【明慧日本2023年3月17日】崔景順さんは韓国のある病院の看護主任です。崔さんはいつもやさしい笑顔がたえません。患者のクレームや看護師の不平不満、診療科間の争い、各責任者間の対立など、様々なトラブルに直面した時、崔さんは冷静に対応することができます。
トラブルの中で文句を言わずに穏やかな心を保てる秘訣
崔景順さん |
人生の中で困難を経験する
人生に夢を持っていた崔さんですが、結婚当初から衝撃を受けました。最初は夫が家の貯金を株に投資したので、結局は商売の元手まで失ってしまいました。夫は損失を取り戻そうとして、毎日パソコンに張り付いて株の動きばかり見ていました。周りの人がいくら止めても聞こうともせず、毎日酒を飲んだ後、他人を罵ることでストレスを発散させていました。崔さんは大きなストレスを抱えていて、涙が乾かない日はありませんでした。
「夫は自分の主張を貫く人なので、話が通じませんでした。家計にも無関心で、私はすぐにも離婚したい気持ちでした。しかし、幼い娘と両親のことを考え、我慢して娘が大きくなって両親も亡くなったら離婚しようと思っていました。その間は本当に大変でした」
2010年、両親の死後まもなく、崔さんは夢の中で母が力なく倒れたのを見ました。墓の位置に問題があるのではないかと思い、墓を見に行きました。連れと一緒に帰宅する途中、崔さんは夫が酒ばかり飲んで、家庭生活に苦しんでいることを打ち明けました。
「その人は私に夫が禁酒できる方法があると言って、あるウェブサイトのアドレスをメモに書いてくれました。それは法輪大法のウェブサイトでした」と崔さんは言いました。
命の灯台を見つけた
最初は崔さんもそのメモを気にせず、数カ月が過ぎました。ある日、崔さんは突然そのメモを思い出してサイトを開きました。
「法輪大法」のホームページを開くと、「真・善・忍」の三文字が彼女の心を打ちました。そして無料で教えることに親切を感じました。
「私も修煉したいと思い、メモをくれた人に『轉法輪』を送ってくれるように頼みました」
『轉法輪』を読む崔景順さん |
崔さんが人生の中で知りたかったことはすべて『轉法輪』に書かれていました。彼女は宝を得たかのように本を手放さずに勉強しました。
近くの煉功場で煉功動作を学んだ後、崔さんは変化を感じました。肌がきめ細かくなり、体も軽くなり、朝スムーズに起きることができ、歩いていてもそよ風が吹いてくるような軽い気持ちでした。最も重要なのは、修煉してから、生きる意味を求めて迷いがなくなったのです。
「修煉する前は、人生への意欲を失い、何のために生きているのか? どこへ行くのかわかりませんでした。まるで船が海を漂っているようでした。しかし、大法に出会ってから、どんな困難にぶつかっても崩れることなく、強くなっていきました」
しかし、2年後、夫は崔さんの修煉に反対し、突然離婚を言い出したので、2回裁判所に行きました。その度に、崔さんは無責任で怠惰な夫に対する恨みと憎しみを募らせましたが、執着を捨てて、心を修めることにしました。「私は離婚をしないで、夫への恨みを捨てることにしました。少しずつ家庭の状況も変わり始めました。本当にこれらの人心を放下して初めて、トラブルが解消し、周囲の環境も変わることができると悟りました」
その後、崔さんの夫は狭心症に罹り、酒とたばこをやめました。家庭環境も和やかになり、落ち込んでいた娘も明るくなり、笑顔が戻りました。夫も崔さんの修煉に反対せず、逆に手伝うようになりました。
仕事の中での変化
崔さんは2018年から病院の看護主任になり、人員の調整やトラブルの解決など、多くの業務をこなさなければなりませんでした。
ある時、患者から清掃が良くできていないと指摘され、来たばかりの清掃員がすぐに辞めました。新しい清掃員が来るまで、崔さんは自らゴミの分別やトイレの掃除をしました。
「修煉していなかったら、私はこのようにしなかったと思います。スタッフも、私が他の看護主任とは違うと思っています」
患者からクレームがあった場合、緊張した雰囲気の中でも、崔さんはいつも穏やかな心で患者の指摘に耳を傾けることができました。
「私たちは積極的に意見を聞いています。私がこんな病院で働くべきではないと言ってくれる患者は、他の人には話さず、私だけに話しました」
13年間修煉してきた崔さんは、何か問題があった時、まず自分の執着を見つけ、それを正そうと考えた時に、状況はスムーズに改善されると感じ、次のように述べています。
「法輪大法を修煉してから、私はできるだけ正直で、嘘をつかないようにして、誰かが見ているかどうかは関係ありません。本当のことを言うのは勇気がいります。このことで私に不利になっても正直に言わなければなりません。法輪大法は私の人生の灯台で、私がどこへ行くべきかを導いてくださいます。大法を修煉することで、人生とは何かを問う必要がなくなります。人々に人生を変える方法を本当に示すことができるのは、法輪大法しかありません」
(責任編集者:卓瑜)