【明慧日本2024年6月8日】私が経営する売店では、よくお客様に法輪功迫害の真実を説明しています。中には、法輪功を支持してその場で中国共産党(CCP)の組織から脱退する人もいますが、何度も真相を伝える必要がある人もいます。たくさんのお客様の中で、私がとても印象に残っている李さんの話を、同修の皆さんと交流したいと思います。
ある日、年配の男性が食料品を買いに私の店にやって来ました。歩く時に足に異常があるように見えたので、私は彼の名前や健康状態などについて尋ねました。その李さんは軍人であり、体を鍛えることが大好きでした。李さんは脳血栓症を患ってしまい、リハビリをしても元の状態に回復することができないと話してくれました。
私は彼に、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という心からの九文字をよく唱えることは、とても健康に良いと話しました。すると、李さんは「私は法輪功を信じます。私は法輪功の資料を読むのが一番好きです」と答えました。私は続いて李さんに尋ねました。「あなたは共産党の党員ですか?」。李さんはこう言いました。「私はもう20年以上以上党費を払っていません。私はどの党派にも属していません。今は、ただ大法の本を読みたいだけなのです」
李さんは、自分が体験したことを私にこう話し始めました。
「1999年7月20日より以前のことです。私は錦州に行ったとき、人々が本を買うために長蛇の列を作っているのを見ました。それはハードカバーの大法の書籍でした。私も一冊買いたかったので、列に並んでいると、2人の警官が来て、私の名前は何だと尋ねたので、私の姓は李だと答えました。警官は『間違いなく李さんですね、一緒に公安局について来てください。あなたは本を買いに来たんじゃないですね』と言いました。私を強制的に公安局に連れて行きました。私は公安局で局長を見たときに、自分の親戚だったので、局長は警官らになぜ私をここに連れてきたのかと尋ねました」
「警官は、『彼の姓は李です』と言いました。そのとき私は気づきました。私は李洪志先生に少し似ていたので、私を公安局に連れてきたのでした。その後、すぐに法輪功への迫害が始まり、大法に関する書籍を買う場所がなくなりました」
私は李さんの顔を見ました。確かに優しそうな感じです。私は彼に尋ねました。「師父の新しい経文『なぜ人類が存在するのか』が発表されましたが、読みますか?」。李さんは「すぐにでも読みたいです!」と言いました。私は「師父の経文を大事にしてくださいね」と彼に伝えました。
数日後、李さんは再び店にやって来ました。李さんは、「私は師父の経文を4、5回くらい読みました。師父の経文はここの(左側)ポケットに入れてあります。なぜ経文をここに置いたか分かりますか? それは心臓に最も近いからです。師父の経文が私の心に届きました。大切にします」と話しました。
そして私は、法輪大法の主な書籍である『轉法輪』を彼の手にそっと渡しました。すると李さんは、目に涙を浮かべながら「探し続けて20年! 私はやっと大法の本を手にすることができました。私は必ず法輪功を実践します!」と興奮して言いました。