文/日本の大法小弟子
【明慧日本2023年9月11日】私は日本の12歳の法輪功学習者です。小さい時からお父さんとお母さんと修煉しています。今年の夏休み、同修であるおじいちゃんとおばあちゃんの家に行き、私の2人の従兄弟(いとこ)も一緒に約1ヵ月間滞在しました。その間に、心性を試されるいろいろな出来事があり、いくつかの修煉体験を紹介します。
一、プールで心性を試されたこと
私は、お母さんと2人の従兄弟とプールへ行きました。長男は6歳、次男は5歳です。3人で泳いでいたら、とても人が多く、1人の男の子が私の足にぶつかってきました。そして突然、私の足を掴み、引っ掻いてきました。さらに、私と次男に水をかけてきて、「バカ、バカ!」と言ってきたのです。私はとてもびっくりして、足も痛いし、「向こうからぶつかってきたのに、なんてひどいことをするんだ」と思いました。でも、すぐに「これは試練だ」と思いました。以前の私だったら、悪口を言い返すか、泣いていたでしょう。今回は、徳をもらっているから言い返してはいけない、前世の借りを返しているかもしれないと気づいたので、何事もなく乗り越えられました。後でお母さんにこの出来事を話していた時、2人の従兄弟は、その意地悪をしてきた男の子がどこにいるかを一生懸命に探していて、許せないようでした。お母さんは2人の兄弟に、「悪口を言い返したり、やり返したりしたら、良くない黒いものが溜まるから、今日のお姉ちゃんを見習ってね」と言いました。
二、ショッピングセンターで心性を試されたこと
私は、ショッピングセンターのおもちゃ売り場で従兄弟と遊んでいました。そこには、おもちゃの大きなキッチンと、小さなキッチンがありました。従兄弟と私は、大きいキッチンで遊んでいました。しばらく遊んでいると、隣の小さなキッチンに、4、5歳くらいの2人の姉妹とお母さんがやってきました。
姉妹は何も料理の材料がないので、半分分けてあげましたが、「まだ全然足りないね」と言っていたので、もう少し分けてあげました。しまいに、私はにんじん1つだけになってしまったにもかかわらず、「にんじんがないと、カレー作れないよ」と姉妹が話していました。私は最後のにんじんまで渡してしまうと、材料がなくなるので、遊べなくなります。だから、渡したくありませんでした。でも、姉妹が困っている様子を見て、渡した方がいいかと悩んでいました。
その時、ある声が聞こえてきて、「あなたはいつもそこで立ち向かわないから、あとで悔やむのです」と言われました。確かに、私は今まで試練が来てもなかなか行動できず、後であの時こうすれば良かったといつも悔やんでいたのです。お言葉を聞いて納得し、にんじんを渡そうと思いました。
すると姉妹のお母さんが、「小さい子に譲ってくれる?」と言ってきたので、「やっぱりすぐ渡せば良かった…」と思いながら、恥ずかしい気持ちと悔しい気持ちで渡しました。後で、私のお母さんにこの出来事を話すと、「師父は小学生にもこれほどのレベルの事を要求されるなんて、大人はもっとしっかり頑張らないといけないね」とお母さんは言いました。
三、従兄弟のお腹が痛くなった時のこと
ある日、長男がお腹が痛いと言い、何日も便が出ておらず、お腹にガスが溜まっているようでした。何回もトイレに行きましたが便は出ず、ずっと痛がっていました。夜中も痛みで何度も起きて泣き、翌朝になってもまだ痛いと言っていました。しまいには、私のお母さんが浣腸の薬を買ってきて、入れましたが、長男は我慢できずすぐトイレに行き、薬だけが出てきてしまいました。
その後もまだお腹が痛いので、長男とおばあちゃんは「もう師父にお願いするしかない」と言いました。長男が「師父、助けてください」とお願いをした次の瞬間、「あれ、もう痛くない!」と言って、便もすぐに出ました。部屋に戻ってきて、半日ぶりに笑顔になった長男は「師父にお願いしたら、すぐに良くなったよ!」と言い、次男は「師父が一番だね!」と言いました。私は昨日からずっと苦しんでいた長男を心配していたので、師父のご慈悲に感動して涙が出ました。
おばあちゃんが、「皆が毎日修煉を頑張っているから、困った時は師父がすぐに助けてくれるね」と言いました。すると長男は、「でも、どうしよう。僕は家に帰ったら、師父の写真がないよ」と言いました。「大丈夫、師父は常にそばで見守ってくれているよ」と私のお母さんが言い、長男は安心しました。
四、毎日の学法、煉功、発正念
この1ヵ月はほぼ毎日、従兄弟2人と一緒に煉功、発正念、洪吟の学法をしました。最初、次男は第四式の手を回すところができなかったけれど、師父の煉功ビデオを見ながら一緒にやると、不思議なことにいつの間にか第四式が綺麗にできるようになっていたのです。そして次男は、ビデオの師父を見て、「師父、教えてくれてありがとう」と言いました。
2人の手の位置がズレたりすると、私は細かく注意しましたが、何度注意しても2人は嫌がることもなく真剣に煉功していました。
2人が先に自分の家に帰ってから、私は1時間の第二式にチャレンジしました。途中で腕が痛くなった時、おばあちゃんに「腕を下ろしてもいいよ」と言われました。
私は今まで自分にはできるわけないと思っていましたが、やってもいないのに決めつけるのは観念だと気づきました。私は「諦めずに一時間突破してみせるよ」と言いました。
今回の滞在中に、次男は動功45分、長男は1時間できたので、私は第二式の1時間をやり抜くぞと思い、達成できました。終わった時に、固い決心がなかったら途中で諦めていただろうと思いました。その3日後、私は初めて1時間30分の動功ができました。
五、嫌いな食べ物に対する観念を取り除く
私は、エビが大嫌いでした。他にもナスや、カニ、イカなど食べられないものがあまりにもたくさんあります。ずっと、直さないといけないと思いながらも、いつも逃げてばかりいました。おじいちゃんとおばあちゃんは料理が上手で、エビなど美味しいものをたくさん用意してくれたので、今回の滞在中に、必ず突破しようと決めました。でも、従兄弟が美味しそうにエビを食べていても、私はどうしても勇気が出ませんでした。次男は去年まで鮭しか食べられなかったのに、今年は野菜や納豆など食べられるものが増え、一口でもチャレンジしようとする姿を見て、励まされました。
家に帰る前日、私はなぜこんなにエビが嫌いなのかと考えたら、これは自分の観念で、こだわりすぎていることに気づきました。いよいよ食卓にエビの料理が運ばれてきました。私は、すでに緊張してとても不安でした。そして、エビのお皿を20分間見続け、しまいには涙が溢れ出てしまいました。「もう明日にしよう」と逃げたい気持ちが出てきました。
でも、「苦労を先延ばしして、今日逃げたら結局明日も逃げるかもしれない」と思い、もう逃げないと決めました。食べた後、落ち着いて振り返ると、先程はなぜあんなに怖がって、泣いてしまったのだろうと恥ずかしく思いました。でも自分で悟って、一歩前に踏み出すことができました。次の日には、ナスとピーマンにも挑戦して、食べることができました。これからも少しずつ、観念をなくしていって、いろいろなものを食べられるようになりたいです。
こうして、従兄弟と3人でまるで修煉合宿をしているような1ヵ月間があっという間に過ぎ、充実した夏休みが終わりました。心性を向上させる体験をたくさん按排してくださった師父に感謝します。これからもしっかり修煉を精進していきたいと思います。