スマホ中毒を克服する
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文/山東省の大法弟子 帰真

 【明慧日本2023年9月4日】私は大法弟子の家庭に生まれ、幼少期から法輪大法の修煉環境で育ちました。法輪大法の修煉の過程で、私は多くの寄り道をしました。しかし、慈悲深い師父は私を決して見放さず、真の大法弟子として修煉の道に導いてくれました。

 一、大法が私を返本帰真させ、スマホ中毒から抜け出す

 常人にとって、スマートフォンの誘惑に立ち向かうことは難しいことですが、私もその誘惑に負けました。約8年間、私の生活は世俗の名声や欲望で満たされ、この世に来た本当の目的を忘れてしまいました。その時、私は「神になれないなら、仕方がない。これでいいんだ」とさえ考えていました。

 スマートフォンを使いたいがために、私は嘘をつくことを覚えました。起きた瞬間からスマートフォンを手に取り、寝るまで離しませんでした。その時、私は常人よりも堕落していたかもしれません。残っている唯一の良心が、法輪大法は良いものであると分かっていることだけでした。

 当時、私は法を勉強していませんでした。真剣に法を学ぶと、自分の行動がどれほど誤っているかがわかるのですが、自分を正すことが出来なかったのです。当時、スマートフォンを使わない生活は想像することができず、スマートフォン依存症を克服できるとは思ってもいませんでした。

 しかし、慈悲深い師父は私を見捨てず、私が精進していない間も私に指摘を続けてくださいました。ある日、宿題をしていると、別の部屋からMP3プレイヤーで流れてきた大法弟子の交流文章が私の心に突き刺さりました。「今、『娯楽至死』という言葉があります」、「人間の心が重ければ、道の心は淡くなります」私は呆然とし、未知の感情が心に湧き上がりました。

 高校生活は私の人生で最も困難な時期であり、複雑な人間関係と学業のストレスに耐える必要がありました。スマートフォンを使うことで、一時的な喜びを得てこれらの感情を和らげようとしました。しかし、スマートフォンを置くと、空虚感と失望感が瞬時に襲ってきました。その時、私は唯一法輪大法が私に人生の意味を理解させることができることに気付きました。私は母親に「お母さんが書き写した『洪吟』を学校に持っていきます。」と言いました。

 寮で、学業の合間に私は鉛筆で『洪吟』を書き写し、暗記しました。徐々に、心が変わっていくのを感じました。人間関係での策略や学業での争い事が段々となくなり、心が静かで平和になりました。

 家に帰った後、再びスマートフォンを手に取り、嘘をついて母親に「スマートフォンで勉強している」と言った時、元々嘘をつくことが得意だった私の中から、特別な不快な感情が湧き上がりました。それは、最初に嘘をついた時に感じた感覚でした。後で私は理解しました。法輪大法が私を本質に戻し、真、善、忍の宇宙的特性に同化させたのです。その後、私は涙ながらに両親に、これまでの8年間、スマートフォンの使用で嘘をついたことを告白しました。私は両親に「これからはもうスマートフォンを使いません。このことを二人に話すのは、次回同じ方法で二人を騙そうとした場合、それを見分けられるようにするためです」と言いました。

 不思議なことに、私がすべての真実を話すと、スマートフォンへの執着も気づかぬうちに消え去り、スマートフォンへの中毒から簡単に抜け出すことができました。私は師父が弟子の誠実な改心を見て、執着心を取り除いてくれたことを知っています。弟子はここで師父に感謝いたします!

 あの時の日々を振り返ると、まるで長い夢から目を覚ましたかのようです。法輪大法が私を汚れた混沌とした世界から引き上げ、返本帰真する道を示してくれました。

 二、精進し着実に修める 師父からの励まし

 私は幼少期から父母に従い法輪大法を学んでいましたが、師父の他の教えを完全に学んだことはありませんでした。高校を卒業した後、夏休み中に師父のすべての教えと経文を読み切る決意をしました。その時、私はとても精進していて、朝3時に起きて煉功をし、少し寝てから法を学び、一日中法を学んでいました。法を学ぶ過程で、法理の理解がますます深まり、人生と修煉の意味を真に理解するようになりました。

 ある日、昼寝をしていると、非常に鮮明な夢を見ました。私と同級生たちは車で遠くへ行き、ドラマの主役とヒロインの役を競っています。長い間待っても私の番が来ませんでした。その時、私は突然思い出しました。学校の試験が近づいていることを思い出し、学校に戻らなければならないと思いました。私はその建物から飛び出し、学校に向かう道を記憶を頼りに駆けました。目を覚ました後も、夢の光景は鮮明に思い出されました。

