【明慧日本2025年3月21日】(明慧記者Celesia Lux)1995年1月4日に、『転法輪』(中国語版)が中国で初めて出版されました。それから30年が経過した現在では、『転法輪』は50以上の言語に翻訳され、世界の100以上の国と地域で読まれています。
1998年に中国の法輪功修煉者が初めて『転法輪』をフランス語に翻訳しました。2007年にヨーロッパの学習者たちが再度翻訳・改訂し、フランス語版『転法輪』が出版されました。それ以来、世界中のフランス語を話す法輪功修煉者たちが、日々の学習のために必ず読む本となったのです。
真に法輪功(法輪大法)を修煉する人、確実に修煉を実践する人々は、『転法輪』を学ぶ効果を心身ともに実感し、法輪大法の創始者である著者・李洪志先生に深く感謝の意を表しています。以下に修煉者たちの身に起こった実際の出来事をご紹介します。
「何度読んでも飽きない宝のような本」
フランス出身のフレデリックさん(女性)は、2018年1月に法輪大法の修煉を始めました。フレデリックさんの母親は20年前からすでに修煉を始めていましたが、フレデリックさんは母親より後れて法輪大法を深く知ることとなりました。
法輪大法を知った当時、フレデリックさんは生活上の困難に直面していました。フレデリックさんはこのように言います。「私は身体的、精神的、そして家庭的に非常に困難な状況にありました。そのころ姉が『転法輪』という本をくれ、この本は非常に貴重な本だと言うのです。第一講を読み終えたとき、生涯探し求めていたものを見つけた、と感じました。さらに読み続けました。のちに、ただ『読む』だけではなく、『学ぶ』べきだと理解しました。それ以来、私は毎日『転法輪』を学ぶようになりました」
フランスの学習者・フレデリックさん(右端) |
フレデリックさんは法輪大法を学ぶことで、『転法輪』が単なる1冊の書籍ではなく、修煉者に悟りを与える奥深い佛法であることを理解しました。「例えば、昨日読んだ一節では、ある女性が車に轢かれ、遠くまで引きずられたにも関わらず、その女性は(加害者に)文句を言わず、否定的な言葉も一切口にしませんでした。その結果、立ち上がった後、女性の身体は全く傷ついていなかったという話です。私はその箇所を読んだ時、(心身問わず)衝撃を受けた場合や困難に直面した時、もし私たちが修煉者の基準に従って対処すれば、物事は問題とならず、自然に解決するのだと悟りました。私たちは自分を常人として扱ってはならないのです」
「その一節をこれまで何度も読んだことがあったのですが、昨日突然その事を悟ったのです。これが『転法輪』を読むことから得た私の体験の一つです」と、フレデリックさんは言いました。『転法輪』をより深く理解するために、フレデリックさんは『転法輪』の「論語」を暗記するだけでなく、英語版の『転法輪』も読み、異なる角度からこの本を理解しようと努めています。
修煉を始めて約7年が経過したフレデリックさんは、自分の変化に気づきました。「私は健康になり、気持ちが軽やかになりました。同僚たちは、私が修煉する前よりも性格が穏やかになったと言っています」。「私には、師父への感謝を表す言葉がみつかりません。私はこれまで何百冊もの本を読んできましたが、自分が求めていた答えを見つけることはできませんでした。しかし、『転法輪』は違います。この本は私にとって、何度読んでも飽きることのない、特別な本なのです」
「『転法輪』を読むことで、私は利己的ではなくなりました」
ヨーロッパ出身のクリストファーさん(仮名・男性)は、2005年に修煉を始めました。初めに『転法輪』のフランス語版を読み、その後英語版も読み、師父の説法の録音テープも聞きました。
クリストファーさんは、修煉によって大きな変化があったと言います。「『転法輪』を読んだ後、私は酒をやめました。『転法輪』は私の人生に関する疑問に答えてくれました。以前は答えが分からなかったのですが、今ではすべて分かるようになったのです」
クリストファーさんは自己中心的な考え方から脱却し、社会への関心を深めたと言います。「私はもはや自己中心的ではなくなり、人道主義的活動や世界で起こっている事象に興味を持つようになりました。これらのことに以前は全く関心がなく、理解もしていなかったのです。また私は、冷静に困難に対処できるようになり、単純な感情的判断で済ませるのではなく、人々の行動の意味や話す内容を理解することができるようになりました。『転法輪』を、繰り返し読むことで、法をより良く理解し、自己の執着心を取り除くことができます。外の世界がどんなに狂気に満ちていても、自己の心の穏やかさを保つことができるのです」
