暗黒の中の心の灯台、大法弟子が最も信頼する場所

 

文／中国の大法弟子  

　【明慧日本2023年7月6日】1999年4月25日の中南海陳情の後、中国共産党が「7.20」において法輪功を徹底的に迫害を始める少し前、私は煉功点の同修から、海外には明慧ネットという大法弟子たちが運営しているウェブサイトがあり、中国内外の同修たちの最新情報や大法の状況を閲覧できると聞きました。

　1999年4月25日の後、状況が少し奇妙になりました。当時、私は若く、文化大革命を経験していなかったので、共産党が法輪功に対して、大規模な迫害を行うことになるとは思いもしませんでした。年上の同修が言った通り、共産党はこの「4.25」の平和的な陳情に対して、決してこのままでは終わらせなかったのです。若かった私は経験が浅かったため、そのことはあまり気に留めませんでした。そのため、「迫害」という概念はなく、頭の中は「4.25」の平和的な陳情の壮大な慈悲の光景だけを見て感動していました。

　また、女性同修から明慧ネットにアクセスしたことを聞きました。彼女の家にはデスクトップパソコンがあり、インターネットに接続できる状態でした。当時、中国国内ではまだ大規模なファイアウォールが確立されていなかったため、彼女はコンピューターがネットに接続できれば海外のウェブサイトにアクセスできると言っていました。当時、パソコンは高級品であり、個人で所有している人はまだ少なかったので、私は羨ましく思いました。明慧ネットにはどんな情報があるのか、同修たちの現状はどうなっているのか、彼らが何を書いているのか、とても知りたくなって、私もパソコンを持てたらいいなと考えました。しかし、その同修が地元を離れてしまったため、私は明慧ネットにアクセスできずに終わりました。

　「7.20」の時期に、中国国営のテレビ放送では、師父と法輪大法に対する誹謗中傷が満ち溢れていました。煉功点の指導員や協調人たちが次々と逮捕され、一部は解放されても他の人と接触することを恐れ、それまでの師父の経文の配布経路は停止しました。職場や派出所、自治会は、煉功点の同修を次々と探し出し、圧力をかけ、陳情する同修との連絡を許さず、集団で法を学び、煉功を行うことも許しませんでした。
　同修間での情報伝達も困難を極めました。当時の悟性は限られており、師父が新しい経文を発表してくれることを切望していました。結果として、偽の経文が出回るようになりました。偽の経文騒動が収束した後、私たちの地域の同修は、ますます明慧ネットにアクセスしたいと思うようになりました。皆、明慧ネットには最も真実の情報、最も正確な情報、正法の状況がわかると感じていました。そして、国内の同修たちとどう連絡を取り合うべきかについても記載されている可能性がありました。海外の同修たちは、国内の同修たちと明慧ネットを通じて連絡を取り合い、共に学び合うことになるだろうと思いました。当時、中国国内は非常に邪悪であり、同修たちは真実の情報を得るのが非常に困難でした。まるで暗闇の中を不安定な足取りで歩んでいるような感じでしたが、明慧ネットにアクセスすることは私たちの心の中で最も切に望むものであり、希望でした。

　記憶の中では、それは2000年の春でした。私はネットカフェに入りました。当時、ネットカフェというのは新しいもので、始まったばかりの頃は身分証明書は必要なく、1時間ごとに1〜2元の支払いで利用できました。私はスムーズに1台のパソコンを借りて、ウェブページを開き、プロキシサーバーを検索し始めました。事前にファイアウォールを突破する方法を見つけていたため、手順通りに探し、ようやく利用できるプロキシアドレスを見つけました。それほど時間をかけずに明慧ネットにアクセスし、師父のご尊顔を拝見できました！　その時、私は非常に喜んでいました。ついに明慧ネットを見ることができたのです！　周囲のパソコンを利用していた人々に異常な人だと思われないように、内心の興奮を抑え、自分の表情をコントロールしました。

　私は今でもその興奮を覚えており、師父の新しい経文を読んだことを覚えています。これは私が初めて明慧ネットにアクセスした時であり、法輪功が最も邪悪に迫害されていた時期です。それは、危険でありながらも幸福な体験でした。茫々たる暗闇の中で、道の果てがない中、突然、強烈な光が差し込んでくるのを見たような感じでした。同修たちが分断され、すべてが暗くなり、黒と白が逆転した時代に、親しい友人や家族が嘘を信じて冷たくあしらわれた時、心が孤独しかなかった時、明慧ネットは砂漠の中のオアシス、暗闇の中の灯台のようであり、私たちにとって最も信頼できる場所でした。

　その後、私は自分のパソコンを手に入れました。周りの同修たちも次々とパソコンを持つようになり、私たち地域の同修たちは明慧ネットを接続して、毎日、明慧ネット上の同修たちの交流記事を読みました。その交流を毎日見ることができたおかげで、当時、共産党による法輪功への迫害は非常に厳しかったものの、同修たちに会うことがほとんどなくても、私たちは孤独感を感じませんでした。なぜなら、たくさんの同修たちが堅実に修煉を続けていることを知り、私たちの背後には強力な力があると感じたからです。そして、説得してくる人々に対しても、修煉は罪ではないと堂々と語ることができました。

　邪悪な迫害の中でパソコンが押収されたり、投獄されたりする期間でも、私は常に家に帰ったら、まずはどうすればできるだけ早くパソコンを手に入れ、誰かにウェブ制限解除ソフトウェアを借りることができるか、そればかりを考えていました。基本的に、それらの願いはほぼ叶えられ、迫害から家に戻った後、約1週間で一連の手続きをほぼ完了させました。パソコンの購入、システムのインストール、暗号化、ウェブ制限解除を整え、再び法輪大法明慧ウェブサイトに接続することができました。

　明慧ネットはいつも通り純粋で、馴染み深いインターフェースであり、師尊の慈悲深く威厳ある写真や、同修たちの誠実な修煉体験記事がありました。

　明慧ネットは、この世界で唯一無二の心の灯台であり、億万の大法弟子が守る信仰の拠点であり、永遠に更新される宇宙において光を放ち続けるでしょう。