任を果すとともに、煉功を続けるように厳しく自分を律しました。もちろん、自分もその恩恵を受けて、体のエネルギーがますます強くなることを感じました。最初の1、2年は仕事でよく疲れを感じ、どこかで休憩を取りたいと思っていましたが、3年目の今はとても元気になりました。

 パンデミックのロックダウンが解除されてから、私たちは毎週日曜日の朝、公園での集団煉功を再開し、より多くの人々が煉功を習いに来やすいようにしています。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/1/9/454667.html)
 
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