現在、クリストファーさんは『転法輪』の暗記に取り組んでおり、法輪功の理念である、「真・善・忍」に従って、日常の自分の行動を正すことを目指しています。
「この本はすべての問題に答えてくれる」
約13年前、カナダ出身のフェリックスさんは、家族を通して法輪大法を知り、好奇心から『転法輪』を読むことにしました。
「『転法輪』は神聖で、計り知れない価値をもつ本です。その内容は豊かで奥深く、本の中で説かれている佛法そのものです」。フェリックスさんは、この本の中の理念に魅了され、「真・善・忍」の理念が実際に実行可能であり、手の届かない理念ではない、と感じました。フェリックスさんにとって『転法輪』とは、「生涯探し求めていた解」を明らかしてくれた本でした。
カナダ出身の法輪功学習者・フェリックスさん(右端) |
「私は周りの人々に対して、より多くの思いやりの心を抱くようになりました」と、彼は続けます。「私はまた、心を修める旅を始めました。旅の目的は、もっと良い人間になることです」
「師父に深い感謝の気持ちをお伝えしたいです。師父が私に大法を教えてくださり、修煉の道に導いてくださったおかげで、私の人生に目的と深い意義が与えられました。私は永遠に感謝の気持ちを持ち続けます」
フェリックスさんは皆に『転法輪』を読むことを勧めています。「それがあなた自身と、あなたの周りの人々にとって良いことだと気づくでしょう」
「どんなに忙しくても、『転法輪』を学びます」
ミリアムさんの母親は法輪功の修煉者であり、彼女は幼い頃から母親が「真・善・忍」について話すのを、よく聞いていたものの、それでも『転法輪』を理解するまでに何年もかかったといいます。
「母は毎日『転法輪』を学び、私にも『真・善・忍』への理解を共有させてくれました」とミリアムさんは言います。「それは私が経験したすべてのことをより深く理解しなおす助けになり、私は自分なりの方法で(真・善・忍の理念を)実践しようと思っています」
ミリアムさんはパレードで横断幕を掲げ、法輪功への関心を呼びかけた |
以前からミリアムさんは、時おり母親と一緒に功法をしたり、法輪功迫害の実態を伝える活動に参加したりすることがありましたが、正式に修煉を始めたのは2003年、友達からコスタリカ旅行のプレゼントとしてスペイン語版の『転法輪』をもらった時からです。その時に、彼女はこの本を読むことを決めたのです。
ミリアムさんは初めて『転法輪』を読んだ時の感覚を今でもはっきりと覚えています。「その時、私は師父が何を説いていらっしゃるのか完全に理解することができませんでした。本の中には多くの中国語に由来する単語があり、フランス語を話す西洋人の私には本当に、意味を理解することができなかったのです」
それにもかかわらず、ミリアムさんは驚くべきことに、『転法輪』が手放してはならない貴重な本であることに気づいたというのです。「この本は私に非凡な教えを示してくださいました。それは私が当時没頭していた西洋思想とは全く異なる教えでした。どんなに忙しくても、私は『転法輪』と師父の他の経文を学び続けました。師父はいつも私たちにもっと法を学ぶようにと教えてくださっています」
修煉を始めて22年が過ぎ、ミリアムさんはフランス語、英語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語の『転法輪』の翻訳本をすべて読み終えました。師父の説かれる法の真意を理解するために、現在は中国語版の『転法輪』を読んでいます。「私は本当に文字と文字の間から師父の慈悲を感じることができ、それは私の心に深く響くのです」とミリアムさんは言います。
「『転法輪』は非凡な本です。『転法輪』を読む人は最初から最後まで通して読まなければなりません。これはこの世に存在するどの本とも違います。皆さんに伝えたいことは、『転法輪』を読むチャンスを逃さないでください、ということです。実はこれが、みなさんの待ち望んできたことなのです」と、ミリアムさんは呼びかけています。