 私は母親と同修にこのことを話すと、これは師父が私を励まされているのだと悟りました。人生は舞台のようであり、私はその舞台で長い間迷っていましたが、今は正しい道に戻ることができました。気づくのが遅かったかもしれませんが、私は確実に修煉し、最後の道を歩みます。

 三、大法弟子の風格を示し、世人を救う

 大学は小さな社会のようであり、学生同士でさまざまなグループが形成されます。私たちの寮には、よく他人を怒鳴ったり、高圧的な態度で話す女性がいました。軍事訓練の際、彼女は私の隣に立ち、私が掛け声を間違えるたびに私を叱りつけました。私は自分を修煉者として考えているので、それを気にせず、その同級生に差別心も抱きませんでした。

 ある日、他の同級生が彼女に、私に対する言動に耐えかねて、言い返しました。そして、私に彼女の悪口を言いました。私は不当に扱われているとは感じず、自分に原因を探しました。大法弟子として、経験するすべての困難は良いことであり、心性を高めるためのものであると理解しています。私は彼女の言葉に感情的にならず、大法弟子は誰に対しても善意を持たなければならない、と心に留めました。

 徐々に、寮の他の人々もその同級生を嫌い、彼女を孤立させ始めましたが、私は彼女に対して常に友好的な態度を保ちました。寮の同級生たちが彼女に集団で対抗した時も、私は流されなかったので、彼女は私を信頼するようになりました。

 新型コロナウイルスのパンデミックの期間中、同級生たちは程度に差はあるものの皆コロナに罹り、私は時間の緊迫性と大法弟子の責任を痛感しました。過去に、真相を伝えたことがありましたが、うまくいかなかったため、消極的になっていました。法を学ぶ中で、法を実証しているのではなく、自分を実証していたことに気づきました。他人が私の意見に反論すると、私は相手に対し、早く切り抜けてしまおうと焦り、論争に巻き込まれないようにして、法と人を救うことを第一に置いていませんでした。

 ある日、同修の交流記事を読んでいると、同修の言葉が私に大きな啓示をもたらしました。私とその同修の状態はとても似ていたのです。私は他の人が生死にかかわる瞬間に、まだ真相を理解していない人がたくさんいるのに、彼らを救えないことから、落ち込み、自責の念に陥っていました。私は心を静め、自分の原因を探しました。そして、自分自身の私心が原因であることに気付きました。自分の意見に反論されないように、早く三退させたいと思っていたこと、他の人が私の意見を受け入れないことを恐れること、自分の感情が傷つくのを恐れることなど、すべては私心から来ていました。私が人を救おうとする目的は、自分自身のためで、他人の為ではなかったことに気付きました。

 その後、皆から良く思われていない同級生が私を夜の夕食に誘いました。彼女は「夕食の後、キャンパスを散歩しようと思います」と言いました。これは師父が私に与えた人を救済する機会です。今回、私の心は驚くほど静かで、以前のように他人に自分の意見をどうやって説明し、受け入れさせるかを考えることはありませんでした。私は心の中で「私心を捨て、一念を守り、衆生済度をします」と考えました。

 以前、彼女に中国共産党による法輪功への迫害の真実を伝えたことはありましたが、彼女は興味がないと感じていたので、続けることはできませんでした。今回は新型コロナウイルスの話から始め、中国共産党が事実を隠していることと法輪功について語りました。途中、彼女は何度か話題を変えようとしましたが、私は私心に応じず、一念を守りました。法を実証し、人を救います。そして、ゆっくりと話題を元に戻しました。

 私はキリスト教徒が迫害され、三度の大流行病が起き、そして現在の大流行について話し、最後に彼女に「三退して、平安を保ってください」と伝えました。彼女は「それなら、あなたが私の三退の手続きをしてください」と言いました。私は驚きましたが、彼女が同意してくれたことを理解しました。すべては師父の計らいによることだとも理解しています。

 彼女と散歩し、真相を伝えた後、法を学びに向かう途中、私は「師を手伝って法を正す」という言葉の意味を突然、理解しました。真実を伝えて人々を救う過程で、私たちは師父を助けているにすぎず、全ては師父がしているのです。

 私は自分にはまだ多くの不足があることを理解しています。しかし、私は確実に修めるよう努力し、大法弟子としての責任を果たし、師父の慈悲なる再度に背かないようにします。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/29/464593.html)
 
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