師父の経文を読んで、物理学博士が九死に一生を得る
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2023年3月21日】2023年1月上旬のある日、定年退職した恩師から家に誘われました。この先生は物理学博士ですが、コロナで約3年間彼の家を訪ねていませんでした。急いで先生の家にかけつけたところ、先生と奥さんが大きなマスクをして、ソファに横たわっていて、私たちにもマスクをつけるように言われました。

 実は、新型コロナウイルスに感染して熱が44日も続いていることを、先生は弱々し気に言いました。年末から病院で診てもらい、治療しているが治らず、病院もこれといった治療法がなく、家に帰るしかなかったそうです。先生と奥さんはやつれていて、体もかなり小さくなっているように見えました。先生が息苦しそうな表情を見て、私たちはとても心配しました。

 先生は神仏に対し敬虔で、以前、数回大法のことを話したことがあります。彼は聞き入れてくれ、三退もしました。彼がまさか、このような状況になるなんて思いもしませんでした。

 先生は息苦しい中で、最近のことを話してくれました。神様に懺悔したり、霊媒師を尋ねたり、新型コロナの処方箋を探し求めたりしても、症状が一向に治らず、今までになかった絶望感に陥ったそうです。病院であれほどの患者が手の施しようもないまま亡くなり、自分が信仰している科学や医学は、苦しみにあえぐ人々と自分を救う力がないのを見て、人間は災難に直面した時、如何にちっぽけな存在であるかを痛感したそうです。

 彼の話が終わってから、私たちは師父が発表された最新の経文「なぜ人類が存在するのか」を先生夫妻に読み聞かせました。そして、師父は長年弟子にしか法を説いてこられなかったこと、世界の人々に対して説法されたのは今回が初めてであること、師父が全人類を救われるのは、創世主の無限な慈悲であり、大淘汰が人類を待ち構えていることを説明しました。

 先生は「これらはすべて信じます。人々の道徳が崩壊し、中国共産党(以下、共産党)の統治が腐敗しており、人々は金に目がくらむばかりです。金のために手段を選ばず、騙し合い、善良と人の本性を失っています。しかし、共産党は私に給料をくれるし、私たちはまだ共産党に頼って生活しなくてはならないので、共産党の悪口が言えないんです」と言いました。

 彼の話を聞いてから、私たちはすぐに彼の状態の原因がわかりました。以前、彼はペンネームで共産党の組織を脱退しましたが、その邪悪な本質について、はっきり認識していませんでした。先生のような有識者に対し、共産党は洗脳し、昇進させ、高級住宅も提供し、さらに外国の学術交流などにも参加させて、すべての待遇が一般人とは天と地の差です。共産党は金銭、名利、地位などでこのようなエリートたちの心を買収し、彼らを虜にさせました。
 しかし、本当に天罰が来た時、彼らは大変な目に遭うのです。危険に晒されていることを、彼らの中にはっきりわかっている人はどれくらいいるのでしょうか。今回のコロナウイルスも共産党とその肩を持つ者を淘汰するためにやってきたのです。これらの有識者は、共産党という邪悪な組織を心から脱退しなければ、最も危険的な境地に晒されています。一刻も早く彼らを呼び起こさなければなりません。

 私たちは十数分間話し合い、心からの九文字である「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と唱えるように教えました。

 翌日、私たちは再び先生を訪ねました。先生は「私は『なぜ人類が存在するのか』を繰り返し読みました。夜中に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を600回くらい唱えて眠りました。もう熱は下がりました!」と満面の微笑みで自身に起こった奇跡的な変化を語ってくれました。そして、先生夫妻は一刻も早く大法を学びたいと言いました。

 3日目、私たちは彼らのために『轉法輪』を買ってあげ、師父の説法の動画と大法に関する説明の動画などもダウンロードしてあげました。私たちは絶えず彼らと法理を交流し、生命の真諦を探索し、動作も教えました。法を得ることこそが私たちがこの世に降りてきた願いであり、生々世々の希望です。

 彼らは「九死に一生を得て、大法に出会えたことは喜ばしい出来事であり、人間は万事塞翁が馬なんです」としみじみと言いました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/3/17/457813.html)
 
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