文/中国の大法弟子
【明慧日本2022年8月30日】2年前の、ある日の夜、義兄から電話があり、2日前から39度の高熱が出ていると言ってきました。彼は、「どうしたらいいと思いますか? 病院へ行ったほうがいいですか?」と聞きました。その時、私は、義兄が私に相談するために電話をかけてきたことに驚きました。私は医者ではないし、義兄の家族とそれほど親しい間柄ではないのに、どうして私に相談するのでしょうか? しかし、よく考えてみると、年配の人が高熱が出ている状態は大変危険なことなので、少しでも油断してはいけません。私は、熱の原因を聞きました。すると、義兄は「水泳から帰ってきてから熱が出ました」と言いました。
普段から義兄はとても体は元気なので、私はこう言いました。「兄さん、心配しないで。今夜は、もう遅いから、よく休んで、水分を多めに摂りましょう。そして明日、様子を見てみましょう。おそらく明日には熱は下がると思いますが、明日まだ熱があるようだったら病院へ行った方がいいでしょう」。義兄は承諾してくれました。
翌日、電話がなかったので、熱は下がったのだろうと思いました。しかし、午後7時頃、再び電話があり、まだ高熱が続いていると言いました。70歳代で3日連続の発熱ということで、私は事態を重く受け止めました。私は、「今すぐ見舞いに行くので待ってください」と言いました。私はカバンに荷物を詰め、『轉法輪』を持って、彼の家へ向かいました。
義兄は中国共産党の元高級幹部で、何十年も党の学校に所属していました。彼は無神論や進化論など、多くの党の理論を教え込まれていました。私は以前にも彼に法輪功迫害の真実を明らかにしたことがありましたが、その時はそれを心に留めていないようで、無関心な様子だったのです。義兄夫婦は健康に気を遣っており、健康食品をたくさん買っていました。
数多くの健康食品を使っても、義兄の妻は数年前、無気肺という肺の一部が機能しなくなる病気と診断され、何度も入院していたそうです。そのことを知った私は、見舞いに行って彼女を慰めました。彼女は「いろいろな薬を飲んだけど、どれもあまり効かないみたいです。神様に運命を委ねるしかないです」と言いました。
私はこう伝えました。「私を見てください。昔、私は体が弱かったのですが、法輪大法を修めた20年余りの間に、私は健康になり、病院にも行っていないです。私は健康食品を必要としません。私が健康で元気なのは、法輪大法を修煉しているからです。法輪大法は佛家修煉大法であり、この修煉は、健康に有益なのです」
彼女は、私が法輪功迫害の事実を説明する間、熱心に耳を傾けていました。私は、彼女が中国共産党とその青年組織を脱退するのを手伝った後、法輪大法の五式の功法を煉りたいかどうか尋ねました。彼女は、法輪功を学びたいと言い、第一式の功法を行いました。彼女は病気のため、正しく動作することができませんでした。私は、彼女に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という心からの九文字を唱えるように伝えました。
それから、彼女は毎朝起きると、心からの九文字を唱えるようになりました。私が再び彼女を訪ねたとき、彼女は別人のようになり、ずっと健康そうでした。彼女は私にこう言いました。「病院の検査でも異常はなく、もう薬を飲まなくていいです、と医者に言われました」
おそらく義兄は、妻の身体の変化に気づいていたのでしょう。そのため、私に相談するために電話をかけてきたのだろうと思いました。大法と縁があれば、大法の不思議さと奇跡が彼を助けてくださると信じています。
午後8時、私は義兄の家に着きました。兄の頬はまだ赤くて、高熱があるようです。体温を測ってもらうと、まだ39.3度もあります。私は「心配しないでください。『轉法輪』を読んであげますから」と言いました。彼はソファーに座り、私が『轉法輪』を読むのを聞いていました。私は彼に、心を澄ませ、体をリラックスさせるように言いました。読んでいるうちに、私はとても平和で穏やかな気持ちになりました。
私が『轉法輪』を数ページ読んだ後、義兄は体温を測りました。38.5度まで下がっていました。兄の妻は、彼が良くなっているのを見て、とても喜んでいました。さらに20ページ読んだら、体温は37度まで下がりました。兄はとても喜んで、ソファーから立ち上がって「法輪功は本当に不思議だ、法輪功のおかげで、もうすっかり元気になったよ」と言いました。
体温が平熱に戻るまで、全部で1時間くらいかかったそうです。兄は薬も飲まず、病院にも行きませんでした。その夜、私は帰り支度をしながら、兄が本当に大法を信じていることが分かりました。私は彼に、よく休んで、真心で心からの九文字を心から唱えてくださいと言いました。彼は喜んで承諾してくれました。